近畿日本鉄道(近鉄)では、来年(2022年)4月29日から大阪難波〜近鉄奈良〜京都間で観光特急「あをによし」を運行することを既に発表しています。


今回、この「あをによし」の料金(特急料金・特別車両料金)が発表されました。

大阪〜奈良〜京都を結ぶ観光特急「あをによし」のご利用料金が決定! |近畿日本鉄道

概要は以下の通りです。

【利用料金】
運賃、特急料金(大人520円または920円、子供260円または460円)に加え、特別車両料金(大人210円)を設定。
(ツインシートは2名で利用、サロンシートは3名または4名で利用)

【特急料金割引】
「あをによし」で大阪難波〜京都間を利用した場合、特急料金が920円(子供460円)となる区間の特急料金を790円(子供400円)に割り引き

■対象区間:
「あをによし」に乗車する場合の下記の相互間の料金
・「大阪難波・大阪上本町・鶴橋」と「丹波橋」
・「大阪難波・大阪上本町・鶴橋・生駒」と「京都」

■期間:
2022年4月29日乗車分から当分の間

【主な区間の料金(大人1名)】
・大阪難波〜京都:1,960円
(運賃960円、特急料金790円、特別車両料金210円)
・近鉄奈良〜京都:1,370円
(運賃640円、特急料金520円、特別車両料金210円)

【1名で乗車の場合】
「あをによし」ツインシート乗車の場合に限り、1名で乗車であっても、本人分に加え子供分の特急券・特別車両券を購入することで、1名でツインシート2席分を利用可能
(例)
大阪難波〜京都:2,470円
・運賃:960円
・特急料金:790円+400円
・特別車両料金:210円+110円

【車両イメージ】
kintetsu_awoniyoshi
(上記発表資料(https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/awoniyoshiryoukin.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



先の記事でもご紹介した近鉄の京・阪・奈を結ぶ観光特急「あをによし」。
スナックカー12200系が紫を基調としたデザインに衣替えし、新たな活躍の場を与えられるということもあり、ファンの注目も高いものと考えられます。

今回、この「あをによし」の料金(特急料金・特別車両料金)が発表されました。
特別車両料金は210円ですが、注目したのは以下の二点でしょうか。
・特急料金920円区間(41km〜80km)の130円割引
・小児料金の追加により「ツインシート」1名利用が可能


まず前者は、期間限定で主に大阪方面〜京都市内の利用に対し、特急料金を割引するものであります。
いくら観光特急といえども、京阪間の移動ではあまりにも高くなることを抑えるためなのかも知れませんが、こういった形での割引は、近鉄ではあまり聞いたことが無い(かつての阪京特急でも割引は無かった)だけに、面白い取り組みと感じました。


もう一つの「ツインシート」1名利用ですが、子供料金を追加することで、1名で2席利用が可能となるものです。
「あをによし」」では、2名用の「ツインシート」、3〜4名用の「サロンシート」の2種類しかなく、1名で利用するにしても、相席になるのではないか等、懸念がされていました。
今回、子供料金を追加(運賃の追加は不要)することで、正々堂々とツインシート1名利用が可能となるのは、特に単独で乗車する機会も多い鉄道ファンにとっては朗報といえるでしょう。


車両概要、運転区間、時刻に加えて今回料金も発表になった「あをによし」。
連休中の運転開始ということで、高い人気となりそうですが、何とか機会を見つけて早いうちに乗車することができればいいな、と感じたニュースでありました。




【関連ブログ】
【近鉄】1名乗車も可能!新型観光特急「あをによし」の料金を発表 - 鉄道プレス



【関連ニュースサイト】
近鉄「あをによし」の料金発表、大阪難波〜京都間は計1960円に - 鉄道コム

近鉄特急「あおによし」料金発表 特別車両料金を新設 ツイン席1名利用もOK | 乗りものニュース

近鉄、観光特急「あをによし」料金決定 - 大阪難波〜京都間1,960円 | マイナビニュース

近鉄,観光特急「あをによし」の利用料金を決定|鉄道ニュース|2021年11月30日掲載|鉄道ファン・railf.jp

近鉄、2022年4月29日運行開始の観光特急「あをによし」の料金決定 - トラベル Watch



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