JR東日本では、東京2020オリンピック開催期間中に、日中帯や終電以降の深夜帯における臨時列車の運転を発表しました。
東京2020オリンピック期間中における臨時列車の運転について|JR東日本
概要は以下の通りです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
新型コロナウイルス感染症の影響により、当初の2020年の開催が延期された東京オリンピック。
この2021年の開催についても、新型コロナウイルス感染症の影響が懸念されているところですが、一方で観客を入場しての開催を踏まえた輸送計画が、JR東日本等の鉄道事業者から発表されています。
特にJR東日本からは、各競技会場への路線網を有することから、首都圏以外の路線でも臨時運転が実施されることから、その臨時列車発表の内容も多岐に渡ります。
主に深夜時間帯の運転がメインとなりますが、その中でも鉄道ファン的に注目な臨時列車を取り上げたいと思います。
【東北新幹線】仙台→東京間で夜行ダイヤが設定
宮城県の「宮城スタジアム」で開催されるサッカーの開催に合わせた臨時列車が、東北新幹線で設定されています。
設定されている列車はい以下のとおりです。
東北新幹線E5系(仙台駅)
特筆すべきは、やまびこ422号で、仙台0:45発・東京4:20着と、ほぼ夜行運転といって差し支えないダイヤとなっているところが、注目点といえます。
しかも、通常ダイヤで2時間程度のところを、「やまびこ412号」では3時間35分と、所要時間が長くなっています。
恐らくは、どこかの駅で長時間の停車時間が設定されているものと推測されますが、そういった点も含めて、鉄道ファン的には興味をそそられる臨時列車の設定といえるでしょう。
かつて、東海道新幹線等で、深夜帯をまたぐ「夜行新幹線」の構想があったように聞いていますが、そんな「夜行新幹線」を彷彿とさせるダイヤ、ともいえるかも知れません。
もっとも、このやまびこ422号も含めて、これらの臨時列車は全て普通車自由席のみの種別設定となっていますので、記念に指定席を購入する、ということはできないので、予め注意しておきたいところです。
【鹿島線】「カシマスタジアム号」が多数設定。11両編成での運転も?
もう一つご紹介するのは「鹿島線」。
総武本線の香取から分岐し、鹿島サッカースタジアムに至る路線である鹿島線。
かつては東京〜鹿島神宮間の特急「あやめ」が設定されていましたが、現在では対都内への輸送は専ら高速バス「かしま号」が担っており、現在は日中1時間に1本程度の地域輸送が主体の路線となっています。
一方、鹿島線の終点、鹿島サッカースタジアム駅は、サッカー専用スタジアム「茨城カシマスタジアム」の最寄り駅でもあることから、サッカーの試合開催日には、同スタジアムへのアクセスとしても機能している路線であります。
今回のオリンピックでは、茨城カシマスタジアムでのサッカーの試合開催に合わせて、東京・千葉・佐原〜鹿島神宮間の臨時列車が多数設定されることとなっています。
特に、試合終了後の上りは、最短20分程度の間隔で東京方面の臨時列車が設定されており、日頃はダイヤ的にものどかな鹿島線が一変、観客の大量輸送を担うこととなります。
一例として、試合日7月22日及び7月25日の上りダイヤをご紹介します。
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2021/20210630_ho04.pdf)より引用)
ご覧のとおり、試合終了と思われる22時台から1時前にかけて、20分間隔での運転が設定されています。
しかも、「臨時列車のグリーン車はご利用いただけません」との記載があることから、グリーン車を連結しているE217系またはE235系の基本編成(11両編成)が充当されることが推測されます。
日頃は鹿島線内を走るE217系・E235系は付属編成(4両編成)のみであるため、基本編成が入線するシーンもこれまた珍しいことでしょうし、撮影地となる北浦橋梁などには、それこそ多くのファンが珍しいシーンを撮影するために、集まるのかも知れませんね。
本来ならば、各地からの臨時列車なども多く設定される筈だった東京オリンピックですが、コロナ禍のなか、たとえ有観客での開催だったとしても、多くの観客を収容できないこともあり、試合後、東京から各地へ向かう夜行列車などの設定は、どうやら設定されなさそうです。
そんな条件のなかであっても、このように興味深い列車の設定もあったのは面白い点なのかな、とも思いました。
オリンピックの開催、そして観客の有無について意見することは、当ブログの本旨ではありませんので避けますが、ともあれこれらの臨時列車が実際に運転されることになるのか否か、注意深く見守っていきたいところでありますね。
【関連ニュースサイト】
JR東日本 東京2020オリンピック期間中の終電後に臨時列車運転 首都圏21路線で | 乗りものニュース
東北新幹線 臨時やまびこ 深夜・夜行列車 運転(2021年7月21日) - 鉄道コム
【関連ブログ】
【速報】夜行新幹線「やまびこ422号」を運行へ | 鉄道プレス
【JR東日本】東京五輪開催時の臨時列車を発表、21路線が対象 | 鉄道プレス
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東京2020オリンピック期間中における臨時列車の運転について|JR東日本
概要は以下の通りです。
【運行路線】
・首都圏21路線において、通常の終電より遅い時間帯に臨時列車を運転。
・競技会場の最寄り駅となる路線で、臨時列車を運転。
・開会式前の7月21日、22日に一部の競技が開催されるため、競技会場の最寄り路線と山手線で臨時列車を運転。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
新型コロナウイルス感染症の影響により、当初の2020年の開催が延期された東京オリンピック。
この2021年の開催についても、新型コロナウイルス感染症の影響が懸念されているところですが、一方で観客を入場しての開催を踏まえた輸送計画が、JR東日本等の鉄道事業者から発表されています。
特にJR東日本からは、各競技会場への路線網を有することから、首都圏以外の路線でも臨時運転が実施されることから、その臨時列車発表の内容も多岐に渡ります。
主に深夜時間帯の運転がメインとなりますが、その中でも鉄道ファン的に注目な臨時列車を取り上げたいと思います。
【東北新幹線】仙台→東京間で夜行ダイヤが設定
宮城県の「宮城スタジアム」で開催されるサッカーの開催に合わせた臨時列車が、東北新幹線で設定されています。
設定されている列車はい以下のとおりです。
(東北新幹線・上り)
やまびこ244号:仙台21:13発→東京23:16着(7/31運転)
やまびこ402号:仙台23:39発→東京1:16着(7/31運転)
やまびこ412号:仙台23:33発→東京2:10着(7/21、24、27、28、31運転)
やまびこ422号:仙台0:45発→東京4:20着(7/21、24、27、28運転)
東北新幹線E5系(仙台駅)
特筆すべきは、やまびこ422号で、仙台0:45発・東京4:20着と、ほぼ夜行運転といって差し支えないダイヤとなっているところが、注目点といえます。
しかも、通常ダイヤで2時間程度のところを、「やまびこ412号」では3時間35分と、所要時間が長くなっています。
恐らくは、どこかの駅で長時間の停車時間が設定されているものと推測されますが、そういった点も含めて、鉄道ファン的には興味をそそられる臨時列車の設定といえるでしょう。
かつて、東海道新幹線等で、深夜帯をまたぐ「夜行新幹線」の構想があったように聞いていますが、そんな「夜行新幹線」を彷彿とさせるダイヤ、ともいえるかも知れません。
もっとも、このやまびこ422号も含めて、これらの臨時列車は全て普通車自由席のみの種別設定となっていますので、記念に指定席を購入する、ということはできないので、予め注意しておきたいところです。
【鹿島線】「カシマスタジアム号」が多数設定。11両編成での運転も?
もう一つご紹介するのは「鹿島線」。
総武本線の香取から分岐し、鹿島サッカースタジアムに至る路線である鹿島線。
かつては東京〜鹿島神宮間の特急「あやめ」が設定されていましたが、現在では対都内への輸送は専ら高速バス「かしま号」が担っており、現在は日中1時間に1本程度の地域輸送が主体の路線となっています。
一方、鹿島線の終点、鹿島サッカースタジアム駅は、サッカー専用スタジアム「茨城カシマスタジアム」の最寄り駅でもあることから、サッカーの試合開催日には、同スタジアムへのアクセスとしても機能している路線であります。
今回のオリンピックでは、茨城カシマスタジアムでのサッカーの試合開催に合わせて、東京・千葉・佐原〜鹿島神宮間の臨時列車が多数設定されることとなっています。
特に、試合終了後の上りは、最短20分程度の間隔で東京方面の臨時列車が設定されており、日頃はダイヤ的にものどかな鹿島線が一変、観客の大量輸送を担うこととなります。
一例として、試合日7月22日及び7月25日の上りダイヤをご紹介します。
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2021/20210630_ho04.pdf)より引用)
ご覧のとおり、試合終了と思われる22時台から1時前にかけて、20分間隔での運転が設定されています。
しかも、「臨時列車のグリーン車はご利用いただけません」との記載があることから、グリーン車を連結しているE217系またはE235系の基本編成(11両編成)が充当されることが推測されます。
日頃は鹿島線内を走るE217系・E235系は付属編成(4両編成)のみであるため、基本編成が入線するシーンもこれまた珍しいことでしょうし、撮影地となる北浦橋梁などには、それこそ多くのファンが珍しいシーンを撮影するために、集まるのかも知れませんね。
本来ならば、各地からの臨時列車なども多く設定される筈だった東京オリンピックですが、コロナ禍のなか、たとえ有観客での開催だったとしても、多くの観客を収容できないこともあり、試合後、東京から各地へ向かう夜行列車などの設定は、どうやら設定されなさそうです。
そんな条件のなかであっても、このように興味深い列車の設定もあったのは面白い点なのかな、とも思いました。
オリンピックの開催、そして観客の有無について意見することは、当ブログの本旨ではありませんので避けますが、ともあれこれらの臨時列車が実際に運転されることになるのか否か、注意深く見守っていきたいところでありますね。
【関連ニュースサイト】
JR東日本 東京2020オリンピック期間中の終電後に臨時列車運転 首都圏21路線で | 乗りものニュース
東北新幹線 臨時やまびこ 深夜・夜行列車 運転(2021年7月21日) - 鉄道コム
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【速報】夜行新幹線「やまびこ422号」を運行へ | 鉄道プレス
【JR東日本】東京五輪開催時の臨時列車を発表、21路線が対象 | 鉄道プレス
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