神奈川県の横須賀港と、福岡県の新門司港を結ぶ航路として、運航を予定している「東京九州フェリー」では、既に新造船の命名等を行い、就航に向けて準備を進めているところです。

この度、同航路の就航日と運賃が発表されました。

横須賀〜新門司航路の就航日と運賃が決定しました。 - 東京九州フェリー

概要は以下のとおりです。

【就航日】
2021年7月1日(木)

【運賃・料金】
●基本運賃(ツーリストA):
12,000円

●ルームチャージ料金:
ツーリストS:6,000円
ステートルーム:32,000円(ゥイズペットも同料金)
デラックスルーム:48,000円

●乗用車:
5m未満:40,000円(基本運賃12,000円含む)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲東京九州フェリー「はまなす」
(東京九州フェリーWebサイト(https://tqf.co.jp/2021/03/05/hamayu0226/)より引用)
第2船は「それいゆ」と命名されています。


このブログでも、関東と九州を21時間で結ぶ「東京九州フェリー」のダイヤをご紹介しました。


ダイヤの詳細は上記記事に記載していますが、夜発・夜着と貨物の動きに合わせたダイヤとなっていますが、一方で着後の陸上交通もまだ利用できる時間帯であることから、旅客としての利用も十分可能なものとなっています。

今回発表された運賃をみますと、基本運賃は12,000円ですが、これでベッドタイプの船室(カプセルホテル相当)が確保されるほか、シングルルーム相当の「ツーリストS」は6,000円のアップ、即ち同区間を18,000円で利用することができます。


起終点やスピード、付帯設備、ダイヤ等様々な違いがあることから、単純な比較はできませんが、福岡〜東京の高速バス「はかた」号は12,200円〜16,400円、オーシャン東九フェリーの東京〜新門司間は17,720円(2021.4.1〜6.30)との比較でみると、条件が合えば十分おトクな航路、といえるかも知れません。

ダイヤ的な観点で見ると、着地に自宅等がある場合の帰路に使うのがコストパフォーマンスが良いともいえるでしょう。


また、上級船室の料金も発表されており、「ステート」は32,000円の料金と、一見割高に見えますが、定員が4名のため、4名で使用するとプラス8,000円(合計20,000円)と、家族・グループ旅行にも最適な船室ではないかと思います。


横須賀から太平洋に向かう航路でありますので、どこまでも続く海原を一日中眺めて関東と九州を移動できる、という意味でも魅力的な航路でありますので、物流は勿論のこと、船旅を満喫するという意味で多くのお客さんに利用してもらえるといいな、と思ったニュースでありました。




●関連ニュースサイト:
横須賀〜新門司の「東京九州フェリー」ダイヤと運賃発表 7月1日就航 | 乗りものニュース
横須賀〜新門司間は12,000円から 東京九州フェリー、7月1日就航 - TRAICY(トライシー)
東京九州フェリー、就航日は7月1日に 横須賀〜新門司旅客運賃は1万2千円 | フネコ - Funeco



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