日本系のLCC(格安航空会社)の一つのバニラエアでは、この度大阪(関西)〜奄美大島線を開設することを発表しました。

大阪(関西)=奄美大島線開設 | バニラエア Vanilla Air - 国内 海外 レジャー・リゾート路線のLCC 格安航空券の検索・予約

上記発表資料によると、バニラエアの大阪(関西)〜奄美大島線の就航日は2017年3月26日(日)で、運行スケジュールは下記の通り1日1往復を予定しているとのことです。
・3/26〜4/5:
JW873便・関西12:25発→奄美大島14:10着、JW874便・奄美12:25発→関西13:50着
・4/6〜6/30:
JW873便・関西12:15発→奄美大島14:00着、JW874便・奄美14:40発→関西16:05着


また運賃は、コミコミバニラ(片道)が6,780円〜、シンプルバニラ(片道)が4,780円〜となっています。
(ピーク時は+1,100円〜)
加えて、新規路線開設記念「わくわくバニラ」として、片道1,980円〜の記念セールも実施するとのことです。

その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

こちらのエントリーで、バニラエアの関空〜成田・関空〜函館線の開設をご紹介したばかりですが、それに続くバニラエアの関空発着国内線として、今度は奄美大島線の就航が発表されました。
奄美大島に関しては、バニラエアは成田〜奄美大島線を就航してから二年半が経ちましたが、利用状況は順調に推移しているようで、バニラエアの就航で奄美大島を訪問する旅行者も増えている模様です。
今回の関西〜奄美大島線の就航により、関東に加えて関西地区からも奄美大島をこれまで以上に気軽に訪問することが可能となるとともに、関西地区にも多いと考えられる奄美群島の出身者の帰省等の手段としての利用が期待されるものと思われます。

先の成田〜奄美大島線の就航の際のエントリーでも記しましたが、私自身大学時代に一度奄美群島(奄美大島・沖永良部島)を訪問したことがあります。
当時は往復ともに関西〜奄美大島の日本エアシステム(JAS)の便をスカイメイトで利用しましたが、当時の運賃でも14,000円程度していたかと記憶しています。
加えて、12月の平日ということもあり、往復ともにかなりの空席があったように記憶していて、シーズンにより利用率に大きな差が出る離島路線の厳しさを感じた旅行でもありましたが、その路線に今度はLCCというスタイルの航空会社が就航することから、これまた注目と感じました。
採算に乗せるためにはレガシーキャリアよりも高い搭乗率が求められるLCCにおいて、季節波動の大きい関西〜奄美大島線でどのような利用促進策を打ち出してくるのか、といった点も個人的には気になるところといえるでしょうか。

ちなみにこのJASによる関西〜奄美大島便ですが、その後伊丹発着に切り替えられ、更には運行会社も日本エアシステムの合併により日本航空(JAL)の運行となり、現在に至っているわけですが、そこに今回、バニラエアが当時のJASと同じく関西〜奄美大島便として就航することとなり、関空〜奄美大島線という括りでみると、およそ10年以上ぶりの直行便復活といえるでしょう。

個人的に機会があれば1泊2日でもいいので利用してみたいな、とも思うのですが、これまた鉄道のない奄美大島だけに、訪問順序の優先度は下がってしまうわけですが、それでも機会を見つけて訪問できればいいな、とも思ったニュースでした。



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