南海電鉄では、歌詞とメロディーを入力すると誰でも歌を歌わせることができるソフトウェアである「初音ミク」とのコラボレーション企画を実施することを発表しました。

初音ミク×南海電鉄 コラボレーション|南海電鉄

概要は以下の通りです。

●オリジナルヘッドマークの掲出:
・期間:
2019年8月1日(木)〜8月30日(金)

・対象車両:
南海本線、空港線、和歌山港線を運行する9000系1編成(6両)
高野線(難波〜橋本)、泉北高速鉄道線(中百舌鳥〜和泉中央)を運行する6200系1編成

・ヘッドマークイメージ:
nankai_miku_headmark
▲ヘッドマークイメージ
(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/190726.pdf)より引用)


●等身大パネル展示:
・期間:
2019年8月1日(木)〜8月30日(金)

・場所:
難波駅2階サービスセンター、関西空港駅ホーム待合室、三国ヶ丘駅コンコース

・種類:
計3種類(1ヶ所につき1種類の展示)


●駅名ポスター掲出:
・期間:
2019年8月1日(木)〜8月30日(金)

・場所:
三国ヶ丘駅下りホーム

・駅名ポスターイメージ:
nankai_miku_mikunigaoka
▲駅名ポスターイメージ
(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/190726.pdf)より引用)

●グッズ販売:
・期間:
2019年8月9日(金)〜9月1日(日)(売り切れ次第終了)

・店舗:
 難波駅2階サービスセンター
 アンスリーN.KLASS三国ヶ丘店(南海電鉄三国ヶ丘駅改札前)※初日は10時から発売開始
 旭屋書店 なんばCITY店
 AAS HOBBY SHOP(関西国際空港ターミナル1・国際線南出発エリア2階)
 AASキャラクターショップMM(関西国際空港ターミナル1・一般エリア3階)

・内容(価格は全て税込):
 A4クリアファイル&ステッカー 3枚1セット 1,500円
 缶バッジ 全8種類 各500円
 ビッグ缶バッジ 1,500円
 アクリルキーホルダー 全8種類 各1,000円
 ICカードステッカー 全4種類 各1,000円
 マフラータオル 全4種類 各2,000円
 フルグラフィックTシャツ 全2種類 各7,000円
  珪藻土コースター 1,000円

・限定ピンバッジのプレゼント:
 難波駅2階サービスセンター、旭屋書店なんばCITY店、アンスリーN.KLASS三国ヶ丘店の各店舗で1会計税込3,900円以上購入者一人につき1個、限定ピンバッジのプレゼント。
 個数は1,000個(先着順、上記店舗での総数)

nankai_miku_mainvisual
▲「初音ミク×南海電鉄 コラボレーション」メインビジュアルイメージ
(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/190726.pdf)より引用)


概要は、上記発表資料をご覧下さい。




「初音ミク」というのは、冒頭にも記したように、歌詞とメロディー入力すると歌ってくれるキャラクターの一つでありますが、その中でも特に著名なキャラクターであり、様々な所でその名前を聞いたことがある方も多いかと思われます。

鉄道事業者とのコラボ企画をみましても、札幌市交通局(札幌市電)で毎年のように運行される「雪ミク電車」を始めとしたコラボ企画が実施された実績があります。
参考:雪ミク電車2019/札幌市交通局

そんなこともあってか、私自身も「初音ミク」というキャラクターくらいは知っている程度ではありましたが、そのコラボ企画が、まさか地元の南海電鉄で実施されるとは、まさに青天の霹靂ニュースであります。

しかもそのコラボの語呂合わせが、今や世界文化遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」の代表的な古墳・仁徳天皇陵古墳(大仙古墳)の最寄り駅である「三国ヶ丘駅」ということからして、かつてこのあたりがマラソンコースの一つであった高校に通っていた私としては、個人的にも嬉しいと言いますか、驚きといいますか、果たしてどのようにこの衝撃を表現すればいいのか、というくらいに嬉しいニュースであります。


コラボ企画の中身を見ますと、ヘッドマーク掲出・グッズ販売に加え、駅名ポスターの掲出という新しい企画も見られます。
他鉄道事業者のコラボ企画では、本物の駅名標をキャラクターに入れ替えて掲出することも行っているようですが、今回の南海電鉄のコラボでは、そこまでの実施ではないものの、南海電鉄のスタイルである駅名標に、初音ミクが描かれて、駅名も「初音ミクニヶ丘(はつねみくにがおか)」となっていて、「初音ミク」と「三国ヶ丘(みくにがおか)」を引っかけたものとなっており、一見の価値ありといえるでしょう。


注目は、メインビジュアルにもあります。
上記発表資料に掲載されたメインビジュアルのうち、一番左側のビジュアルを引用します。
nankai_miku_rapit
▲メインビジュアルイメージ(ラピート)
(上記発表資料(https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/190726.pdf)より引用)


このビジュアルを見ますと、初音ミクの背後には南海空港特急「ラピート」が描かれているのですが、その更に背後に、もう1編成車両が描かれているのが分かります。
これだけでは判別しずらいのですが、南海線の旧1000系(特急「四国号」等に充当)か、高野線の21000系(高野山方面への急行等に充当)であると考えられます。

今から20年以上も前に、南海難波駅から姿を消した車両が、いまこのような形で、「初音ミク」とのコラボという形で再び描かれる。
その姿を見て唸った南海電鉄ファンも少なからずおられたのではないのでしょうか。


コラボ開始は8月1日(木)からですが、期間は約1ヶ月間の短期決戦であります。
夏休み期間中ということもあり、多くのファンが集まるかも知れませんが、私自身も、地元の鉄道事業者とのまたとないコラボ企画でありますので、その様子をできる限りご紹介できればと思っています。




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