JR東日本では、2019年5月に発表した上越新幹線(大宮〜新潟間)の速度向上に必要な騒音対策について、地上設備工事が2022年度末までに完了する見通しが立ったことから、2023年春よりこの区間の最高速度向上によるダイヤ変更を実施する準備を行っていることを発表しました。

上越新幹線の速度向上により所要時間が短縮します|JR東日本

概要は以下のとおりです。

【最高速度】
上越新幹線(大宮〜新潟間)・・・275km/h
(現行:240km/h)

【所要時間の短縮】
最大7分程度
大宮〜高崎間を走行する北陸新幹線についても、最大2分程度の時間短縮を見込む。

【対象車両】
E7系
(※)2022年度末に上越新幹線は全列車をE7系に統一する予定。

【速度向上開始時期】
2023年春に向けて準備中。
詳細は決定次第発表。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲上越・北陸新幹線W7系。
E7系と同一仕様のJR西日本保有車両ですが、来春より上越新幹線はE7系及びW7系に統一されることになります。


上述のとおり、上越新幹線では2019年5月に最高速度引き上げを発表し、それに向けての工事を実施してきましたが、今回工事完了の見通しが立ったことから、来春からの最高速度引き上げ(240km/h→275km/h)発表の運びとなりました。

今回最高速度が引き上げられるのは、E7系(同一仕様のW7系も含む)であり、現在上越新幹線で運用されているE2系は同新幹線から撤退することとなりました。


思えば、「北陸新幹線」が「長野新幹線」あるいは「長野行新幹線」と称されていた頃から上越新幹線でも乗り入れて運用されてきたE2系。
その四半世紀に及ぶ上越新幹線での活躍にもピリオドが打たれることになりました。
(※)なお、長野新幹線開業時に投入されたE2系は既に全編成が廃車されており、現在上越新幹線で運行されているE2系は、後に東北新幹線向けに投入された編成となっています。


少し前までは、上越新幹線ではE2系はおろか、二階建て新幹線のE4系も目にする機会がありました。
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▲上越新幹線・新潟駅に停車中のE4系
(2017年4月撮影)

上記の写真を撮影してから約5年で、E7系・W7系への統一が完了するとは、時代の流れの早さを感じざるを得ないな、と思ったニュースでありました。




【関連ニュースサイト】
2023年春に上越新幹線の時速275キロ運転開始、E2系は撤退へ - 鉄道コム

上越新幹線、E2系引退とともに速度向上 最大約7分短縮へ 2023年春から | 乗りものニュース

JR東日本、上越新幹線が来春から最高275km/hに - 車両はE7系に統一 | マイナビニュース

上越新幹線、最高速が240km/hから275km/hへ向上して7分短縮。2023年春のダイヤ変更に向け準備 - トラベル Watch

上越新幹線、東京〜新潟間で1時間30分切りへ。最高速度を275km/hに | タビリス

JR東日本,2023年春に上越新幹線(大宮—新潟間)の最高速度向上によるダイヤ変更を実施へ 〜2022年度末に上越新幹線は全列車をE7系に統一〜|鉄道ニュース|2022年6月9日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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