今年もこの日がやってきました。
2011年3月11日の東日本大震災の発生から、はや6年が経過しました。

昨年のエントリーでは震災発生5年ということで、石巻線の全線復旧、仙石東北ラインの開業、そして常磐線の復旧見込みの発表がポイントとしてご紹介しました。

それからこの1年の間に、常磐線では小高〜原ノ町間、相馬〜浜吉田間の各区間が運転再開となり、常磐線の北側でみると、小高〜岩沼(仙台)間が結ばれることとなりました。
常磐線(小高駅〜原ノ町駅間)の運転再開について|JR東日本水戸支社
常磐線相馬〜浜吉田間の運転再開日の決定について|JR東日本仙台支社

また、残る運転見合わせ区間についても、浪江〜小高間はこの4月1日に運転再開、富岡〜竜田間についても10月頃に運転再開の予定が既に発表されています。
常磐線の浪江〜小高間は4月1日再開…竜田〜富江間は10月頃に | レスポンス(Response.jp)
報道発表資料:JR常磐線の富岡駅〜竜田駅間の開通の見通しについて - 国土交通省

この1年は特に、常磐線の運転再開が目に見えて進んできたのが、鉄道関係では大きな点といえるでしょうか。
その一方で、既にBRTにより仮復旧となっている気仙沼線・大船渡線についても、鉄道による本復旧を断念し、BRTによる本復旧を進めることとなったのも、この1年の間で決まったこととして、挙げておかなくてはいけません。
【気仙沼市】気仙沼線のBRT本復旧を受け入れ。鉄道での復旧は断念。 : 阪和線の沿線から

今後、東日本大震災からの復旧という意味では、福島第一原発に近い所を走る常磐線・富岡〜浪江間(2019年度末)、JR東日本から三陸鉄道へ移管される山田線・宮古〜釜石間(2018年度)の復旧により、鉄道路線に関しては一区切りになるのかな、と思われます。

とはいえ、鉄道路線が復旧したとしても、地域の復興や防災力の強化、それに加えて福島第一原子力発電所の事故後の処理については、まだまだ続く課題であるのは十分承知の上ですが、そういった意味で被災地の鉄道路線が果たしていく役割を交えながら、情報をご紹介していきたいな、とも思っています。

最後に、改めてではありますが、東日本大震災で犠牲になった方々のご冥福をお祈りするとともに、被害を受けられた方々の生活再建、そして被災地の今後の復興を心からお祈りして、本年の震災発生日の追悼となるエントリーの締めとさせていただきます。

竜田−富岡間4月1日から大増発、鉄路復旧も2か月前倒し: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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