JR東日本・只見線の会津川口〜只見間では、2011年7月に発生した「新潟・福島豪雨」により橋梁流失等の甚大な被害を受けました。

この区間の復旧については、2017年6月にJR東日本と福島県とで鉄道復旧に関する基本合意書及び覚書が締結されました。


この度、復旧工事完了の時期の見通しが立ったことから、全線運転再開日等の発表がありました。

只見線全線運転再開について|JR東日本

概要は以下のとおりです。

【全線運転再開日】
2022年10月1日(土)

【全線運転再開後の運行列車】
会津川口〜只見間を1日3往復

【記念列車の運行】
10月1日(土)に全線運転再開の記念列車運行を予定。
詳細については、別途発表

【復旧区間地図】
jreast_tadami
(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2021/sendai/20220518_s02.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



2011年7月の豪雨による甚大な被害を受けたこの只見線では、災害前から本数が少なく利用者が僅少であったことから、鉄道による復旧は難しいとも考えられていました。
しかし、福島県が復旧工事費の2/3を負担、また復旧後の鉄道施設・土地についても福島県が保有する手法により、復旧の仕組みを構築したことは、上記冒頭で記したリンク先で説明したとおりです。

今回、その只見線が11年以上の時を経て、全線で復旧されることとなりました。
上述のとおり、列車本数は災害前の3往復となることとされていますが、それとは別に開業日には開業記念列車が運行されることも発表されており、この日は只見線も大賑わいとなることが予想されます。

とはいえ、元より利用者の少ない路線で、観光等地域に有益な観点から福島県が公費を投じて復旧・維持を判断したわけですから、より多くの方々に利用していただければな、と思っています。

私自身、この只見線は、今を遡ること30年近く前に乗り通したきりでした。
当時はキハ58等の急行形気動車が運用されていたように記憶しています。

それから幾多の年月が過ぎましたが、その間に運行される車両はキハ40型、そしてキハE120系への世代交代が完了しています。


無事復旧が実現し、そして走る車両も変化したこの只見線、機会があれば再度訪問ができればいいな、と思った次第であります。



【関連ニュースサイト】
只見線 会津川口〜只見間 運転再開(2022年10月1日) - 鉄道コム

JR只見線 10月1日に全線運転再開! 被災から11年 豪雨で橋梁流出のりこえ | 乗りものニュース

JR東日本、只見線全線を10月運転再開、会津若松市〜魚沼市を結ぶ。記念式典も開催 - トラベル Watch

JR只見線、10/1全線運転再開 - 会津川口〜只見間は1日3往復の運行 | マイナビニュース

「只見線」10月1日にも再開 JR東日本、不通区間全て解消へ:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet

只見線が10月1日に全線復旧。豪雨被災から11年ぶりに運行再開 | タビリス

只見線の全線運転再開日は10月1日に|鉄道ニュース|2022年5月23日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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