今年4月に発生した「平成28年熊本地震」で大きな被害を受け、現在も全線で運休中の南阿蘇鉄道ですが、そのうち被害が比較的軽度であった中松〜高森間で部分運転を再開することが発表されました。

部分運転再開のお知らせ【中松駅―高森駅区間】 - 南阿蘇鉄道株式会社

運転再開日は平成28年7月31日(日)で、運行本数は1日4往復(普通列車1往復・トロッコ列車3往復)となっています。
運行時刻は以下の通りとなっています。
●高森→中松
高森発 9:30→中松着9:43(普通列車)
高森発13:00→中松着13:21(トロッコ列車)
高森発14:20→中松着14:41(トロッコ列車)
高森発15:30→中松着15:51(トロッコ列車) 
●中松→高森
中松発 9:50→高森着10:06(普通列車)
中松発13:00→高森着13:55(トロッコ列車)
中松発14:50→高森着15:15(トロッコ列車)
中松発16:00→高森着16:25(トロッコ列車)

その他詳細は、上記Webサイトをご覧ください。


平成28年熊本地震で大きな被害を受けた南阿蘇鉄道では、復旧にかかる費用の大きさから廃止されるのではないか、という懸念の声もあります。
10年以上前のブログ記事でもご紹介したように、県境を越えて南阿蘇鉄道(旧国鉄高森線)と結ばれるはずだった高千穂鉄道(旧国鉄→JR高千穂線)が平成17年の台風の被害により復旧を断念し廃止されましたが、南阿蘇鉄道も同じ道を辿るのでは、ということが現実味をもって語られてきていますが、今回の部分復旧が、そういった廃止への懸念を解消し、全線復旧へ向けての第一歩となればいいな、と思っています。

とはいえ、南阿蘇鉄道の全線復旧には大きな壁、それもお金という非常にシビアな問題が立ちはだかっていることには違いなく、今回の部分復旧を機に、この問題をどのように解決していき、そして全線復旧につなげていくことができるのかに注目していきたいと思ったニュースでした。



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