長崎県の島原鉄道では、10月1日に駅名の変更及びサブタイトルの設定を行うことを発表しました。

10月以降の鉄道・バスの各種変更について | 新着情報 | 島原鉄道

駅名変更等の概要は以下の通りです。

●駅名変更:
以下の9駅の駅名を変更。

・小野本町→小野
・諫早東高校前→諫早東高校
・神代町→神代
・多比良町→多比良
・島鉄湯江→有明湯江
・松尾町→松尾
・島鉄本社前→霊丘公園体育館
・南島原→島原船津
・島原外港→島原港


●サブタイトルの設定:
以下の4駅に、サブタイトルを設定。
・諫早→諫早(雲仙・島原口)
・本諫早→本諫早(諫早市役所前)
・吾妻→吾妻(雲仙市役所前)
・神代町→神代(鍋島邸前)(※)
(※)神代駅のサブタイトル設定は、駅名変更と同時に実施



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


現在、島原鉄道の諫早〜島原外港間には、合計24の駅がありますが、そのうち1/3以上に当たる9つの駅で駅名の変更が実施されます。
今回変更される駅名の中には、「南島原」「島原外港」と、運転上の拠点となる駅も含まれていて、単に駅名標の変更のみならず、列車で表示する行先表示までも変化する、まさに大幅な変更といえます。

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▲現在の島原鉄道の終点・島原外港駅(2016.4.10)
10月からは、「島原港」となります。

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▲南島原駅(2016.4.10)
車両基地を有しており、当駅折り返しの列車も多く設定されています。
当駅の駅名も、10月から「島原船津」に、また隣の駅の「島鉄本社前」も「霊丘公園体育館」駅に名称変更となります。

また、今回の改定で「サブタイトル」が付されます。
施設等の最寄り駅を分かりやすく表すものとして付されるということで、諫早・雲仙の両市役所(本諫早、吾妻)、歴史的建造物として名高い鍋島邸(神代)、そして雲仙・島原方面へのゲートウェイである諫早の各駅がその対象となっており、長崎新幹線の開業(2022年度予定)を控え、より遠方からの観光客も見込まれるなかで、訪問客の円滑なアクセス、という意味ではこのサブタイトルの設定は時宜にかなったものといえるかも知れません。


一方で、駅名の変更は、かなり大規模に実施されることから、私自身も驚いた次第です。
これらをよく見ると、例えば「島原外港」は、隣接する「島原港」への最寄り駅であることが分かりづらいことからの変更や、「南島原」は、同駅よりも更に南方にある「南島原市」と紛らわしいこと、などが考えられますが、それにしても9駅も駅名変更するとは、と思う次第であります。


丁度10月1日は消費税率引き上げにより運賃の改定もあることから、このタイミングで変更するのは理にかなっているとはいえ、ここまで大規模な変更は、他にない規模なような気がします。


ともあれ、個人的に「南島原」「島原外港」の駅名を記録した写真が、まさかこんな記事で役に立つとは思いもしなかったニュースでありました。




●関連ニュースサイト:
島原鉄道 小野本町駅・南島原駅など 駅名変更(2019年10月1日) - 鉄道コム
島原鉄道,10月1日から12駅の駅名を改称|鉄道ニュース|2019年8月25日掲載|鉄道ファン・railf.jp



●関連ブログ:
島原鉄道、10月1日に12駅を改称: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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