JRグループ各社では、12月から2月にかけて運行される冬の臨時列車・増発列車の概要を発表しました。

平成26年度【冬】の臨時列車の運転について(12月から2月):JR西日本
冬の増発列車のお知らせ (JR東日本|プレスリリース)

臨時列車の概要は上記プレスリリースをご覧いただくとして、今回の発表で注目の列車があったのでご紹介したいと思います。
その列車は、東京〜出雲市の「サンライズ出雲91号・92号」です。その名の通り、定期列車の「サンライズ出雲」の増発として運行されるものです。
運行日は東京発が12月29日・1月4日、出雲市発が12月28日・1月3日の2往復4本となっています。
注目すべき点は停車駅と運行時刻で、東京発の91号は東京22:40発〜出雲市13:25着のダイヤで、停車駅は東京・横浜・大阪・姫路・岡山・倉敷・新見・米子・安来・松江・宍道・出雲市となっています。
また出雲市発の92号は、出雲市14:48発〜東京6:00着のダイヤで、停車駅は出雲市・宍道・松江・安来・米子・新見・倉敷・岡山・姫路・三ノ宮・大阪・横浜・東京となっています。

定期列車の合間を縫ったダイヤ、ということもあるのでしょうが、下りはかなり遅い時間、上りは逆に早い時間の設定ということで、特に山陽本線や伯備線では、通常よりも明るい時間にこのサンライズ出雲が見られることになります。
加えて、上記停車駅の紹介でも太字で強調しているように、上下ともに大阪駅に停車することとなっています。

定期列車の「サンライズ出雲」は、下りは大阪駅は通過、上りは停車しますが大阪発が0時34分発と日付が替わってからの発車となっています。
しかし今回の臨時列車では、下り東京駅発が22時40分、上り東京駅着が6時00分ということころから考えると、大阪駅の発着時刻もそれなりに利用しやすい時間帯になるのかも知れないな、と思いました。
そうなると、かつての寝台急行「銀河」のような東京〜大阪を結ぶ夜行列車としての利用も現実的な選択肢としてあり得るのかな、とも思いました。

昨今の出雲大社への観光客の増加から、「サンライズ出雲」の臨時設定が行われたものと思われますが、ダイヤをみると、もしかしたら東京〜大阪の285系を利用した夜行列車のテストケースなのか、という気もしましたし、次期以降の設定がどのようになるのか、にも注目したいなと感じたニュースでした。

臨時寝台特急 サンライズ出雲91号 92号運転を発表 - 関西・えちぜん鉄活日記&情報局 - Yahoo!ブログ


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