昨日発表のあった、来年春のJRグループダイヤ改正の内容について、続いてご紹介するのは、JR四国の発表内容です。

2021年3月ダイヤ改正について|JR四国

概要は以下の通りです。

【2700系特急気動車の追加投入】
・特急「南風」「しまんと」全列車を2700系車両で運転
・特急「あしずり」に2700系車両を追加投入

【パターンダイヤ導入】
・土讃線・高知〜土佐山田間でパターンダイヤを導入
・徳島線・徳島〜穴吹間でパターンダイヤ導入

【最終列車の時刻繰り上げ等】
・利用状況に合わせた列車の減便や最終列車の時刻繰り上げを実施
・特急「ミッドナイトEXP高松」「ミッドナイトEXP松山」廃止


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



JRグループ旅客鉄道会社各社の中では経営規模が一番小さいJR四国では、年度によっては改正内容が殆どない場合もあるのですが、今回は新型コロナウイルス感染症等の影響による利用者の動向の変化に加え、2700系特急気動車の追加投入もあることから、割と内容が多い改正が行われる模様です。

注目はやはり、「南風」「しまんと」全列車の2700系置き換えでしょうか。
2019年8月に運行開始した2700系ですが、その後増備が進み、今年7月からは充当列車が更に増えました。
私自身も、今年9月に2700系を使用した特急「南風」に乗車し、2000系から引き継いだ走行性能はそのまま、接客設備等は現在の水準にアップデートした、完成度の高さを実感した次第です。



その2700系が更に追加投入され、「南風」「しまんと」については、全て2700系での運行となり、岡山・高松〜高知間では、全ての列車で快適な移動が可能になります。


一方で、これまで30年に渡り「南風」「しまんと」で活躍してきた2000系は、これらの列車で運用を終了することとなります。
今年7月には、土讃線の中でも随一の車窓が楽しめる大歩危・小歩危を訪問した際、吉野川第二橋梁で、2000系「南風」を撮影しました。


この時は、2700系が来ればいいな、と思っていたところに、2000系が来たことから、「記録程度にでも」と思っていたのですが、まさかそれから半年弱でこの区間の運用が終了するとは思いもしなかっただけに、この時2000系を撮影しておいてよかった、と思った次第です。
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▲吉野川第二橋梁を通過する2000系特急「南風」。
この光景がみられるのも、来年3月12日までとなりそうです。


JR四国の発表内容で、もう一つの注目点は、パターンダイヤの拡大です。
日中の時間帯を中心に、列車の発車時刻を統一する「パターンダイヤ」については、既に牟岐線で採用されていますが、これが利用促進に一定の効果があったことから、今回土讃線・徳島線でも採用されることとなりました。

徳島線では、併せて徳島〜阿波川島間の区間運転の列車を中心に、上下8本が増発されることから、この新型コロナウイルス感染症の影響で利用者が減少しているという逆風の中でありながら、利用促進を目指す積極的な姿勢といえるでしょう。


元より人口減少・少子高齢化といった構造的な利用者減少要因に加え、新型コロナウイルス感染症の影響で、更に厳しい経営環境となっているJR四国ですが、改正の内容では列車本数等の減量だけでなく、利用者維持に向けた積極的な施策も見えたところに、若干なりとも希望が持てる内容に感じたニュースでありました。



続いて、JR東海、JR東日本、JR北海道の改正内容を、準備でき次第ご紹介していきます。




●関連ニュースサイト:
JR四国,3月13日にダイヤ改正を実施|鉄道ニュース|2020年12月18日掲載|鉄道ファン・railf.jp
JR・私鉄各社、2021年3月13日ダイヤ改正(15) JR四国「南風」「しまんと」全列車2700系に! パターンダイヤ導入も | マイナビニュース



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