JR北海道・釧網線では、流氷の時期に合わせた観光列車「流氷物語号」を運行し、併せて沿線での表内や、アドベンチャーゲーム「オホーツクに消ゆ」とのコラボ企画を実施することを発表しています。

「流氷物語号」に関するイベント実施のお知らせ|JR北海道
流氷物語号|JR北海道- Hokkaido Railway Company

コラボ企画の概要は以下の通りです。

●コラボ企画実施機関:
2021年1月30日(土)〜2月28日(日)

●コラボ企画内容:
・キャラクターとコラボしたヘッドマーク、行先表示板等を列車に掲出
・キャラクターパネル設置(網走駅、知床斜里観光案内センター)
・オリジナルスタンプ設置(網走駅、道の駅はなやか小清水、知床斜里観光案内センター)
・ファンミーティング(網走市観光ボランティアによる実施)
参考:女満別空港 網走発着 バスツアー 『流氷物語号』と『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』 2日間 ハートフルツアー

●ヘッドマーク:
jrhokkaido_okhotsk_hm_trm
(上記Webサイト(https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/ryuhyo/)より引用)


詳細は、上記Webサイト等をご覧下さい。



かつて釧網線では、流氷の時期の観光列車として「流氷ノロッコ号」が運行されてきましたが、2017年より、同列車後継となる列車として、「流氷物語号」を運行しています。
【参考】


今シーズンも、この「流氷物語号」が運行されることとなるわけですが、今回は上述のとおり、アドベンチャーゲーム「オホーツクに消ゆ」とのコラボ企画が実施されることとなっています。

この「オホーツクに消ゆ」というゲームは、今から30年以上前、1980年代に登場したアドベンチャーゲームでありますが、ゲームの特徴としては、タイトルに「オホーツク」とあるように、北海道の各地を舞台にゲームが展開されるところにあります。

当時のゲームですから、現在のようなリアルな描写はできず、静止画イラストという限界はあったのですが、それでも北海道の様々な観光地がイラストでゲーム中に出てきており、プレーヤー自身がまさに北海道にいるような感覚で謎解きを楽しむゲームでありました。

その人気や完成度も高く、PC版を皮切りに様々なハードウェア向けに販売され、特にファミリーコンピューター(ファミコン)版でプレイされた方も多かったのではないかと思われます。


この「オホーツクに消ゆ」とのコラボ企画が、今シーズンの「流氷物語号」で実施されるというので、このゲームを楽しんだ世代(恐らく40代以上)にとっては、是非とも訪問してみたい企画ではないかと思われます。


上記サイト内の資料等を見ますと、ファミコン版のゲーム中キャラクターのデザインをベースとしたヘッドマーク・サボ等が掲出されるほか、パネル等も展示されることとなっており、この時代のゲームが、コラボ企画という形でJR北海道の列車や路線を彩るとは、思いもしませんでした。


かくいう私自身も、この「オホーツクに消ゆ」は中学生のころにプレイし、攻略本なしで夏休みを○○かけてクリアした経験があります。
上述のとおり、北海道各地を旅行するように、様々な場所を訪問し、事件を解決していくストーリーは、十分魅力的なものであり、長期休暇をかけてクリアする価値のあったものだと、満足感を得たものでした。

この「オホーツクに消ゆ」では、北海道の観光地は多数出てくるわけですが、JR北海道の鉄道車両として出てくるのは、キハ183系特急型気動車(後期形)のみだったかと記憶しています。
当時は国鉄時代の白地にオレンジ・赤路の帯を施した塗色でありましたが、その塗色もゲーム内で再現されていたことにも感動さえしたものでした。


残念ながら、仕事が多忙であることから、この時期に道東方面へ旅行することもままならず、折角のコラボ企画も体験できずじまいになりそうですが、ともあれ、懐かしのゲームがこのようなコラボ企画で注目されることになるとは、鉄道ファンとしても、かつてこのゲームをプレイした一人としても嬉しいニュースであることから、ご紹介した次第であります。




●関連ニュースサイト:
「流氷物語号」×『オホーツクに消ゆ』 コラボグッズ販売 キャラパネル設置 JR北海道 | 乗りものニュース
『オホーツクに消ゆ』コラボ列車が北海道・釧網本線で走行開始。キャラクターパネル設置やコラボグッズ販売もあわせて実施 - ファミ通.com
推理ADV「オホーツクに消ゆ」×JR北海道「流氷物語号」コラボ、車内販売用メニューなどを公開 - GAME Watch
流氷物語号 運転(2021年1月30日〜) - 鉄道コム



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