南海電鉄では、2015年より継続的に8300系車両を新製投入し、老朽化した車両の置き換えを実施しています。
昨年度からは高野線6000系車両の置き換えとして、8300系が逐次投入されていますが、その新車の車両メーカーからの輸送(甲種車両輸送)の様子は、このブログでもこれまで度々ご紹介してきたところです。

今回は、下記でご紹介した11月18日到着分に続き、昨日(12月23日)に甲種車両輸送が実施されましたので、その到着した様子を今回もご紹介したいと思います。
(参考)



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▲8300系を牽引してきたDD51型ディーゼル機関車。
新車両輸送の任を終え、和歌山市駅の構内で停車している姿も、見慣れたものとなってきたように感じます。

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▲DD51型ディーゼル機関車と南海8300系。
既に連結は外されています。

毎回、8時前に到着するとDD51の入れ換えシーンを眺めることができます。
8時20分頃にDD51がエンジン音をなびかせ、和歌山市駅の構内を動き始めました。
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▲朝日を浴びて入換作業を行うDD51。

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▲係員の赤旗の前で停車。

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▲8300系との横並びの瞬間です。
営業運転開始後はまず間違いなく見られないシーンでもあります。


一通りDD51の入換をご紹介しましたが、例によって今回輸送されてきた車両を1両ごとみていきたいと思います。

今回は、前回(2020年11月)の甲種車両輸送と同様、4両+2両の編成となっていました。
難波方から順番にご紹介します。

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▲8317号車

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▲8817号車

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▲8667号車

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▲8417号車

以上が4両編成を組成する車両です。
続いて2両編成の車両。

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▲8715号車

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▲8365号車

これで車両番号から推測するに、4両編成17本・2両編成15本が投入されたことになり、南海電鉄の車両の中でも一定の割合を占めるようになったのではないかと思います。

奇しくも、この8300系が最近「サザン」12000系と併結する運用に初めて入ったとの情報も聞いていますので、車両数の増加と併せて、更に活躍する範囲が広くなっている模様です。

一方、今回の8300系投入により、高野線6000系の廃車が更に進むものと思われます。
両数で見るとまだ決して少なくなったわけではないのですが、2023年度までに置き換えを実施することが中期経営計画で示されていますので、残された時間はあまり多くないものと思われます。

著名な撮影地が6000系撮影者で一杯になるまでに、早め早めに記録しておきたいところであります。



●関連ニュースサイト:
南海 8300系 甲種輸送/2020年12月22日(火) - 鉄道コム



●関連ブログ:
今日の撮影(12月23日)紀和線に"DD51"が : くろしお99号のblog





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