新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が発出されたこともあり、「西国三十三ヵ所巡り」も三ヶ月ほどにわたりお休みしていましたが、緊急事態宣言も解除され、また、府県間の移動の自粛も解除になった後も近畿圏内では大幅な感染者数の増加もみられないことから、この三十三ヵ所巡りも徐々に再開させていきたいと思います。



さて、緊急事態宣言後の最初の西国三十三ヵ所巡りは、奈良県桜井市の長谷寺(はせでら)です。

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▲長谷寺 仁王門
ここが参拝受付です。

この長谷寺の特徴は、この仁王門から本堂まで続く「登廊」であります。
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総計399段の登廊は、途中上・中・下の三廊に分かれており、その様子は上記の画像のように、どこまでこの先続くのか、まさに遠近法の世界、といった廊下が続いています。

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▲あじさいも咲き頃でありました。

399段の階段を登った先に、本堂が見えてきました。
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▲本堂前の舞台から撮影。

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▲本堂の内舞台

なお、長谷寺境内の仏像は撮影禁止となっていますので、ご注意下さい。
(当ブログでも、仏像の画像はありません。)

次に向かうの具は五重塔です。
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この五重塔ですが、昭和29年(1954年)に、戦後初めて建てられた五重塔で、「昭和の名塔」とも呼ばれているとのことです。
実は、そんな下った時代の建築とは、訪問後、この記事を書いている時に気づいた次第でありました。
時代は遅いとはいえ、名建築には違いがありませんので、この荘厳な塔の雰囲気を楽しむのも一つの楽しみではないでしょうか。



以上が、長谷寺の紹介でしたが、この長谷寺のごく近くに、西国三十三ヵ所の番外札所として「法起院」がありますので、こちらも参拝します。

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この法起院は、西国巡礼を創始した徳堂上人が晩年を過ごしたお寺とのことです。

長谷寺の参道から少し奥まった所に立っており、こぢんまりとした境内となっています。

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▲本堂の左手奥にある十三重石塔。
徳堂上人の御廟とのことであります。

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▲法起院は、このように長谷寺の参道の途中にあるので、一緒に訪問することが可能です。



この長谷寺へは、近鉄大阪線「長谷寺」駅から徒歩20分ほどで到着します。
近鉄長谷寺駅までは、近鉄大阪線の急行列車以下が停車しますので、アクセスは比較的容易かと思われます。

長谷寺は、4月〜5月のボタン、6月のアジサイ、、秋の紅葉と楽しめるお寺とのことです。
訪問した日は、ボタンとアジサイの合間ということもあり、訪問客は少なめで、ゆっくり楽しむことができました。

さて次回は、どこの札所を訪問できるか、楽しみにお待ちいただければと思います。



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