JR阪和線の山中渓駅といえば、府県境に位置する谷間の駅でありますが、殊更、春の桜の季節には線路沿線に植えられた桜並木の様子を目にしようと、毎年多くの花見客が当駅を訪問します。

またその様子は、毎年このブログでもご紹介してますので、読者の方々もよくご存じのことだと思います。


その山中渓駅ですが、この春頃から駅構内の工事が始まっていますので、その様子をご紹介したいと思います。


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▲山中渓駅舎

駅構内に工事の様子が掲示されていましたので、眺めてみます。
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工事の内容としては、府道和歌山貝塚線(山中渓駅前の道路)の歩道整備事業に伴う工事で、まずは跨線橋の改修工事が今年4月〜12月の予定で実施されています。

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図面部分を拡大します。
駅舎建て替えが実施されることが分かります。

今回の府道歩道整備に伴う拡幅で、駅舎が支障となることから、建替えが実施されることとなることが分かります。

駅構内に入り、現在施工中の跨線橋改修工事を観察してみます。

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▲下り線側工事の様子

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▲上り線側工事の様子

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▲跨線橋は老朽化が進んでおり、このように腐食して穴が開いているところもあります。
今回の補修工事で美しく、安全に修理されることだと思われます。

駅舎の様子を観察してみます。
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▲改札口まわり

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▲改札内から

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▲駅舎内の様子


この府道和歌山貝塚線歩道整備事業ですが、山中渓駅前のこの府道には歩道がなく、一方で前述の花見のシーズンは言うまでもなく、その他の季節であっても付近の「わんぱく王国」の訪問客も多いこともあり、歩行者の安全確保が以前から課題となっていたと思われます。
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▲山中渓駅前から府道和歌山貝塚線を眺めてみます。
歩道が整備されていません。

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▲和歌山県側からみた府道和歌山貝塚線。
阪和線の施設と支障の無い部分は、既に工事が完了しています。


一方で、この付近は府道の両側にJR阪和線と民家が集まっていることから、用地確保や工事施工の調整が遅れていたものと思われますが、今回歩道整備工事が実施され、それに伴う拡幅のため、支障となる駅舎が移転(建替え)となります。


気になるのはその駅舎建て替えのスケジュールですが、地元自治体の阪南市議会「駅周辺整備特別委員会」では、令和4年夏頃に新駅舎施工のスケジュールが示されています。


また、阪南市議会議員 上甲誠氏のブログでは、新駅舎のイメージがアップされています。


上記動画でアップされた市の説明によりますと、この駅舎は1階建て、床面積は約15平方メートル、正面からの軒高は約5メートル、外壁は木目調の外装で周辺の環境に調和した意匠を予定しているとのことです。

また、駅舎構内のコンコースに待合用ベンチを設け、天井は吹き抜けで明かり取りの窓を設けて、採光を取り入れた仕様となるとのことです。


今後、跨線橋の工事が完了すれば現駅舎の撤去工事が進むものと思われますが、令和4年夏頃の新駅舎完成というスケジュールから逆算すれば、次の桜の季節に現駅舎が残っている可能性は低いのかな、とも思われます。

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▲桜の季節の山中渓駅舎
この光景も、今年のシーズンで見納めとなる公算が高くなりました。


ともあれ、昭和5年(1930年)の阪和電気鉄道開業時からの駅舎が見られるのも、あとわずかということになりそうです。
工事が本格化すれば、現在のように駅舎をじっくり見ることも難しくなるかも知れませんので、早めに訪問しておいた方がよいのかも知れません。

当ブログでも定期的に山中渓駅を訪問し、工事による状況の変化をご紹介していくことができればいいなと思っています。




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