青森〜札幌を結ぶ急行「はまなす」。
昨年9月のこちらのエントリーではカーペットカーに乗車、今回の青森方面の旅行の際、こちらのエントリーでご紹介したように、津軽線・油川駅〜津軽宮田間で撮影したりしました。
そして今回、この「はまなす」のB寝台に乗車してみることにしました。

DSC00081_R
DSC00080_R
21時40分頃に青森駅に到着すると、既に「はまなす」が入線していました。
どうやら今春のダイヤ改正で入線時刻が21時36分と繰り上がった模様です。
入線時の様子を撮影したい方は気をつけたいところです。

DSC00084_R
先のエントリーで撮影した編成が折り返し札幌行きとなるので、予め分かっていたことですが、この日は通常2両のB寝台1両増結され、3両編成となっていました。
DSC00090_R
また、3両あるB寝台のうち、1両は14系、2両は24系となっていましたが、この24系には金色の帯が施されていました。
今年春のダイヤ改正まで「北斗星」として運用されていた車両ではないかと思われますが、定期運行終了後、こういった使われ方もしているようです。
金帯の「はまなす」も貴重な記録なのかな、とも思いました。

DSC00082_R
DSC00101_R
増結されたB寝台は「増21号車」と表記されています。
この号車番号もJR北海道独特のものといえるかも知れません。

DSC00095_R
青森ベイブリッジと「はまなす」のサボ。

DSC00096_R
つい最近まで、全国で見られた開放B寝台も、今や定期列車ではこの「はまなす」のみとなりました。

本日乗車したのはこちらの車両。
2号車のオハネ24 502です。
DSC00089_R

DSC00097_R


22時18分の定刻に出発します。
発車時の車内放送を車窓とともに動画で撮影します。


放送でもあるように、この日の「はまなす」はB寝台・カーペットカー・ドリームカー全て満席となっていました。
土曜日出発の列車ということで、利用者は多いのかも知れませんが、まさか増結されたB寝台までもが満席となるとは、根強い輸送需要を実感しました。

列車は津軽線・津軽海峡線を経由していきますが、それにつれて私自身も眠くなっていき、幸いにも寝台という眠りやすい環境が故に、知らないうちにそのまま寝入ってしまいました。

結局、翌朝に夜明けを迎えて苫小牧を出発したところで目が覚めるまで熟睡してしまいました。
勿論、(昨年乗車したとき)には深夜にも関わらず機関車交換のシーンを撮影した函館駅の到着に気づくこともありませんでした。

できれば機関車交換のシーンを見届けたかったのですが、今朝は早朝4時前から活動していただけに、その疲れもあってか、爆睡してしまった、といったところでしょうか。

とはいえ、開放B寝台でこれほど熟睡できたこともこれまであまりなかったことから、これも貴重な経験かな、と思いました。

札幌駅には定刻6時9分に到着し、下車の後に先頭の機関車のあたりまで向かいました。
先頭では、DD51型ディーゼル機関車を撮影しようと、多くの鉄道ファンが集まり、列をなして順番に撮影していました。
私もその列に並び、「はまなす」のヘッドマークを撮影することとします。
image
image


6時20分頃、回送列車となった「はまなす」が発車していきますが、その様子を動画で撮影しました。


DSC00121-2_R

下車後、先頭に向かったのも、ひとえにこの動画を撮影したかったに他なりませんでした。
昨年「はまなす」に乗車したときは、このシーンを撮影するのを忘れていただけに、今回その願いがかなった、というわけです。

これで急行「はまなす」のB寝台の乗車記は終わりとなります。
これまで、自由席車・カーペットカーに乗車したこの「はまなす」ですが、北海道新幹線の開業を間近に控えたいま、B寝台に乗車できたのは貴重な体験だったと思いました。

振り返ってみれば、私が初めて北海道入りしたときに乗車したのがこの「はまなす」だっただけに、個人的に強い思い入れがあるのもこれまた事実です。
その思い入れの強さが故に、雨の中での撮影や今回のようなB寝台の乗車をしてみよう、という気持ちにさせるのかも知れないな、とも思いました。

今回の乗車が私にとっての「はまなす」乗車の最後になるのかどうかは知る由もありませんが、仮にそうであっても十分楽しむことができたのかな、と思った乗車記でした。

↓その他の鉄道関係ニュースはこちらからもどうぞ
鉄道コム

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村


鉄道 ブログランキングへ