京都鉄道博物館では、JR西日本の営業線と繋がった引込線を活用して現役車両の展示を行っていますが、この度、JR西日本が保有する配給車「クル144・クモル145」を特別展示することを発表しました。

最後に再び、やってクル 配給車「クル144・クモル145」特別展示(京都鉄道博物館) :JR西日本

概要は以下の通りです。

【展示期間】
2021年8月6日(金)〜8月18日(水)

【展示車両】
「クル144-15」と「クモル145-1015」

【その他】
配給車については今年度中の引退が決定しており、今回展示する車両の引退をもってJRグループの配給車は全て引退。
今回の展示が一般向け最後の展示となる予定。



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲配給車「クル144・クモル145」(京都鉄道博物館で2017年12月に展示の際に撮影)

今やJRグループでもこの編成だけとなった「配給車」。
JR西日本が所有する「クル144・クモル145」は、前面は103系に似た形状ですが、その後方にはトラックのような荷台がついていることが特徴です。
電車ですので、勿論この編成のみでの自走が可能であり、かつては様々な部品などを各拠点に運ぶという、重要な役割を担っていました。

しかし道路事情の改善によるトラック輸送への切り替えで、この配給車による輸送は近年は大きく減少し、遂に今年度中の引退が今回のニュースで発表されました。

今回展示される「クル144・クモル145」は、引退前の一般展示としては最後になること、そして夏休み期間ということもあり、過去2回の「クル144・クモル145」以上に沢山のファンが見に来くることになるのではないかと思われます。

ちなみに京都鉄道博物館では過去2回、「クル144・クモル145」の展示がありました。




JR西日本の事業用車両といえば、こちらの去就も気になるところです。
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クモヤ443形であります。

こちらも国鉄時代から継承している車両だけに、今後の動向を注目しておきたいところであります。




【関連ニュースサイト】
JR西日本の「配給電車」クモル145形・クル144形引退決まる 京都鉄道博物館で最後の展示 | 乗りものニュース
8月6日〜18日 京都鉄道博物館で配給車「クル144・クモル145」を特別展示|鉄道イベント|2021年7月13日掲載|鉄道ファン・railf.jp
京都鉄道博物館、引退する配給車「クル144・クモル145」を特別展示 | マイナビニュース
配給車「クモル145」が2021年度中に引退へ 最後に展示の機会も - 鉄道コム



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クモル145形、引退へ | 鉄道プレス



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