高松琴平電気鉄道(ことでん)では、現在多くの職員が殉職しながらも連日多くの避難民を安全地域まで移送し、必需品を各地域に運んでいるウクライナの鉄道事業従事者への連帯を示すため、琴平線の車両の上部を青くした「ウクライナ国旗ラッピング」列車を運行することを発表しました。

併せて、今後このラッピング電車のグッズを販売し、その収益をウクライナへ寄付することも併せて発表しています。





詳細は、上記ことでん公式ツイッターをご覧下さい。



今年2月下旬から続いているロシアのウクライナ侵攻。
このブログでも、世界最大の輸送機「アントノフ An-225」が破壊された関係の記事で触れました。


この戦禍は収まることもなく現在も続いていますが、その最中、ウクライナ国内の鉄道では、国外への避難民や、国内への必需品の輸送という重要な役割を果たしています。

既に少なくない数の鉄道職員が殉職している中でも、安全な輸送に従事しているウクライナの鉄道ですが、今回ことでんでは、その鉄道事業者への敬意を表す意味で、琴平線の電車をウクライナ国旗のカラーとしてラッピングして運行することとしました。


「琴平線」が選ばれたのは、同線のラインカラーが黄色で、元々琴平線の車両の下半分が黄色であったことから、同社の若手社員が着想して実現した、とのことでした。


上述のとおり、既にウクライナでは鉄道に限らず多くの人命が失われ、また多くのインフラが破壊されています。
一方で、こういった国際情勢にどちらか一方への支持を表明することは、政治的なメッセージとして捉えられる可能性もあります。
(現にそういった批判も上記公式ツイートへの返信及び引用RTで見受けられます。)


しかし、現にウクライナの鉄道が人的・物的被害を受けていること、そして、そんな中でも安全・確実な運行に従事していることは、紛れもない「事実」です。
今回のラッピングは、上記公式ツイッターでも記されているように、こういった「事実」に対し、「ウクライナ鉄道事業従事者への連帯」を示す意味で行われているものであります。

純粋に、我が国の鉄道事業者から、異国への鉄道事業者への応援の意味として理解するべきものであって、そこに政治的な意味合いがあると考えるのは、筋違いもいいところでしょう。

私自身は、このようなことでんの姿勢を大いに支持したいと思います。
勿論この思いには政治的な立場の表明は全く無く、純粋に「困難な状況であっても安全・確実な輸送に従事する鉄道事業者を応援する、『ことでん』の姿勢を支持」するという意味ですので、誤解の無いように受け止めていただければと思います。


今後ことでんでは、このウクライナ国旗ラッピング電車のグッズも発売するとのことですので、この趣旨に賛同する方により、少しでも多くのグッズ売上が達成されるといいな、とも感じたニュースでありました。



【関連ブログ】
ウクライナ色の電車: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



【関連ニュースサイト】
「ウクライナ国旗ラッピング電車」登場 かの地の「鉄道事業従事者への連帯を示す」 | 乗りものニュース

ことでん、琴平線で「ウクライナ国旗ラッピング」車両の上部を青に | マイナビニュース

ことでん、ウクライナ国旗デザインした車両を運行 30代の若手社員が発案:鉄道関係者に連帯示す - ITmedia ビジネスオンライン



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