こちらのエントリーでご紹介したように、南海バスでは去る4月28日より関西国際空港第2ターミナル線(エアロプラザ〜第2ターミナル間)において、連節バスを導入しています。

大阪府内初の連節バスということで、これは是非とも乗りに行かなくてはと思っていたところ、丁度連休中の昼過ぎに見にいく時間があったので、早速関西空港に出向いて乗車することにしました。

車で直接第2ターミナルに乗り入れ、連節バスが到着するのを待っていると、10分もしないうちに到着しました。
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到着すると、早速大量の乗客が降車していきました。
通常のバスの1.5倍の長さに3枚の扉という収容力の高い連節バスは、荷物の多い旅客の多い関空内のターミナル連絡バスとしては最適な車両であることが分かります。

側面はこんな感じです。
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折り返し、エアロプラザ(第1ターミナル)行きとなるので、乗車してみます。
エアロプラザ行きは比較的空いていたので、車内を撮影してみます。

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車両最後尾から車内の様子を撮影。
18mという長さが実感できます。

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連接部分の蛇腹。
これこそ連節バスの特徴といえます。

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連接部分は走行時立ち止まらない旨の注意。
カーブを通過時、この部分が回転するのでこういった注意が記されています。

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連接部分には、運転席につながるインターフォンが設置されています。

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車両前方部。
特に前方部は座席は少なめで、スーツケース等の荷物の多い旅客の利用に対応した座席配置となっています。

約5分間乗車し、エアロプラザ(第1ターミナル)に到着します。
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折り返し、第2ターミナル行きとなりますので、その合間に撮影してみます。
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車両後部は、このように「全長18.12m 追い越し注意」の注意が記されています。
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真横から撮影してみます。
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連節バスは2台導入されていて、そのうち1台にはこのように関空の地元である田尻町のラッピングが施されています。
あともう1台の南海バス標準カラーの車両は、訪問した時間帯には運行されていませんでした。
早朝などの多客時には2台で運用されるものと思われますが、昼間は1台で運行されているようなので、訪問の際には参考にしてみて下さい。

エアロプラザからの乗客を乗せ、再び第2ターミナルへ向かいます。
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このように、車体を大きく曲げてUターンをしてバスプールから本線に出ます。
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このように、大阪府内初の連節バス・南海バス関西国際空港第2ターミナル線に乗車してきました。
この第1ターミナル〜第2ターミナルの連絡バスですが、こちらのエントリーでも触れたように、この1月に第2ターミナル国際線ターミナルが開業したこともあり、従来から利用者が多かった所に、更に利用者が増加していることから、混雑緩和への対応として導入されたといえます。
訪問時に見たところでは、やはりその混雑緩和の対応としてその能力を遺憾なく発揮しているように感じました。
それは、元々の収容力が大きいことに加え、扉が3枚あることから、通常のノンステップバスに比べてスムーズな乗降が可能となっている点も大きいのかな、とも感じました。
加えて、この路線は、関空島内で完結する路線であり、一般市街地を走る区間が無くほぼ全ての区間が自動車専用道路であることから、連節バスの運行がしやすい条件だといえるでしょうから、第2ターミナルの発着便数拡大により、連節バスが導入されたのは、やはり必然の流れなのかも知れないな、と感じました。

現在は2台で運行されていますが、今後第2ターミナルの発着便数が増加することで同ターミナルの利用者が増加すれば、更なる増備もあり得るのかも知れません。
今回は撮影できなかった南海バスオリジナル塗色の連節バスも含めて、今後改めてご紹介する機会があればいいなと思います。



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