このブログでも、幾度も取り上げてきている「響け!ユーフォニアム」。
高校の吹奏楽部を舞台とした青春アニメでありますが、作中の宇治市内や京阪電鉄、京阪バスといった描写のリアルさが故に、当ブログでも注目の作品として追いかけてきました。

本日(4月19日)から、その最新作となる「劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜」の公開が始まりましたので、早速鑑賞してきましたので、感想を記したいと思います。
『劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜』公式サイト


※注意
以下では、作中の内容をご紹介している、いわゆる「ネタバレ」の内容となっています。
そのため、これからこの作品を鑑賞される方は、以下の内容にネタバレの内容が含まれていることをご承知いただくとともに、ネタバレが嫌な方は即刻他のページに移って下さいますようお願いします。












今回公開された「誓いのフィナーレ」では、主人公の黄前久美子(おうまえ くみこ)らは高校2年生となり、新入部員を迎えながら、コンクール全国大会金賞を目指すストーリーとなっています。

久美子らの低音パートに入部してきたのは、久石奏(ひさいし かなで)月永求(つきなが もとむ)鈴木美玲(すずき みれい)鈴木さつき(すずき さつき)の4名。
いずれも個性あふれ出るキャラクターを前に新入生の指導係として、また上級生として久美子らがどのように向き合っていくのか、そしてコンクールの結果は果たしてどうなるか。
今作も、様々な人間模様を描きながら、宇治市内や京阪電鉄、京阪バス等もリアルに描いた、これまでのシリーズ各作品同様の、期待通りの作品でありました。


今作では特に、久美子と後輩である奏との様々なやりとりを通じて、奏の本音を引き出して、そしてコンクールの場面に立たせる、その過程は非常に引き込まれるものがありました。
新登場のキャラクターでありますが、この劇場版で一気に注目を集めるキャラクターとなるように、十二分に描ききることができたのではないかと思われました。

一方、劇場版としての尺の長さの限界が故に、求らの描写に限りがあり、特に求が、同じパート(コントラバス)の川島緑輝(かわしま さふぁいあ)に陶酔していく過程を描くのには限界があったのは、仕方がないのかな、とも感じています。

その辺りは、既に発売されている原作本で十分補完可能であるでしょうから、今作を鑑賞後、改めて原作本を手にする、というのも十分楽しめるのではないかと思われます。

参考:




とはいえ、この内容をテレビアニメ1クールで観てみたいな、と感じましたが、それは欲張りすぎることは十分に承知であるがだけに、今回はこれだけの分量をよく納めることができた、と感じました。


そして、当ブログを訪問される方々としては気になるであろう、京阪電鉄、京阪バスの描写も、期待通りでありました。

北宇治高校最寄り駅として設定されている六地蔵駅は、これまで通りその雰囲気をリアルに描かれていますし、今回はそれに加えて、車掌のホーム確認用モニターを通して久美子らを映し出す描写や、列車到着時に流れるチャイムやアナウンス(勿論京阪電鉄の駅で流れているもの)も収録されていましたので、京阪電鉄ファンの方々にも注目のシーンであるといえるでしょう。
また、コンクール会場からの帰り道、こちらも京阪バスの観光バスが毎度おなじみで登場しています。

下記エントリーで今作品とのコラボ企画が京阪電鉄で実施されていますが、それも納得の描写でありました。
参考:【京阪電鉄】アニメ「響け!ユーフォニアム」との連携企画を実施(2019.4.1〜) : 阪和線の沿線から



分量的に、アニメ1クールを費やしても描ききるには限界のあるこの作品でありますが、3年生が主体となる鎧塚みぞれ(よろいづか みぞれ)傘木希美(かさき のぞみ)と軸としたストーリーは、既に「リズと青い鳥」として既に送り出されており、本作は「リズと青い鳥」と併せて鑑賞すれば、更に楽しめるのではないかと思われます。
参考:『リズと青い鳥』公式サイト

そして最後の圧巻は、その「リズと青い鳥」楽曲の演奏演奏シーン。
様々な角度から、北宇治高校のメンバーを移し切ったこのシーン、これを観るが為にもう一度鑑賞したい、とも感じました。
勿論、「リズと青い鳥」で主役であったが故に、本作ではあまり出番の無かったみぞれ・希美が演奏シーンでは十二分に描かれたことは、同キャラクターのファンにとっても、見応えあるシーンだったのではないのでしょうか。


以上、取り留めもない感想を書き散らかした内容となってしまいましたが、期待通りの作品でありました。
原作では、既に久美子らが3年生となった新作本の前編が発売されています。


こちらの内容も是非アニメ化されることを期待しつつ、そのためにはより多くの方々に本作品を見ていただきたいわけで、このエントリーがその魅力を多くの方に伝えるための一助になれば幸いと感じています。


最後に劇場でゲットしたアイテムです。

パンフレットは真っ白地で目立ちます。
表紙は黄前久美子。
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裏表紙は久石奏。
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鑑賞プレゼントとしてコースターが配布されていました。
私がゲットしたのは、川島緑輝と加藤葉月(かとう はづき)のペアでありました。
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その他様々なグッズが販売されていましたので、下記サイトも参照に、お気に入りのグッズも手に入れてみてはいかがでしょうか。




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