JR西日本では、鉄道150年の記念すべき節目の年に、JR西日本発足後に西日本各地で活躍した優等列車をテーマとした「西日本懐鉄(なつてつ)入場券」を発売することを発表しました。

「西日本懐鉄入場券」の発売について:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【発売期間】
2022年3月22日(火)〜2023年12月31日(日)

【発売価格】
150円または130円
(駅によって異なります)

【発売枚数】
枚数制限は設けないが、一度に購入できるのは5枚まで

【発売方法】
・同社管内の24駅(※)で合計32種類発売
(※)
富山、金沢、小松、福井、武生、敦賀、大津、奈良、大阪、三ノ宮、和歌山、白浜、東舞鶴、福知山、城崎温泉、岡山、津山、新見、鳥取、米子、松江、広島、新山口、下関の各駅
・3月22日(火)は11:00〜発売(下関駅は15:00〜)
・ネット予約、電話予約、郵送等、発売駅のみどりの窓口以外では発売せず
・発売駅により発売時間が異なること、また「みどりの窓口」営業時間と異なる場合もあるので注意。

【その他注意事項】
・初版については、0001〜0009番は発売せず、京都鉄道博物館への収蔵等に使用
・券番号を指定しての購入は不可
・郵送での発売は対応せず
・在庫状況により随時増刷するが、一時的に在庫切れになることもあるので留意

【コラボ企画】
・関連グッズ発売
「西日本懐鉄入場券」を収納可能な公式カタログ付き特製バインダーを2,200円(税込予定価格)で販売(4月予定)

【デザイン例】
jrw_natsutetsu_ticket
(上記発表資料内PDF(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220315_01_natsutetsu.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



きっぷを収集されているファンにとっては、近年「みどりの窓口」等の閉鎖が続いていることに、事情は理解しつつも、寂しいものと感じている方も多いのではないか、と思われます。

JR西日本でも「みどりの窓口」の閉鎖が相次いでおり、それに伴いこれまでのような窓口売りのきっぷを手にする機会が更に少なくなるのではないか、とも思われます。


そんな中、今回「懐鉄入場券」ということで、JR西日本の懐かしい優等列車をテーマにした入場券が発売されることとなりました。

内容は、表面に列車の写真、裏面にトレインマークや乗務員の思い出等が記されたものとなっており、各々の列車の懐かしい記録を手に取って保存することができる、貴重な機会になるのではないか、と思います。


加えて、この「懐鉄入場券」には、この手の記念きっぷにはない、収集の上で利便性の高い点があります。それは、
・総発売枚数の限定なし(一度に購入できる枚数には制限あり)
・発売期間が1年9が月と長めの設定
といった点でしょうか。

合計の発売枚数に制限がありませんので、急いで購入する必要はないですし、発売期間も1年以上あるため、各自の予定に合わせて計画的に購入してコンプリートすることも可能という、収集家にとっては非常に優しい商品設計になっているように感じました。


私自身も早速集めてみようと思いますが、地元である和歌山エリアの発売駅等は以下のとおりとなっています。
【和歌山駅】
発売箇所:
東口みどりの窓口(中央口ではありません)

発売時間:
10:00〜15:00(みどりの窓口営業時間とは異なるので注意)

列車名:
「くろしお」

【白浜駅】
発売箇所:
みどりの窓口

発売時間:
10:00〜16:00(みどりの窓口営業時間とは異なるので注意)

列車名:
「スーパーくろしお」


朝から夜まで発売されているわけではないので、注意が必要ですが、休日出勤の機会などを使って、まずは和歌山駅・白浜駅の「懐鉄入場券」を確保して、その他JR西日本エリアの各駅の入場券を集めていきたいな、と思います。

流石に全駅の入場券は集めるのは難しい、と思いつつ、一方でいずれも拠点駅での発売であることから、ちょっと頑張れば全駅コンプリートも無理なく可能にも考えられるので、じっくり考えながら収集方針を考えたいな、と感じたニュースでありました。




【関連ニュースサイト】
大阪駅など 懐鉄入場券 発売(2022年3月22日〜) - 鉄道コム

JR西日本「西日本懐鉄入場券」発売|鉄道ニュース|2022年3月16日掲載|鉄道ファン・railf.jp

JR西日本「西日本懐鉄入場券」各地で活躍した優等列車がテーマに | マイナビニュース



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