JR西日本では、2023年春より和歌山線・橋本〜和歌山間に無線式ATCを導入することを発表しました。

2023年春より和歌山線 橋本〜和歌山駅間 に無線式ATCを導入します:JR西日本

上記発表資料によると、無線式ATCとは、連続的な無線通信によって各列車の位置を検知することで、列車間の安全な間隔を確保する保安システムのことです。

特徴としては、運転支援機能の充実や、地上設備のシンプル化が図られることとされています。

導入計画としては、2023年春に一部列車に治して導入を開始し、2024年春に全列車に対して導入完了を予定しています。
参考:【JR西日本】和歌山線・桜井線への新型車両導入、車載型IC改札機によるICOCAエリア拡大を発表。227系が導入(2020年春に全て置き換え) : 阪和線の沿線から
導入車両としては、先に導入のあった和歌山線227系に無線式ATCの車上設備を搭載することとしています。
jrw_227_wakayama
和歌山線227系
(上記発表資料(http://www.westjr.co.jp/press/article/2018/05/page_12408.html)より引用)


その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


既に和歌山線の和歌山口では、新型車両227系の導入や、ICOCAエリア拡大といったニュースが報じられていますが、今回の発表では、新たに無線式ATCの導入が発表されました。
これまで列車の位置情報を地上子やケーブルによって行われていたものが、この無線式ATCにより無線に置き換えるとともに、信号が地上から車内へ置き換えになることから、設備のシンプル化が図られることとなります。

この和歌山線では、それなりの利用者がいるわけですが、収益的には厳しい路線であることから、コストの低減が求められていたものと考えられます。
今回の無線式ATCにより、地上設備が簡略化できるため、コストの低減が図られることとなります。
それにより、ひいては上記発表資料にもある「将来にわたって持続可能な鉄道システム」が実現されることから、将来的な路線維持の観点からも、喜ばしいニュースといえるでしょう。

今回無線式ATCの導入に和歌山線・橋本〜和歌山間が選ばれたのは、収益的な観点もありますが、地形的に考えても紀ノ川の流域に沿って走ることからトンネルが途中に無く、無線伝送の面で障害となる地形ではないことも、今回選ばれた一つの理由なのかな、とも感じました。


ともあれ、今後数年かけて大きな変化が続く和歌山線。
その変化前後の様子をつぶさに記録して当ブログでもちまちまご紹介していきたいと思います。

「無線式ATC」和歌山線に初導入へ 無線で列車制御、異常時対応強化 JR西日本 | 乗りものニュース
JR西日本,無線式ATCを2023年春から和歌山線橋本—和歌山間に導入|鉄道ニュース|2018年05月23日掲載|鉄道ファン・railf.jp




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