10月3日(日)の夕方、和歌山市の紀ノ川にかかる六十谷(むそた)水道橋の一部が崩落し、同日より和歌山市内北部を中心に断水が続いています。
▲崩落した六十谷水道橋(阪和線の車内より撮影)
これにともない、断水エリアに所在する南海電鉄・JR西日本の一部の駅でトイレの使用ができなくなっています。
和歌山市(一部)断水の影響による駅トイレの使用中止について|南海電鉄
南海電鉄によりますと、和歌山大学前駅、紀ノ川駅及び加太線各駅の駅トイレの使用を見合わせています。
また、Web上での掲示はありませんが、JR阪和線の紀伊・六十谷の各駅のトイレも使用できない旨、通勤で使用している列車の車内放送で案内されています。
同エリアを乗車される際には、ご注意下さい。
この六十谷水道橋ですが、3日(日)の夕方に突然崩落し、その様子だけでも大きなニュースなわけですが、加えて同市内の紀ノ川北岸への給水がほぼこの水道橋一本に支えられていたこともあって、大規模な断水が続いています。
▲和歌山市の水道施設と水系の概略図
(令和元年度和歌山市水道統計年報(http://www.city.wakayama.wakayama.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/032/509/R01_wakayamacity_suido_toukei_nenpou.pdf)より引用)
概略図を見て分かるように、紀ノ川の北岸(河西地区)のほぼ全域が「加納浄水場」から紀ノ川を渡って配水を受けていますが、その紀ノ川を渡る唯一の水路が、今回崩落した六十谷水道橋でありました。
復旧については、水道橋に並行して走る県道六十谷橋に仮設の水道管を設置することで、10月9日(土)早朝以降に給水を再開する予定としています。
送水等開始の見通し・給水開始時の注意点|和歌山市
仮設水道管が設置される六十谷橋では、しばらくの間全面通行止めとなることから、特に車で周辺を走行される場合は、迂回等や、公共交通機関の利用が呼びかけられています。
六十谷橋の全面通行止めについて(詳細)|和歌山市
水道の復旧の目処は立ちましたが、水道橋の復旧についてはまだしばらく時間がかかり、それに伴い六十谷橋通行止めも続くことから、周辺住民や通勤・通学の方にはご留意いただきたいと思います。
それにしても、和歌山市の水道がらみでは、2020年の1月にこんなことがありました。
これは、国道24号花山交差点内の水路内の漏水修繕の工事を行うことから、市内の多くの地域で断水を行うというものでした。
この時は、予め工事の予告があったことや、結局断水を行うことなく工事が完了できたわけですが、今回は突然の崩落発生で、しかも断水が長期間続くということで、市民の生活にも様々な影響が出ています。
鉄道関係では、上述のとおり駅施設のトイレが利用できないことが、目立った支障となっていますが、市民生活に目をやれば、食事・入浴・排泄は勿論、医療機関では透析患者への対応(人工透析に大量の水が必要です)、また防災面でも火災時の対応等、本当に様々な影響が出てくることを、改めて感じる次第です。
「命の水」とはよく言いますが、本当に「水は命」でありますので、早期の断水復旧を願いたいところであります。
【関連ニュースサイト】
和歌山断水 駅のトイレも使えず 南海の8駅 | 乗りものニュース
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▲崩落した六十谷水道橋(阪和線の車内より撮影)
これにともない、断水エリアに所在する南海電鉄・JR西日本の一部の駅でトイレの使用ができなくなっています。
和歌山市(一部)断水の影響による駅トイレの使用中止について|南海電鉄
南海電鉄によりますと、和歌山大学前駅、紀ノ川駅及び加太線各駅の駅トイレの使用を見合わせています。
また、Web上での掲示はありませんが、JR阪和線の紀伊・六十谷の各駅のトイレも使用できない旨、通勤で使用している列車の車内放送で案内されています。
同エリアを乗車される際には、ご注意下さい。
この六十谷水道橋ですが、3日(日)の夕方に突然崩落し、その様子だけでも大きなニュースなわけですが、加えて同市内の紀ノ川北岸への給水がほぼこの水道橋一本に支えられていたこともあって、大規模な断水が続いています。
▲和歌山市の水道施設と水系の概略図
(令和元年度和歌山市水道統計年報(http://www.city.wakayama.wakayama.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/032/509/R01_wakayamacity_suido_toukei_nenpou.pdf)より引用)
概略図を見て分かるように、紀ノ川の北岸(河西地区)のほぼ全域が「加納浄水場」から紀ノ川を渡って配水を受けていますが、その紀ノ川を渡る唯一の水路が、今回崩落した六十谷水道橋でありました。
復旧については、水道橋に並行して走る県道六十谷橋に仮設の水道管を設置することで、10月9日(土)早朝以降に給水を再開する予定としています。
送水等開始の見通し・給水開始時の注意点|和歌山市
仮設水道管が設置される六十谷橋では、しばらくの間全面通行止めとなることから、特に車で周辺を走行される場合は、迂回等や、公共交通機関の利用が呼びかけられています。
六十谷橋の全面通行止めについて(詳細)|和歌山市
水道の復旧の目処は立ちましたが、水道橋の復旧についてはまだしばらく時間がかかり、それに伴い六十谷橋通行止めも続くことから、周辺住民や通勤・通学の方にはご留意いただきたいと思います。
それにしても、和歌山市の水道がらみでは、2020年の1月にこんなことがありました。
これは、国道24号花山交差点内の水路内の漏水修繕の工事を行うことから、市内の多くの地域で断水を行うというものでした。
この時は、予め工事の予告があったことや、結局断水を行うことなく工事が完了できたわけですが、今回は突然の崩落発生で、しかも断水が長期間続くということで、市民の生活にも様々な影響が出ています。
鉄道関係では、上述のとおり駅施設のトイレが利用できないことが、目立った支障となっていますが、市民生活に目をやれば、食事・入浴・排泄は勿論、医療機関では透析患者への対応(人工透析に大量の水が必要です)、また防災面でも火災時の対応等、本当に様々な影響が出てくることを、改めて感じる次第です。
「命の水」とはよく言いますが、本当に「水は命」でありますので、早期の断水復旧を願いたいところであります。
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和歌山断水 駅のトイレも使えず 南海の8駅 | 乗りものニュース
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