広島電鉄では、2025年春開業に向けて、広島駅停留所へのルートを変更し、新たに駅前大橋経由の路線を開設するとともに、現在の猿猴橋町(えんこうばしちょう)経由のルートを廃止する軌道事業特許申請を行っています。



これに伴い、広島市内中心部と広島駅間の路面電車の所要時間が約4分短縮されるとともに、広島駅でのJR線との乗換時間も短縮されることとなりますが、一方で広島駅前すぐの停留所「猿猴橋町」は廃止となります。

今回、広島駅で少し時間があったので、これら2025年春にも予定されている駅前大橋経由ルートの開業に伴い廃止となる区間の記録を撮影してみることにしました。



【猿猴橋町電停付近】
駅前大橋経由の新線開業に伴い、廃止となる「猿猴橋町」停留所。
広島駅前すぐ目の前にあります。
この通りは比較的車の行き来が少なく、路面電車の撮影にもなかなか好適な場所なので、一通りやってくる電車を撮影してみます。

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▲5200形「Greenmover APEX」(グリーンムーバーエイペックス)と1000形「グリーンムーバーレックス」。
2019年3月に投入された5200形も順調にその数を増やしてきています。
このように、5200形同士の並びも見られました。
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▲5100形「グリーンムーバーマックス」

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▲猿猴橋町電停と「グリーンムーバーエイペックス」
この組み合わせが見られるのも、あと数年の見込みです。



【荒神橋付近】
猿猴橋町電停を出た市内方面の電車は、右にカーブして、荒神橋を渡ります。
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▲荒神三叉路交差点を右折する5200形

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▲同、3900形の京浜急行ラッピング広告施工車。
緑が基調の広電のラインナップで、赤とクリームの京急カラーは注目を集めます。

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▲同、3700形と800形

荒神橋を電車が行き交う姿も、あともう数年すると見納めです。
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▲荒神橋に停車中の3700形

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▲同、5100形「カープ電車」。
広島といえば広島カープ、といいましょうか。
これまで広電に関しては三回訪問していますが、いつも走っている印象です。

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▲同、800形

地図で見ると、このあたりです。





【駅前大橋ルートの様子】
以上が駅前大橋経由ルートの開業に廃止となる区間の様子でした。
一方、新たなルートとなる駅前大橋のあたりの様子も確認してきました。

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▲駅前大橋南詰交差点。
まだ軌道上の工事は行われていません。

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▲駅に近づくと、駅ビル等の工事が行われていました。
もう数年すると、このあたりの光景は一変することと考えられます。



【広島駅停留所】
停留所は廃止されませんが、「広島駅停留所」も、その場所を大きく変えることとなります。
駅東側から南東方面に出ていたのが、駅前大橋経由ルート開業により駅正面から南西方面に出ることとなりますので、現在の停留所の姿ももう間もなく見納めとなりそうです。
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▲広島駅前停留所を行き交う1000形と5200形。
このように交差点を行き交うのも、もう数年で見納めになりそうです。




以上が、2025年春にも予定されている駅前大橋経由ルートの開業に伴い見納めとなる、「広島駅〜猿猴橋町〜的場町」での広電撮影記録でありました。
このブログでも時折広電について触れてはいますが、今回は2018年8月以来の訪問でありました。
その後投入された5200形「グリーンムーバーエイペックス」も多く見られたのは収穫でした。
今回は時間の都合上、同形の乗車はできませんでしたが、新ルート開業の時にでも乗車できればいいな、と思っています。



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