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2015年の4月にこちらのエントリーこちらのエントリーで大阪〜新門司間で、名門大洋フェリー、阪九フェリーの両社に乗ることができました。
それぞれの乗船記は上記のエントリーで取り上げたのですが、折角両社の乗船ができたことから、これらの両社を比較した違い等をご紹介することで、これからこの航路を利用する方の比較の参考になればいいかなと思い、記してみることにします。
なお記載内容は、管理人が気がついたり、コメントがあれば見なおしていますが、正確な情報は公式Webサイトをご覧下さるようお願いいたします。

【2018.9.29更新】
「●発着地(北九州側)」を更新しました。
(高速バス「ぎんなん号」休止のため、当該記述を追記)

【2018.5.26更新】
リンク切れの箇所を修正しました。
【2018.2.10更新】
名門大洋フェリーのWebサイトリニューアルによりリンク切れとなっていた箇所を修正しました。
新造船就航の内容を、現在の状況に修正しました。
【2015.9.5更新】
阪九フェリーの写真を「フェリーすおう」から「いずみ」に差し替えました。
「発着地」「通信環境」の記載内容について更新した上、「発着地」を大阪側・北九州側で分けました。


名門大洋フェリー(以下「名門」)、阪九フェリー(以下「阪九」)の両社の船舶・ダイヤなど詳細は、下記公式Webサイトから確認することができます。
大阪〜九州の船旅は【名門大洋フェリー】
九州と大阪・神戸を結ぶ、快適クルージングの阪九フェリー
以下に記す内容は、あくまで私個人が両社のフェリーに乗船してみた感想をもとに比較をしていますので、正確な情報は、上記Webサイトを元にご確認下さい。


●発着地(大阪側)
両社での大きな違いの一つが大阪側の発着地です。
名門は大阪南港、阪九が泉大津港で、同じ大阪府内ですが、双方は数十キロ離れているので、注意が必要です。
・大阪南港
乗り場案内 (大阪南港への電車・バスでの交通アクセス) | 名門大洋フェリー
乗り場案内 (大阪南港への車での交通アクセス) | 名門大洋フェリー


・泉大津港
泉大津 | 乗り場とアクセス | 航路・船舶紹介 新門司⇔泉大津 | 阪九フェリー


徒歩でのアクセスの面では、名門の大阪南港は大阪市交通局ニュートラムのフェリーターミナル下車から徒歩約5分に対し、阪九の泉大津港はJR和泉府中駅・南海泉大津駅からバスとなるので、名門の方が優位でしょうか。
乗り場案内 (大阪南港への電車・バスでの交通アクセス) | 名門大洋フェリー
連絡バスでのアクセス|泉大津 | 乗り場とアクセス | 航路・船舶紹介 新門司⇔泉大津 | 阪九フェリー

名門の場合は、ニュートラムの他、南海バスの堺〜南港線の一部便が南港フェリーターミナルを経由しますので、大阪南部方面からの利用の場合は、こちらも選択することが可能です。
南海バス|堺・南港線

阪九の連絡バスは、JR和泉府中駅・泉大津駅〜泉大津港のバス(JR和泉府中駅から270円、泉大津駅から無料)の他、泉大津港〜なんばOCAT(有料:410円)がありますので、こちらもまた、出発地に応じて選ぶことができます。
FERRY LINE 泉大津-なんば・J-GREEN堺線| 大阪府岸和田市のバス会社

車の場合は名門は阪神高速湾岸線の南港北あるいは南港南から、阪九の場合は阪神高速湾岸線泉大津からのアクセスとなります。

●発着地(北九州側)
一方、北九州側の発着地は同じ新門司港となっていますが、ターミナルが両社で2kmほど離れた場所にあります。
乗り場案内 (新門司港への車での交通アクセス) | 名門大洋フェリー


新門司 | 乗り場とアクセス | 航路・船舶紹介 新門司⇔泉大津 | 阪九フェリー


カーナビで設定される際には、乗船するフェリーの会社名を間違わないように注意して下さい。

徒歩利用の場合、両社とも、小倉駅・門司駅より連絡バス(無料)を運行しています。
乗り場案内 (新門司港への無料送迎バスでの交通アクセス) | 名門大洋フェリー
新門司 | 乗り場とアクセス | 航路・船舶紹介 新門司⇔泉大津 | 阪九フェリー

また名門のターミナルへは、北九州〜熊本の高速バス「ぎんなん号」が乗り入れており、上下とも1便(17:00発・5:30着)に接続しています。
熊本⇔北九州(小倉・新門司港)高速ぎんなん号 | 産交バスに乗ろう! | 産交バスポータルサイト
⇒「ぎんなん号」は2018年11月30日(金)の運行をもって休止となります。
参考:【九州産交バス】高速バスぎんなん号(北九州〜熊本)休止を発表(2018.11.30限り)新門司港乗り入れも休止へ : 阪和線の沿線から


●ダイヤ
航路・ダイヤ | 名門大洋フェリー
運航ダイヤ | 阪九フェリー
ダイヤは、名門が一日二往復、阪九が一日一往復となっており、大阪府内からの場合は名門の方が本数は多くなっています。
運航時刻は、名門は17時発・19時50分発に対し、阪九は泉大津便が17時30分発となっています(大阪・新門司発とも同時刻)
なお所要時間は約12時間30分となっています。
ちなみに、阪九はこれらとは別に神戸発着の航路もあり、これを合わせると両社で同等の便数となります。

●運賃・割引制度
運賃・料金 (旅客運賃・料金) | 名門大洋フェリー
旅客運賃・手荷物運賃 | 運賃料金と割引 | 阪九フェリー|九州−関西間の船のご予約・運賃・空席照会
運賃は大人片道、通常期で2015年4月現在では、下記の通りです。
(一部の等級を抜粋)
名門:2等6,370円、2等洋室7,710円、1等洋室14,090円、特等室18,710円、自動車航送4m以上5m未満17,900円
阪九:2等/スタンダード和室6,370円、2等指定B/スタンダード・シングル8,940円、デラックス・シングル11,000円、スイート18,710円、ロイヤル24,890円、自動車航送4m以上5m未満17,900円
(運賃は、適宜見直しされていますので、利用の際に確認下さい)

割引制度は、復路割引・インターネット予約割引・早期購入割引・会員カード割引(名門:シティラインカード、阪九:マリンメイトクラブ)等、両社とも同じような割引制度が設定されています。
運賃・料金 (各種割引制度) | 名門大洋フェリー
各種割引一覧 | 運賃料金と割引 | 阪九フェリー


●提供クラス
名門・阪九とも船により個室の定員が違っているのですが、特別室・ロイヤルから二等(いわゆる雑魚寝)まで、各種ランクが揃っています。
両社の就航船と部屋のクラスを見比べるだけでも楽しいと感じる方も多いかも知れません。
船内のご案内 (船内案内) | 名門大洋フェリー
客室のご紹介 | 船舶・船室紹介 | 航路・船舶紹介 新門司⇔泉大津 | 阪九フェリー

●レストラン
両社の大きな違いの一つがレストランです。
名門はバイキング形式、阪九はカフェテリア形式となっています。
レストラン・売店 (展望レストランのご案内) | 名門大洋フェリー
いずみ | レストラン | 航路・船舶紹介 新門司⇔泉大津 | 阪九フェリー|九州−関西間の船のご予約・運賃・空席照会
ひびき | レストラン | 航路・船舶紹介 新門司⇔泉大津 | 阪九フェリー|九州−関西間の船のご予約・運賃・空席照会

個人的にはアツアツのステーキも注文できた阪九の方が気に入りましたが、好きなものを好きなだけ食べることができるカフェテリアが好きな方もおられると思いますので、両社を比較する際に、レストランの違いも考えてみるのもいいのかも知れません。

●上級船室のサービス
1等・デラックス等の上級船室では、両社ともタオルや歯ブラシ等のサービスがあり、ホテルに宿泊するような感覚で移動することができます。

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1等船室でのサービスでは違いはないのですが、阪九の方はこれらのグッズが巾着袋に入っていました。
大浴場への持ち運びにも意外と重宝するので、このサービスは有り難いなと思いました。

なお、バスタオルは特等室・特別室・ロイヤルのみでサービスされているのですが、両社とも船内売店で1,000円程度で販売されています。
乗船の思い出に購入するのもいいのかも知れませんね。

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阪九のフェイスタオルと名門のバスタオル

なお、上等船室を選ぶ理由としては、単に部屋の広さやサービスという面もあるのですが、二等船室に多い団体客から隔離され、静かな環境で熟睡できるという点からでも価値はあるのかな、とも思いました。


●通信環境
両社とも、瀬戸内海を航行するので、携帯電話の電波は、おおよそエリア内となっています。
但し、海上であることから電波の状態が不安定になることもあるので、通話の場合は途切れることもあるのであらかじめ注意が必要です。

また、船という乗り物の性格上、奥まった部屋では携帯電話の電波が入らない場合もあります。
携帯電話の電波が気になる方は、乗船時には、あらかじめ部屋の場所を確認し、なるべく外に近い部屋を選ぶように気をつけてもいいのかも知れません。


●揺れ・船酔い
私自身は乗り物に強い方で、船酔いやバス酔いとは無縁のため、あまりこれらについて真剣に考えたことはないのですが、名門・阪九が運航する航路は、瀬戸内海を航行するため、揺れは少ない方ではないのかなと思います。
勿論、酔いやすい人は船酔い対策をした上で乗船するのに越したことはないのですが、大荒れな天気でなければ気持ちよい船旅が味わえると思います。


●意外に使える交通手段のフェリー
以上、名門・阪九の比較を気のついた点を中心に記してみました。
総じて言えば、ダイヤやアクセスの点では名門、レストランやWi-Fiなどの細かいサービスでは阪九の方がいいのかな、とも思いました。
とはいえこれは、両社の違いを敢えて挙げた上で優劣をつけるとすれば、との結論なので、名門・阪九どちらに乗船しても満足いく船旅が楽しめるのではないか、と感じました。

名門・阪九両社が運航する大阪〜新門司では、他の交通機関としては、新幹線・航空・高速バス、また山陽自動車道を自ら運転するという手段もあります。
フェリーはスピードは遅いものの、その分ゆっくり眠ることができ、ホテルで前泊したかのように翌朝早くから行動できることを考えると、案外使える交通手段なのかなとも思いますので、これまでフェリーに乗ったことがない方でも試してみる価値はあるのかな、とも思います。

●2015年就航の新造船
名門・阪九の両社が運航する大阪〜新門司航路。
現在最新の船は、いずれも2015年に導入された阪九「いずみ/ひびき」、名門「フェリーおおさか供織侫Д蝓爾たきゅうしゅう供廚箸覆辰討い泙后
航路・船舶紹介 新門司⇔泉大津 | 阪九フェリー|九州−関西間の船のご予約・運賃・空席照会
船内のご案内 (フェリーおおさか供▲侫Д蝓爾たきゅうしゅう MAP) | 名門大洋フェリー

これらの新造船は、いずれも個室の充実やバリアフリーの充実といった、充実したサービスが提供されており、より快適なフェリーの旅行が楽しめることに違いないと思われます。
頻繁にフェリーに乗れるわけではないのですが、機会があれば様々な航路での乗船記をご紹介できればと思っています。
検索でも割とヒットするこのエントリーですが、この記事を通じて、より多くの方にフェリーの旅に興味を持って頂ければ嬉しいな、と感じています。

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