鉄道雑誌のひとつ、鉄道ピクトリアルの臨時増刊号として、「【特集】大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)」が先日(7月24日)に発売されましたので、早速購入して、一通り読んでみました。

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No.963 2019年8月号臨時増刊 特集:大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)最新号 | 鉄道ピクトリアル



内容としては、前半ではOsaka Metroの社員執筆記事として、同社の概要・インタビューから、営業設備、輸送・設備の動向、駅務・乗務所や輸送指令所の概要、車両の総説、検車場の概要、線路、信号、電力の概要といった、経営・設備・車両・サービスといった、様々な側面からの公式的な記事が記載されています。

もうこれを読むだけでお腹いっぱいな内容でありますが、それに加えて後半部では、Osaka Metro社外(OB含む)による、歴史的価値も非常に高い記事が満載となっています。
一例を挙げると、
・いわゆる「モンロー主義」はどのように崩れ去ったのか?
(P95-100「大阪市と市内交通機関市営主義」)
・市電とも市バスとも違う、そして地下鉄でもない。そんな乗り物の開発話も収載。
(P106「大阪の都市交通 歴史覚書」)
・ほぼ御堂筋線の専用車両として活躍してきた10系の総括
(P158-167「御堂筋線10系の足跡」)
・「マルコマーク」の残存状況が、まさか鉄ピクで確かめられるとは!
(P172-180「大阪市高速電気軌道 御堂筋の出入口バラエティ」)
・「新阪堺電車」、ご存じでしたか?
(P181-194「新阪堺電車から大阪市電参謀線廃止まで」)
・大阪市高速電気軌道の車両の「いま」がここに!
(P195-263「大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)現有車両プロフィール&データファイル2019」)


といったように、過去から現在までのOsaka Metroの様々な歴史を検証する上で、非常に有益な文献ともなっていることがわかります。

勿論、カラーページも非常に充実しており、現有車両は勿論、1970年代の大阪地下鉄もカラーで収載されています。


これだけのボリュームでありながら、価格は2,300円。
少々お高い、と、上記「鉄道ピクトリアル」公式ツイッターでは述べていますが、前回の大阪市営地下鉄の特集が15年前の2004年であったことを考えると、今後10年程度は質・量ともにOsaka Metroに関しては随一の資料になることには違いないと考えられるだけに、その価値は十二分にあると考えられます。
品切れになる前に、まさに買うなら今でしょう。

是非とも購入頂き、過去の大阪市交通局・現在のOsaka Metroを知っていただき、未来のOsaka Metroの姿を想像しつつ、趣味活動への伴侶としてみてはいかがでしょうか。


●購入は下記通販サイトより。


鉄道ピクトリアル 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro) 2019年 08月号 [雑誌]
鉄道ピクトリアル 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro) 2019年 08月号 [雑誌]




●関連ブログ:(同特集のレビュー記事)
【レビュー】鉄道ピクトリアル「特集 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)」を買ってきました!! | Osaka-Subway.com





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