相模鉄道(相鉄)では、3月13日(土)にダイヤ改正を実施することを発表しました。

3月13日(土)相鉄線のダイヤ改正を実施【相模鉄道】 | 相鉄グループ

概要は以下の通りです。

●主な改正ポイント
・平日ラッシュ時間帯の運行本数等の変更
・平日、土休日の日中時間帯の運転種別・運転区間・運転本数を見直し、JR直通列車の種別は各停に変更
・土休日の夕方時間帯の運行パターンを変更、JR線直通列車の種別は特急に変更
・平日、土休日の夜間時間帯の輸送力を見直し、終電時刻を繰り上げ

●改正日:
2021年3月13日(土)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



今年春に実施されるダイヤ改正では、昨今の状況を踏まえて特に深夜時間帯の見直しや終電時刻の繰り上げが主体となっています。

相模鉄道でも、深夜時間帯の見直しを実施することとしていますが、それに加えて日中時間帯にも変更が見られることとなります。

その象徴的な点がJR直通列車の変更で、現在は特急・普通が各々1時間に1本(計2本)設定されているJR線直通列車が、改正後は普通2本となり、JR直通列車の特急が昼間は消滅することとなります。

一方で、土休日の夕方はJR直通列車は各停から特急へ置き換えられることとなります。


相鉄とJR線との直通運転は、2019年11月30日のダイヤ改正から実施されました。

それからおよそ一年が経過したわけですが、その利用状況はというと、「1年目として需要予測していた数値の半分程度」(鉄道ジャーナル2021年2月号 P12)という厳しい状況となっています。
もっともこれは、新型コロナウイルス感染症の影響による利用者減も含まれており、JR線直通への移行がどの程度進まなかったのかは、この数値だけから判断するのは困難ともいえるでしょう。

一方で、基本的に横浜駅に向かう、という相鉄線の利用者の流れからすれば、横浜に向かわないJR線直通列車については、優等列車としておくよりも、普通列車としてより多くの駅から利用者を集める方が、より実態に合っているということが判明してきたのかも知れません。

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▲相鉄横浜駅に停車中の急行海老名行き。


ただ、土休日の夕方は、逆に各停から特急へ変更になっていたりと、全般的な改正が実施されることとなりますが、これとてやはり輸送動向の見極めがなかなか難しい、というところかも知れません。

ともあれ、JR線で料金を取らない「特急」種別の列車でありましたが、改正後は昼間を中心に本数を減らすことになるので、記録が必要な方はお早めにしておく必要があるかと思います。


相鉄に関していえば、今後東急との相互直通運転(2022年度開業予定)も控えており、しばらくは変化の大きいダイヤ改正が続くことになりそうですが、このJR直通線も未乗であることから、引き続きダイヤ等の動向も機会があればチェックし続けておきたいな、と感じたニュースでありました。




●関連ニュースサイト:
相鉄,3月13日にダイヤ改正を実施|鉄道ニュース|2021年2月3日掲載|鉄道ファン・railf.jp
相鉄 日中は急行消滅・JR直通は全便各停に 朝夕もパターン変更 3月改正 | 乗りものニュース
相鉄 ダイヤ改正(2021年3月13日〜) - 鉄道コム



●関連ブログ:
[相鉄]日中も朝夕も大規模な変更。直通線開業後の利用動向ふまえて3/13にダイヤ改正: 鉄道ダイヤ改正ニュース
相鉄、3月13日にダイヤ改正: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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