JR西日本では、博多南線(博多〜博多南)の朝夕通勤時間帯の一部の列車において、8号車のコンパートメント(個室)を自由席として利用できるようにすることを発表しました。

博多南線の一部列車のコンパートメントを自由席としてご利用頂けるようにします:JR西日本

概要は以下の通りです。

●対象列車:
博多南発:7:33、8:06、8:46
博多発:17:25、17:52、18:22、18:52

●利用可能期間:
2020年8月17日(月)〜11月30日(月)

●その他:
・博多南線では、コンパートメントの扉を開いたままの利用となるよう協力を依頼。
・コンパートメント内においても、控えめな会話への協力を依頼。



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JR西日本の700系「レールスター」の8号車には、コンパートメント(個室)が設けられており、専ら「ひかり」運用時に個室として使用されているものの、「こだま」や博多南線での運用時には、締切とされていました。

しかし、下記記事でご紹介したように、この8月6日から一部の「こだま」運用時に、このコンパートメントを予約できるようになっています。


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▲700系7000番台「レールスター」(広島駅)
この編成に設置されている「コンパートメント」が、博多南線の一部列車において利用可能となります。


この度、新幹線車両を使用した路線である「博多南線」においても、通勤時間帯の一部列車でこのコンパートメントが仕様できるようになりました。

今回、コンパートメントが利用できるようになったのは、やはり新型コロナウイルス感染症の影響によるものだと考えられます。
すなわち、利用者同士の社会的な距離(ソーシャルディスタンス)を保つことができるように、これまでは博多南線運用時で閉鎖していた空間においても、特に密接な状況が生じやすい朝・夕の通勤時間帯に限って開放することで、ソーシャルディスタンスを保ち、安全かつ安心な利用環境を提供しよう、といったところでしょうか。

先の「こだま」に加えて、この博多南線においても、コンパートメントが思わぬ形で日の目をみることになりましたが、もっともこういう状況は、なるべく早く終息して欲しいものではありますね。