少し前、こちらのエントリーで洲本〜関西空港間の航路復活について、泉州地区のミニコミ誌掲載の情報をご紹介しました。

当時の記事では今年4月に就航の予定としていましたが、その後音沙汰もなく、この計画が立ち消えになってしまったりしたのか、危惧していたのですが、この度突然ではありますが、同航路の就航が発表されましたので、ご紹介したいと思います。

淡路島・関西国際空港間の定期航路が10年ぶりに復活 高速船により1時間でのアクセスが可能に(関西エアポート|ニュースリリース)
株式会社 淡路関空ライン – Awaji Kanku Line

上記発表資料等によれば、洲本〜関西空港間航路の概要は、以下の通りとなっています。

●就航日:
2017年7月9日(日)

●運航会社
淡路関空ライン

●運行ダイヤ:
・洲本発関西空港行き
4:45発・8:15発・11:45発・15:05発・18:05発
・関西空港発洲本行き
6:40発・10:10発・13:25発・16:40発・19:40発

●所要時間:65分(上下便とも)

●運賃:
片道 大人2,800円・小児1,400円
往復 大人5,300円・小児2,700円

その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


その後の情報がないまま、少し気になっていたこの洲本〜関西空港の航路ですが、この度ようやく運行開始が発表が行われました。
就航開始日が7月9日(日)ですが、その直前の報道発表というのも、何やらドタバタ感も感じられたりしないこともないのですが、考えようによっては、当初4月就航が延期となり、ようやく就航の目処が立ったことから、なるべく早く就航したいという現れ、ともいえるのかも知れません。

この洲本・関空航路の特徴ですが、やはり早朝便(洲本4:45発)の設定が注目でしょうか。
この便に乗船すると、関西空港着は5時50分で、LCCを含む早朝便の搭乗にも十分間に合うことができます。
淡路島から関空を介して各地へのLCCを使った旅行は勿論、早朝に多い関空→羽田便を利用したビジネス等の利用にとっても、利便性の高いダイヤ設定といえるでしょう。

一方、ダイヤを見ると1日5往復や、大人片道運賃が2,800円といったところに、強気の設定を感じなくもないのですが、国内外のLCC就航等で関空の旺盛な利用が続く状況もあり、相応の利用者が定着すればいいな、とも感じています。


ともあれ、今回関空〜洲本の航路が復活したことにより、こちらのエントリーでご紹介した深日〜洲本航路と併せて、9月までの期間限定ですが関西空港〜洲本〜深日という航路乗り比べが可能となります。

両航路の時刻表により、乗り比べのパターンをご紹介すると、このような感じでしょうか。
●関空→洲本→深日
関空6:45発→洲本7:45着/9:40発→深日10:35着
関空10:10発→洲本11:15着/13:00発→深日13:55着
関空13:25発→洲本14:30着/16:30発→深日17:25着
関空16:40発→洲本17:45着/19:10発→深日20:05着


●深日→洲本→関空
深日8:30発→洲本9:25着/11:45発→関空12:50着
深日11:40発→洲本12:35着/15:05発→関空16:10着
深日15:00発→洲本15:55着/18:05発→関空19:10着


いずれのパターンも、洲本で約2時間〜2時間半程度の乗り継ぎ時間があるので、その間に食事や喫茶、洲本市内の街歩き、といったように、ちょっとした休憩が可能な感じなので、深日航路が就航中にこのような乗り継ぎを試してみることができればいいな、とも感じたニュースでした。

洲本〜関空間の航路、10年ぶり復活 1日5往復、早朝便にも対応 | 乗りものニュース



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