広島・呉〜松山を結ぶ瀬戸内海汽船では、同航路で速達性に特化した「スーパージェット」(高速船)と、通常のカーフェリーである「クルーズフェリー」を運航しています。
そのクルーズフェリーのうち2隻について、これまでのフェリーのイメージから脱却した、新しいコンセプトのフェリー「SEA PASEO(シーパセオ)」として運航しています。
シーパセオは、2019年に就航した「シーパセオ」(第1船)と、2020年に就航した「シーパセオ2」となっており、それぞれ固定ダイヤで運航しています。
今回、呉から松山まで移動するのに、ちょうど良い時間に「シーパセオ」充当便に乗船することができましたので、その様子をご紹介したいと思います。
今回乗船するのは呉港12時5分発の松山観光港行きです。

▲12時過ぎに広島港方面からやってきました。
本日は「シーパセオ2」が充当されていました。
紺色と白色をベースとした塗色は、他のフェリーとは明らかに違っており注目を浴びるカラーリングであります。

▲後方に自衛隊の船舶が航行しているところが、やはり呉の特徴でありましょうか。


ほぼ定刻に呉港に入港しました。

▲「シーパセオ2」の船名標記。

▲「シーパセオ」(第一船)と共通デザインですが、「シーパセオ2」を見分けるポイントは、操舵ウイング下に記された「02」の文字でしょうか。
(第一船「シーパセオ」では「01」と記されています。)
そのクルーズフェリーのうち2隻について、これまでのフェリーのイメージから脱却した、新しいコンセプトのフェリー「SEA PASEO(シーパセオ)」として運航しています。
シーパセオは、2019年に就航した「シーパセオ」(第1船)と、2020年に就航した「シーパセオ2」となっており、それぞれ固定ダイヤで運航しています。
今回、呉から松山まで移動するのに、ちょうど良い時間に「シーパセオ」充当便に乗船することができましたので、その様子をご紹介したいと思います。
今回乗船するのは呉港12時5分発の松山観光港行きです。

▲12時過ぎに広島港方面からやってきました。
本日は「シーパセオ2」が充当されていました。
紺色と白色をベースとした塗色は、他のフェリーとは明らかに違っており注目を浴びるカラーリングであります。

▲後方に自衛隊の船舶が航行しているところが、やはり呉の特徴でありましょうか。


ほぼ定刻に呉港に入港しました。

▲「シーパセオ2」の船名標記。

▲「シーパセオ」(第一船)と共通デザインですが、「シーパセオ2」を見分けるポイントは、操舵ウイング下に記された「02」の文字でしょうか。
(第一船「シーパセオ」では「01」と記されています。)
船室の様子ですが、この「シーパセオ2」は、船室内に様々な用途の座席が用意されています。

▲リラックスシート。
鉄道やバスのリクライニングシートで、折りたたみテーブルも設置されています。

▲パノラマ・ソファ
船首側に設置された、前面展望が楽しめる座席です。

▲OZASEKIエリア
上述の「リラックスシート」のようでもありますが、特徴は「靴を脱いでリラックスできる」ことでしょうか。

▲GORONEエリア
いわゆる「ゴロ寝」のスペースですが、この「シーパセオ」では海側に設けられており、ゴロ寝しながら海を眺めることができます。
実はカーペット席は中央部に配置されることが多いので、横になって海が眺められる船というのは貴重な存在なんだそうです。
(出典:「にっぽん全国たのしい船旅2020-2021」(イカロス出版)P77

▲KOAGARIエリア
上述の「OZASEKIエリア」同様、カーペット座席となっていますが、テーブルを囲んでグループで船旅を楽しむことができるエリアとなっています。


▲ひき波のHANARE
船尾部に位置する展望エリアです。
「HANARE」と称されているように、上述の客室から一旦甲板部を経由してたどり着くことのできる場所です。
船首部の展望を楽しめるフェリーは数あれど、船尾部から去りゆく風景を楽しめるフェリーというのも珍しいのではないのでしょうか。

▲売店
お土産や軽食、そして「シーパセオ」グッズを購入することができます。

▲リフレッシュラウンジ
上記の売店で購入した軽食等は、自席に持ち帰るほか、このスペースで飲食することができます。

▲しお風のグリーン・テラス
フェリーに「芝生」が設けられているフェリーというのも珍しいのではないのでしょうか。
ありそうで無かった、そしてできそうでできなかった、「フェリー甲板でごろ寝」ができる貴重なスペースではないでしょうか。
以下、約2時間の航海から楽しめる風景をご紹介します。
呉の市街を後にします。


呉〜枝島航路のフェリー、高速船と行き交います。

2023年度に休止が発表されている日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区のプラントを眺めます。
(参考)
生産設備構造対策と経営ソフト刷新施策の実施について|日本製鉄


音戸瀬戸大橋をくぐります。

石崎汽船のスーパージェットとすれ違います。
あちらは広島港〜松山観光港間を1時間で結びます。
呉港からの航海で約2時間、松山観光港に到着しました。



以上が、「シーパセオ2」の乗船記でした。
これまでのフェリーのイメージとは大きく異なる、「シーパセオ」の人気は高く、この日も多くの観光客が記念撮影などを楽しんでいました。
広島〜松山間で約2時間半の航海ですので、上級船室は設けられていませんが、それでも様々な船室が用意され、各旅客のニーズに応じた船旅が楽しめる、いいフェリーだと感じました。
広島〜松山間は、所要時間が半分の1時間という、「スーパージェット」がスピード的に優位ですが、瀬戸内の多島美をのんびり楽しむために、この「シーパセオ」を選んでみるのもいいのではないのでしょうか。
(参考文献)
「にっぽん全国たのしい船旅2020-2021」
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▲リラックスシート。
鉄道やバスのリクライニングシートで、折りたたみテーブルも設置されています。

▲パノラマ・ソファ
船首側に設置された、前面展望が楽しめる座席です。

▲OZASEKIエリア
上述の「リラックスシート」のようでもありますが、特徴は「靴を脱いでリラックスできる」ことでしょうか。

▲GORONEエリア
いわゆる「ゴロ寝」のスペースですが、この「シーパセオ」では海側に設けられており、ゴロ寝しながら海を眺めることができます。
実はカーペット席は中央部に配置されることが多いので、横になって海が眺められる船というのは貴重な存在なんだそうです。
(出典:「にっぽん全国たのしい船旅2020-2021」(イカロス出版)P77

▲KOAGARIエリア
上述の「OZASEKIエリア」同様、カーペット座席となっていますが、テーブルを囲んでグループで船旅を楽しむことができるエリアとなっています。


▲ひき波のHANARE
船尾部に位置する展望エリアです。
「HANARE」と称されているように、上述の客室から一旦甲板部を経由してたどり着くことのできる場所です。
船首部の展望を楽しめるフェリーは数あれど、船尾部から去りゆく風景を楽しめるフェリーというのも珍しいのではないのでしょうか。

▲売店
お土産や軽食、そして「シーパセオ」グッズを購入することができます。

▲リフレッシュラウンジ
上記の売店で購入した軽食等は、自席に持ち帰るほか、このスペースで飲食することができます。

▲しお風のグリーン・テラス
フェリーに「芝生」が設けられているフェリーというのも珍しいのではないのでしょうか。
ありそうで無かった、そしてできそうでできなかった、「フェリー甲板でごろ寝」ができる貴重なスペースではないでしょうか。
以下、約2時間の航海から楽しめる風景をご紹介します。
呉の市街を後にします。


呉〜枝島航路のフェリー、高速船と行き交います。

2023年度に休止が発表されている日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区のプラントを眺めます。
(参考)
生産設備構造対策と経営ソフト刷新施策の実施について|日本製鉄


音戸瀬戸大橋をくぐります。

石崎汽船のスーパージェットとすれ違います。
あちらは広島港〜松山観光港間を1時間で結びます。
呉港からの航海で約2時間、松山観光港に到着しました。



以上が、「シーパセオ2」の乗船記でした。
これまでのフェリーのイメージとは大きく異なる、「シーパセオ」の人気は高く、この日も多くの観光客が記念撮影などを楽しんでいました。
広島〜松山間で約2時間半の航海ですので、上級船室は設けられていませんが、それでも様々な船室が用意され、各旅客のニーズに応じた船旅が楽しめる、いいフェリーだと感じました。
広島〜松山間は、所要時間が半分の1時間という、「スーパージェット」がスピード的に優位ですが、瀬戸内の多島美をのんびり楽しむために、この「シーパセオ」を選んでみるのもいいのではないのでしょうか。
(参考文献)
「にっぽん全国たのしい船旅2020-2021」
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