こちらのエントリーでご紹介したように、JR西日本では381系「くろしお」等の置き換えとして289系(683系の形式変更)を投入することを発表していますが、この度289系の運転開始が10月31日(土)となることが発表されました。

289系車両が10月31日から運転を開始します!:JR西日本

289系で運転する列車は「くろしお」上下10本、「こうのとり」上下14本、「きのさき」上下6本、「はしだて」上下4本となっています。
主な設備としては、トイレは、洋式トイレ・小便所・車いす対応トイレ、コンセントは各客室の最前後部の壁に設置、また多目的室の設備も備えられています。

また、JR西日本和歌山支社では、秋の臨時列車の運転の発表において、381系の運転終了に際し、ラストランのイベントを計画し、通常6両編成のところを9両に増結して運転を行う予定をしています。
なお、ラストランのイベントの詳細については、後日お知らせするとのことです。
平成 27 年度 秋の臨時列車運転について(JR西日本和歌山支社|ニュースリリース)

その他詳細は、上記Webサイト等をご覧下さい。


今年の3月改正の発表が行われた時から、381系の置き換えは発表されていましたが、その置き換えの時期がようやく発表されました。

今回289系が投入される列車のうち、「くろしお」についてみると、全て現行287系で運転されている列車に投入されることとなっているとともに、全てが白浜・紀伊田辺発着の「くろしお」となっています。
どうやら単純に現行の381系の運用を289系に置き換えるわけではなさそうで、また289系が全て白浜・紀伊田辺行きに充当されることから考えると、今後は現行では設定のない287系「くろしお」の新宮行きがみられることにもなりそうです。

また、今回289系の投入により置き換えられる381系ですが、ラストランのイベントが計画されているとのことで、個人的には是非とも行ってみたいな、と思います。
昭和53年10月の紀勢本線・和歌山〜新宮間の電化と共に「くろしお」に投入された381系。その後37年間にわたって大阪と南紀方面を結ぶ特急列車として、観光・ビジネス等、多くの乗客を運んできました。
平成元年にはパノラマグリーン車を連結した「スーパーくろしお」が登場し、前方から眺めることのできるグリーン車は、きのくに線の風光明媚な沿線風景をより楽しめる特等席として、高い人気を誇っていたことと思います。

そんな南紀特急の代表格の381系でしたが、平成8年の283系、平成24年の287系の投入により本数が減ってはきましたが、5.5往復の運用を最後まで担っての引退という、ある意味有終の美を飾ることになるのではないかと思います。

私自身も南紀方面への旅行やビジネスに加え、新大阪方面への新幹線接続特急として381系「くろしお」に幾度となく乗車してきたことから、個人的に馴染みの深い特急車両と思っています。
その最後の姿を、何らかの形で見送りたいなと思いますので、ラストランイベントの詳細発表を待って、じっくり計画を立てたいな、と思ったニュースでした。

北近畿・南紀方面381系は10月30日まで、「花嫁のれん」は加賀屋がサービス: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」
Msykの業務(鉄道)日誌:683系改め289系.営業開始へ〜
JR西日本、381系車両の置き換えとなる289系車両が2015(平成27)年10月31日から運転開始 - kqtrain.net(京浜急行)
wap ONLINE:スーパーくろしお381系10月30日引退、バス乗車人員など


↓その他の鉄道関係ニュースはこちらからもどうぞ
鉄道コム

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村


鉄道 ブログランキングへ