山梨県の大月から河口湖を結ぶ富士急行では、鉄道事業のほか、富士五湖を発着する高速バスや一般路線バスの事業、そして「富士急ハイランド」に代表されるレジャー・サービス事業等を運営しています。

このうち、鉄道事業について、2021年5月に子会社を設立し、今後所管官公庁の許認可が得られることを条件に、分社化を実施することを発表しました。

会社分割による鉄道事業の分社化に関するお知らせ |富士急行

概要は以下の通りです。

【子会社の概要】
●社名:
富士山麓電気鉄道株式会社

●設立年月:
2021年5月

【分社化の方法】
富士急行株式会社を分割会社とする会社分割により、鉄道事業を富士山麓電気鉄道株式会社に継承。

【分割効力発生日】
2022年4月1日予定



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲富士急行「富士山ビュー特急」(河口湖駅)
本鉄道の会社名は、来年4月からは「富士山麓電気鉄道」となる予定です。


「富士急」の略称で親しまれている富士急行ですが、その歴史をたどると、1926年の会社設立に遡るわけですが、その創業時の会社名が、今回子会社名となる「富士山麓電気鉄道」でありました。
(参考)
沿革 -創業期-|企業情報|富士急行株式会社

その後、1960年に現在の社名である「富士急行」に変更となり、今に至るわけですが、今回の分社化では、その会社創業時の名称を、鉄道事業子会社の名称として採用することになり、言わば「先祖返り」といったところでしょうか。


鉄道事業の継承は来年4月を予定しているとのことですが、そうすると来年4月以降、日頃何気なく「富士急行線」「富士急線」と称していた路線名をどのように称することになるのか、気になるところです。

「富士山麓電鉄線」「富士山麓線」とでも称するのが本命なのかな、とも思ったりしますが、来年4月以降の案内表示などに注目していきたいと思ったニュースであります。



【関連ニュースサイト】
富士急、鉄道事業を分社化へ。子会社「富士山麓電気鉄道」設立 - トラベル Watch



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