京王電鉄では、座席指定列車「京王ライナー」用としてロングシート・クロスシート転換座席を搭載した5000系を導入していますが、この度この5000系新造車両に、リクライニング機能付きのロング/クロスシート転換座席を搭載することを発表しました。

5000系新造車両を1編成導入 日本初 リクライニング機能付きロング/クロスシート転換座席搭載!|京王電鉄

概要は以下のとおりです。

【導入時期】
2022年度下期(予定)

【新たな機能・設備】
日本初となるリクライニング機能付きロング/クロスシート転換座席を搭載
keio_5000_LCreclining
(上記発表資料(https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2021/nr20210414_5000rikuraininngu.pdf)より引用)

【導入両数】
10両(1編成)



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



ここ数年で一気に普及してきた感のあるロング/クロスシート転換座席。
特に普及の進む首都圏では、クロスシート時は有料着席サービス車両として、またロングシート時はそれ以外の一般車両として運用することで、新たな付加価値サービスの提供と、運用の効率化を両立しています。


一方、ロング/クロスシート転換座席は、その構造上リクライニングができないことから、特に転換クロスシートが普及している関西圏・中部圏では、首都圏ほど混雑が激しくないことや、既に導入が進んでいる転換クロスシートとの差別化が難しいこともあってか、普及がそれほどみられない模様であります。


そんな中、今回京王電鉄からは、2022年度下期に新規導入する5000系(「京王ライナー」用ロング/クロスシート転換座席搭載車両)に、リクライニング機能付きの座席を導入するニュースが発表されました。

これまでは構造上設けられていなかったリクライニング機能が搭載されることで、より快適に「京王ライナー」を利用できるのは勿論ですが、それに加え、これまでロング/クロスシート転換座席を導入していなかった事業者においても、新たに導入しようというきっかけになるかも知れないな、と感じました。


上記画像でみますと、リクライニングの角度はあまり大きくはないとも見えますが、それでも都市圏の有料着席サービス車両としては必要十分な角度は確保されているものと思われます。

当該車両の導入は2022年下期ということで、あと1年半以上先の話となりますが、導入されれば首都圏訪問の際に乗車する機会に恵まれればいいな、と感じたニュースであります。




●関連ニュースサイト:
京王、リクライニング機能付きのロング・クロス転換座席を2022年導入 - 鉄道コム
京王,リクライニング機能付き座席搭載の5000系を導入|鉄道ニュース|2021年4月14日掲載|鉄道ファン・railf.jp



●関連ブログ:
【京王】リクライニング機能付きロング/クロスシート転換座席を搭載した5000系新造車両を1編成導入 - kqtrain.net(京浜急行)
京王、リクライニング機能付きロング/クロスシート転換座席を導入: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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