その6からの続きです。

八戸駅で、青い森鉄道の青森行きに乗り換えますが、第三セクター転換後、この区間は初めての乗車です。

八戸を17時12分に発車しましたが、この日は沿線の三沢基地の公開があったようで、この列車も、三沢駅で大量の乗車がありました。

青森に到着し、これから乗車する急行「はまなす」の発車まで約3時間ありますが、その間に汗を流すべく、駅近くにあるこちらのスーパー銭湯に入ってみます。
青森まちなかおんせん

青森駅から徒歩10分程度にあり、営業時間は23時まで、入浴料は大人420円でタオル貸し出しは200円、という場所・価格ともに急行「はまなす」の乗車前後に立ち寄るにはもってこいのスーパー銭湯といえるでしょう。
これから「はまなす」に乗車される方には是非参考にして頂ければと思います。

本日朝5時から乗り続けている疲れをここで流し、夕食を済ませて青森駅に戻り、「はまなす」に乗車するべくホームに向かいます。
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「はまなす」の入線時刻は21時45分頃との案内があったので、少し時間があるなと思ってホームに降り立つと、思いもよらない列車が停車していました。

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寝台特急「トワイライトエクスプレス」大阪行き。
青森駅では方向転換および機関車交換のため、長時間停車しますが、ちょうどそのタイミングに遭遇することができました。
「トワイライトエクスプレス」自体はこれまでも写真に撮っているので、一枚だけ青森駅の様子として記録に残しておきます。

21時45分頃、案内放送とともにDE10に牽引された急行「はまなす」が入線しました。


早速車内に入ります。
今回乗車するのは4号車の「カーペットカー」です。
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ご覧のとおり横になって眠ることができる車両ですが、これが急行券・指定席券の料金で利用することができ、尚かつ毛布・枕がついているという、破格のサービスの車両といえます。
更に上段は隣の席(区画)と触れ合うことがないことから、このカーペットカーの中でも一番の乗り得の席ということで、非常に人気の高い区画となっています。

今回は、発売日の10時に最寄り駅で発券してもらい、上段ではなく下段となりましたが、それでも快適な睡眠が期待できそうです。

発車時刻まで30分ほどあるので、あちこち見て回ります。

ED79型機関車を先頭にした「はまなす」編成を跨線橋から
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スハフ14形客車
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青森駅の駅名票をバックに撮影
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「はまなす」のテールサイン
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車内の様子です。
自由席車(7号車)
製造当初の簡易リクライニングシートが並んでいます。
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指定席車(ドリームカー、5号車・6号車)
かつての特急列車グリーン車の座席を使用しており、カーペットカーとまではいかないかもしれませんが、こちらも十分なリクライニング角度でゆっくり眠れるものと思われます。
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ドリームカーには、フリースペースが設けられています。
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あれこれ撮影して車内に戻ると、22時18分の発車時刻となりました。
客車列車特有のショックを感じながら、札幌へ向けて出発します。
青森発車直後の車内放送を動画で録画しておきました。


通常なら、ここでぐっすり眠ることになるのですが、今回に限っては、次の函館まで何としてでも起きていなければなりません。
深夜の景色を眺めたりしながら、何とか眠気と戦いながら、函館駅に到着します。

函館では結構な乗客が降りていきました。
「はまなす」の利用に関しては、札幌方面への夜行列車に加えて、函館への最終列車という意味も兼ね備えた列車であることを実感しました。
そうすると、北海道新幹線開業後に、「はまなす」の後継となる夜行列車が札幌方面へ向けて引き続き運行されるのかどうかは需要の面から考えると微妙な雰囲気があるのかもしれません。

ともあれ、ここ函館まで起きて待っていたのは、機関車の交換(ED79→DD51)のシーンをこの目で見ておきたかったからです。

函館駅で進行方向が逆転する関係上、列車後方にそのままDD51が連結されるのですが、その連結の様子を録画で撮影してみました。


連結作業が完了となり、写真撮影に移ります。
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機関車と客車の連結部
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方向幕
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1号車(B寝台)の側面
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4号車(カーペットカー)の側面
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中秋の名月が近いことから、明るい月をバックに「はまなす」の方向幕を撮影してみました。
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1時23分に函館を発車すると、緊張が解けたのか、そのまま熟睡することとなりました。

翌朝、苫小牧発車後に目が覚めました。
早朝の北の大地の様子を車内で揺られつつ朝の支度をしながらのんびり眺めます。
新札幌を発車し、次は終着駅の札幌です。
新札幌〜札幌の様子を、車内放送も交えて録画しました。


6時7分、定刻に札幌に到着しました。
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札幌駅では先頭の機関車は、このような形での撮影となりました。
角度的に厳しいところですが、朝のDD51の姿が記録できただけでもよかったといえるでしょう。

反対側のオハネフ25も撮影しておきます。
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これで、今回の旅行の目的ちのでの全てのミッションは終了し、新千歳空港から帰宅することとなりました。

続く「その8」からは、今回訪問・通過した街のなかで、特に東日本大震災の津波の被害の激しかった陸前高田・大船渡・釜石での写真や記録を中心にご紹介したいと思います。


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