このブログでも「きっぷコレクション」というカテゴリー名で、私が個人的に収集してきたきっぷの一部をご紹介しています。



鉄道ファンの中でもきっぷを収集するファンは一定の規模があるようで、中にはこういった「きっぷ鉄」向けの記念商品も発売されることもままあります。

一口に「きっぷ」といっても、時代や場所により様々なバリエーションがあることから、その収集は非常に奥深いものがあります。

そんな「きっぷ鉄」のジャンルについて、NHKの記者がまとめた記事が話題になっているというので、このブログでもご紹介したいと思います。




タイトルは「”きっぷ鉄”が受難」というものです。


本稿では、まず「きっぷの魅力」として乗車券、定期券等、様々な種類のきっぷがあること、そして駅のみならず旅行会社でも購入できることが紹介されています。

その旅行会社について、インターネット予約の台頭により厳しい状況になっていることから廃業、規模縮小が続いていること、そして記者が在住している四国の旅行会社でも多くの閉店が出ていることを紹介しています。

そしてその閉店する旅行会社で、記者自らが実際に「きっぷ」を購入する様子を紹介しつつ、旅行会社の厳しい現状を紹介しつつ、記者自身としても、各地で消えゆくきっぷを少しでも収集していくこと、そして苦境にある旅行会社の応援を少しでもできれば、と記事を締めています。


旅行会社に設置されているマルス端末が出てきたりと、きっぷ収集ファンにとっては、注目の記事でありますが、内容を一読してお分かりのとおり、この記者自身が相当「きっぷ」に詳しいところは、以下の記述からも垣間見ることができます。

収集の対象は乗車券、特急券、入場券、回数券、定期券、手回り品きっぷ、硬券、補充券、常備券などなど、多岐に渡ります。


JTBだと○に「交」、日本旅行なら○に「日」、農協観光なら○に「農」と、どこの店舗で発券したかが分かるようになっています。

(いずれも上記サイト(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210305/k10012897171000.html)より引用、太字・下線は管理人による。)

まず一つ目の引用ですが、乗車券、特急券等のあたりは、時刻表にも掲載されていますので、特に詳しい知識がなくとも書けそうなものですが、最後に「補充券」「常備券」とありますので、こういった呼び方をすること自体、一般の方々が知る由もありません。
これが当たり前のように記事で出てくるだけでも、記者が相当きっぷの収集に詳しいことが分かります。
(実際に、上記記事中の画像では、様々な種類のきっぷがアップされています。)


二つ目の引用ですが、そもそも旅行会社で購入するとしても、券面上からその旅行会社の違いを敢えて取り上げるのも、きっぷファンならでは、と思えます。
かくいう私も、下記の記事で、旅行会社の違いによる「青春18きっぷ」の違いを比較した記事を書いたことがありますので、それが「分かる」だけでも相当詳しいことが分かります。




本気のきっぷ収集ファンが、NHKの記者にもいることが明らかとなった記事ですが、記事の最後には、「変わっていく鉄道文化を、全国各地で追いかけ、これからもお伝えしていきます。」(上記記事より引用)とありますから、今後もこのような鉄道ファンが喜ぶ、そして一般の方々がその世界を垣間見て興味を抱くようなレポートを期待したいと思います。




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