長野県の松本から上高地に至る「上高地線」を運行するアルピコ交通では、昨年末に東武鉄道から20000系車両を譲り受け、20100形として今年3月から運行開始ことを既に発表していました。

【鉄道】鉄道車両の譲受について | アルピコ交通株式会社

この度、20100形の外装デザインが同社より発表されました。

【鉄道】上高地線20100形車両の外装デザインについて | アルピコ交通株式会社

概要は以下の通りです。

【デザイン】
alpico_20100_color
(上記発表資料(https://www.alpico.co.jp/traffic/news/590/)より引用)

【デザインコンセプト】
・正面は、慣れ親しまれている「ダイナミックストライプ」と上高地線のロゴにより、アルピコ交通の鉄道線であることをアピール。
・側面は爽やかなアルピコブルーの帯と大きなALPICOロゴを配し、シンプルかつスタイリッシュなデザインとする。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



かつて「松本電気鉄道」という会社名であったこの上高地線ですが、松電に加え川中島バス、諏訪バスが合併し、「アルピコ交通」という会社名となっています。

白地に斜めのストライプ「ダイナミックストライプ」のデザインは、元々合併前三社のバスに採用されていたデザインであり、この上高地線の3000形にも同様のデザインが施されています。

バス・電車共通のデザインであって、当地では慣れ親しまれているデザインであるわけですが、今回導入される20100形では、この「ダイナミックストライプ」を前面に残しつつ、側面はこれまたコーポレートカラーの「アルピコブルー」で会社名「ALPICO」を描いたデザインとなるのが、大きな変更点といえるでしょう。

「ダイナミックストライプ」もアクセントのあるデザインでしたが、今回の「ALPICO」ロゴも、車体下半分の高さを占めるだけに、実際現物を目にすると、その大きさに驚くのかも知れないだけに、この新しいデザインが施された実車の登場が楽しみであります。



20100形は、当座のところ1編成のみの導入となりますが、今後現存の3000形の老朽化も考えられることから、今後も引き続き置き換えが進むものと思われます。

その3000形の様子、そして前面・側面ともに施された「ダイナミックストライプ」の様子を、過去の写真でご紹介したいと思います。
DSC_8748_R
▲アルピコ交通3000形(前面)

DSC02683_R
▲同・側面

いずれも、アルピコ交通のイメージキャラクター「渕東(えんどう)なぎさ」が描かれた「なぎさTRAIN」の記録です。
20100形へ置き換えにより、この「なぎさTRAIN」も引き継がれるのか、ファンとしても気になるところですが、無事20100形でも「渕東なぎさ」が描かれることを楽しみにしたいと思います。




【関連ニュースサイト】
アルピコ交通、20100形の外装デザインを発表 - 鉄道コム

アルピコ交通 上高地線用「20100形」のデザイン決まる 車体に大きく「ALPICO」 | 乗りものニュース

アルピコ交通,上高地線20100形の外装デザインを決定|鉄道ニュース|2022年2月16日掲載|鉄道ファン・railf.jp



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム