和歌山電鐵では、2007年7月29日のデビュー以来14年間運行してきた「おもちゃ電車」(おもでん)について、2021年9月5日(日)に運行を終了することを発表しました。
合わせて、7月29日(木)よりラストラン記念イベントを実施することも併せて発表しています。

7月29日より「おもちゃ電車」ラストラン記念イベントを実施

概要は以下の通りです。

【おもでんラストランヘッドマーク掲出運行】
・掲出期間:
2021年7月29日(木)〜運行終了日まで

【さようなら おもちゃ電車 硬券入場券セット発売】
・発売日:
2021年7月29日(木)

・発売額:
800円

・発売数:
限定500セット

・発売箇所:
伊太祈曽駅窓口、貴志駅たまショップ、貴志駅たまカフェ、たま駅長グッズショップ(通販サイト)


【今後のスケジュール】
2021.9.6〜:定期検査及び改装工事
2021年冬:たま電車ミュージアム号運行開始


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲桜の名所・大池遊園を走る「おもちゃ電車」。

「おもちゃ電車」は、叙述のとおり、2007年7月に貴志川線のデザイン電車第2弾として「いちご電車」に次いで登場した編成でありました。

「いちご電車」とは異なり、地元の玩具販売会社がスポンサーとなった電車で、その玩具販売とかけあわせた「おもちゃ」がコンセプトとして採用されました。
ところがそのスポンサーとなった企業は、「おもちゃ電車」運行開始後間もなく、民事再生法申請(その後破産)となりました。
おもちゃ電車のスポンサー企業、民事再生法申請へ : 阪和線の沿線から

民事再生法申請時点で、広告料の未納分はあったようですが、その後の「おもちゃ電車」の運行自体には影響はなかったとのことで、スポンサー企業が消滅した後も、10年以上に渡り運行され続けました。

その間、「たま電車」との組み合わせによる「たま+おも電車」として運行されたことも、ファンにとっては記憶に残るところであります。


和歌山電鐵移管後の初期から運行され続けた「おもちゃ電車」ですが、上述のとおり「たま電車ミュージアム号」へ生まれ変わるべく、今回運行終了となります。

和歌山電鐵のデザイン電車として、期間限定ではない編成としては初めての運行終了でありますが、「ヘッドマーク掲出」、「記念入場券セット発売」といった、記念イベントが実施されますので、この機会に貴志川線を訪問して見てはいかがでしょうか。

また、「おもちゃ電車」が生まれ変わる「たま電車ミュージアム号」については、8月31日(火)までサポーター募集を行っています。
「たま電車ミュージアム号」サポーター募集【駅窓口・郵便振替】での受付を6/1から開始します

「おもちゃ電車」が生まれ変わるこの編成にも、サポーターとして是非とも協力していただき、和歌山電鐵初の「デザイン電車の生まれ変わり」を是非サポートしていただければな、と思います。


私自身、「おもちゃ電車」の写真は上述の大池遊園の桜の写真を筆頭に、記録には割と残っていますが、「ラストラン」のヘッドマークも掲出されることなので、機会を見つけて見にいきたいな、と思った次第であります。




【関連ニュースサイト】
和歌山電鐵 おもちゃ電車 運転終了(2021年9月5日) - 鉄道コム
和歌山電鐵 おもちゃ電車ラストランヘッドマーク 掲出(2021年7月29日〜) - 鉄道コム
和歌山電鐵 おもちゃ電車ラストラン記念入場券セットなど 発売(2021年7月29日〜) - 鉄道コム

和歌山電鐵,「さようなら おもちゃ電車 記念入場券セット」などを発売|鉄道ニュース|2021年7月28日掲載|鉄道ファン・railf.jp
和歌山電鐵,「おもちゃ電車」ラストラン記念イベントを開催|鉄道イベント|2021年7月28日掲載|鉄道ファン・railf.jp
世界初「車内でガチャガチャ買える電車」終了へ 再び水戸岡デザインで生まれ変わる | 乗りものニュース




【関連ブログ】
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【和歌山電鐵】「さようなら おもちゃ電車 硬券記念入場券セット」発売 - kqtrain.net(京浜急行)



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