その1からの続きです。

口羽からは、これまでの江の川に沿った路線から一転、トンネルと橋梁で谷をショートカットする路線となります。
ここから先の浜原までの区間は、昭和50年に開業した、三江線では一番新しい区間で、それまでの間に鉄道建設の技術においても、トンネル掘削や橋梁架設の技術が向上した結果、それまでに開業した区間とは大きく異なる路線形状となりました。

口羽を出発すると、早速橋梁で江の川を渡っていきます。
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口羽〜伊賀和志間
以降、浜原に到着するまで、何度かこのように江の川を豪快に渡っていきます。
前後の区間では、なるべく川を渡らないで済むように、川の流れに沿って走るのとはあまりにも対照的で、このギャップも三江線を乗り通して感じることのできる魅力の一つともといえるでしょうか。

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伊賀和志〜宇都井間

7時12分、宇都井駅に到着します。
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ご存じの方も多いと思いますが、この駅は地上20メートルの高架橋上にある駅で、地上からホームまで116段の階段を上る必要がある駅で、異様に高いところにある駅ということで、かつてから有名な駅で、この異様な駅舎を一目見ようと立ち寄る人も多い模様です。

私自身も、スケジュールの都合がつけるのであれば、この116段の階段を上り下りしてみたいわけですが、わずか4往復の区間ではそれさえも難しいことから、この特異な駅の様子を、車内からではありますが、なるべく記録しておきたいと思います。
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待合室
待合室自体は地上の駅とさほど変わりません。

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発車後、車両後方から宇都井駅を撮影。

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高架橋上に設置された無人駅の様子が、少しでも判別つけば幸いです。

車内は三次から乗り通した6名ほどの乗客が増えも減りもせずのままとなっています。
車内が空いていることをいいことに、駅名標等も可能な限り記録していきます。
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石見松原〜潮間

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石見松原〜潮間

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潮駅 駅名標など

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潮〜沢谷間

7時42分、浜原に到着します。
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浜原駅では、下り三次行きの列車とすれ違います。
意外にもこの列車は2両編成となっていたので、1両編成ばかりと思っていたら意外に感じがしました。
後から知った話ですが、この三次行きに私の知り合いが丁度この日のこの列車に乗っていたとのことでした。
事前に知っていたとしても、旅程の調整はしようがなかったのですが、特に打ち合わせもせずに、旅行先で遭遇するという、奇遇なこともあるものだなと、後からお互いに感じた次第でした。

浜原から先の旅行記は、改めてのエントリーでご紹介していきたいと思います。



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