水間鉄道では、来る2020年11月30日(月)にダイヤ改正を実施することを発表しました。

令和2年11月30日ダイヤ改正について|水間鉄道

概要は以下の通りです。

【平日ダイヤ】
・朝ラッシュ時間帯の南海電鉄上り線との接続をスムーズに。
・貝塚発10:15〜16:15の時間帯は毎時2本のダイヤ(現行3本)
・夜間は貝塚発21:35から30分間隔に。最終列車は貝塚23:35発(15分繰り上げ)

【土日祝ダイヤ導入】
・貝塚発6:45〜8:25は20分間隔、その他は原則30分間隔
・夜間は貝塚発22:15以降40分間隔


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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水間鉄道1000形

現在、水間鉄道では平日・土休日同一ダイヤで、多くの時間帯で20分間隔での運行となっています。
しかし今回のダイヤ改正では、平日の日中、土休日の殆どの時間帯で30分間隔の運行となり、大幅な減便となります。

ただ、貝塚駅で接続している南海線は、15分間隔での運行となっている時間帯が多いため、現状20分間隔の水間鉄道とで接続時間にバラツキが生じている現状があります。

例えば、貝塚駅の現行ダイヤで、南海線下り急行列車から水間鉄道の接続をみますと、以下のとおりとなります。
貝塚駅11:07着→11:15発(接続時間8分)
貝塚駅11:22着→11:35発(接続時間13分)
貝塚駅11:52着→11:55発(接続時間3分)

ご覧のように、接続時間に3分〜12分のバラツキが生じている上に、貝塚駅で3分接続が求められる乗り換えパターンもあります。
南海線と水間線とは、別々の改札となっており、南海の橋上駅舎から階段を降りて水間鉄道の駅舎まで向かう必要があり、3分での乗り換えは不可能ではないとは言え、相当急ぐ必要があるように思われます。

しかし、今回のダイヤ改正で、南海線下り急行から水間鉄道の接続は、以下のようになります。
(平日昼間)
11:08着→11:15発(接続時間7分)
11:38発→11:45発(接続時間7分)

このように、南海線と水間線とで7分で接続することに統一されることにより、乗車する時間帯で乗換時間が増えたり減ったりすることがなくなり、分かりやすいダイヤへの改正、とも評価できるかと思われます。


もっとも、水間線全体としては、列車本数が減少することになるわけで、これはひとえに利用者の減少が原因、と考えられるでしょう。
沿線での鉄道利用者の減少に加え、新型コロナウイルス感染症の影響による外出控えも影響し、減便せざるを得ない状況でありますが、これ以上減便されないように、少しでも利用者の維持に当ブログからも貢献できればいいな、と思いますので、南大阪のローカル民鉄として、機会があれば積極的に取り上げていきたいな、と感じた次第であります。



●関連ブログ:
水間鉄道,11月30日にダイヤ改正を実施|鉄道ニュース|2020年11月3日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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