近畿日本鉄道(近鉄)では、下記記事でご紹介したように、1990年に導入した団体専用車両の「楽」を30年ぶりにリニューアルしたところで、既に試乗会が開催されたり、今週末には撮影会が予定されています。


この度、このリニューアルした「楽」を、個人でも利用できる臨時列車として運転することが発表されました。

リニューアルした「楽」を臨時列車として運転します|近鉄

概要は以下の通りです。

●運転日:
2020年9月19日(土)、20日(日)、21日(月・祝)、22日(火・祝)、26日(土)、27日(日)

●運転区間:
大阪上本町〜五十鈴川

●停車駅:
鶴橋・大和八木・伊勢市・宇治山田
(※)乗車・降車は以下の区間のみ有効:
・往路:
大阪上本町〜大和八木:乗車のみ
伊勢市〜五十鈴川:降車のみ
・復路:
五十鈴川〜伊勢市:乗車のみ
大和八木〜大阪上本町:降車のみ

●運転時刻:
・往路:
大阪上本町9:28発→鶴橋9:31発→大和八木10:10発→伊勢市11:46着→宇治山田11:48着→五十鈴川11:53着

・復路:
五十鈴川16:34発→宇治山田16:37発→伊勢市16:39発→大和八木18:26着→鶴橋19:16着→大阪上本町19:19着

●臨時列車「楽」利用券発売:
・発売期間:
9月8日(火)5時30分〜9月27日(日)まで

・発売額:
大人400円、子供200円
(別途乗車区間に応じた乗車券が必要)

・発売枚数:
各列車70枚

・発売箇所:
近鉄主要駅(特急券発売駅の窓口)

●リニューアル「楽」イメージ:
kintetsu_raku_renewal_extratrain
▲上記発表資料(https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/rakurinnjireltusha.pdf)より引用)



その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



登場後約30年ぶりにリニューアルが実施された「楽」ですが、リニューアルして間もないうちから早速、個人でも利用できる臨時列車として運転されることが発表されました。

運転期間は秋の4連休(9月19日〜22日)も含む土休日で、運転区間は大阪上本町〜五十鈴川間と、割と長い距離での運転になることから、リニューアルした「楽」の乗り心地を楽しむには十分すぎるくらいの所要時間になるかと思われます。

また、今回設定された「楽」の臨時列車を利用する際に必要な「利用券」も400円(大人)で購入可能なことから、この9月の連休に、どこかへ出かけたいな、と思っている方には、格好の臨時列車なのではないかと思われます。

収容力も自慢の「楽」でありますが、新型コロナウイルス感染症予防対策ということもあり、乗客どうしの密接を避けることから、座席定員164名とのところを、その半数にも満たない70人分の発売となることも発表されています。
先のリニューアル試乗会に乗れなかった方も多くいらっしゃるかと思いますので、今回の「楽」臨時列車も人気が集まることが予想されるだけに、早いうちに利用券を購入しておいた方がいいかも知れません。


本来ならば、多数の団体臨時列車としてリニューアルされたばかりの「楽」が引っ張りだこ状態であったものと思われますが、新型コロナウイルス感染症の影響により団体旅行は急激に縮小したこともあり、今回このような臨時列車が設定されたのかも知れません。

元が団体臨時列車用なだけに、なかなか乗る機会を捉えるのが難しい「楽」でありますが、こういった臨時列車運用も狙って乗車してみると、貴重な乗車体験になるかも知れませんので、検討されている場合は忘れずに「利用券」を用意しておいた方がいいかと思ったニュースでした。




●関連ニュースサイト:
近鉄 楽 臨時列車 運転(2020年9月19日〜) - 鉄道コム
9月19日〜22日・26日・27日 近鉄,リニューアルされた団体専用車両「楽」を臨時列車として運転|鉄道イベント|2020年9月4日掲載|鉄道ファン・railf.jp



●関連ブログ:
リニューアルした「楽」、臨時列車として走る: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」




↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム