6月10日は「路面電車の日」。
例年、この日の前後に路面電車を運行する事業者では、色々な人に路面電車をより身近に感じてもらうイベントを実施してきました。
しかし2年前からの新型コロナウイルス感染症の影響により、イベント自体が実施できない時期が続いてきました。
今回ご紹介する阪堺電気軌道(阪堺電車)でも、2020年の電車まつりは中止、2021年は新型コロナの感染状況を見極めた結果、半年遅れの12月に事前応募制で開催されました。
阪和線の沿線から : 【阪堺電車】「路面電車まつり」を2年ぶりに開催。事前応募制により実施(2021.12.4)
今回久々に、本来の6月に、これまでと同様、事前申込無しという形で開催された「阪堺電車まつり」の様子をみてきましたので、ご紹介したいと思います。
▲入場ゲート
▲会場案内内図
今回も様々な車両が展示されていました。
その中でも、最も注目を集めた車両はこちらではないでしょうか。
▲モ162号車。
筑豊電気鉄道とのコラボ企画により、筑鉄電車カラーで塗装された車両です。
この車両については、コラボ塗装実施直後に運行された団体臨時列車「ことは号」でご紹介したことがありました。
阪和線の沿線から : 阪堺電気軌道の貸切列車「ことは号」を撮影する(2020.10.4) #ことは号
今回ご注目いただきたいのは、方向幕であります。
▲ご覧のとおり、「折尾」となっています。
「折尾」といえば、北九州市にある、JR九州の鹿児島本線及び筑豊本線が通る駅であります。
その「折尾」の行き先が、ここ大阪・堺を走る阪堺電車・モ162に掲げられているのに、注目しない人はいなかったのではないのでしょうか。
種明かしをすれば、この方向幕、コラボ企画の一環として、このモ162に収納されているとのことでした。
勿論、通常の営業運転に使用すると一般の利用者に迷惑がかかることから、イベント時のみの掲出となっています。
加えて正確に言えば、折尾は、筑鉄の駅ではなく、直通運転を実施していた西日本鉄道の北九州線の駅でありました。
とはいえ、運用の都合上、筑鉄の車両が折尾まで乗り入れることもあったのかも知れないでしょうから、これはこれで面白いコラボの仕掛けだと感じました。
このモ162、このように「戸畑」の方向幕も掲出されていました。
このモ162を見られただけでも、十分お腹一杯、もう帰宅しても惜しくない、と思えるくらいでありますが、それに加えて、他にも車両が勢ぞろいしていました。
▲チャギントン電車。
イベント内での阪堺電車の社員の方によると、今年中あたりまでの運転とのことですので、記録される方は早めの方がよいかと思います。
▲モ166号車。
▲モ161号車。
クラウドファンディングで改修費用を募った結果、当初目標を大きく上回る額が集まったこの車両。
しっかりお色直しされた様子を楽しむファンも多くいました。
(参考)
阪和線の沿線から : 【阪堺電車】モ161号の大規模改修をクラウドファンディングで実施(2021.3.30〜6.25)
クラウドファンディングで美しく更新された車内の様子も記録してきました。
▲モ1101号車、「転生したらスライムだった件」とのコラボ電車です。
各地の軌道事業者とでコラボラッピングを実施していますが、ここ大阪でのラッピング・阪堺電車では、たこ焼きのイラストも描かれていました。
▲会場の様子。
多くの人々が来ていたことがこれだけでもお分かりいただけたかと思います。
また、関西地区の民鉄等のグッズ販売も盛んに実施されていました。
▲12時10分から、タレントの斉藤雪乃さんと阪堺電車社員によるPR企画が実施されていました。
南海電鉄の制服を着用された斉藤さんに、多くのファンが注目していたのは言うまでもありません。
また、電動貨車を使用したステージも、いつもの「路面電車まつり」同様の様子でした。
時折小雨もちらつく中、それでも多くの人々が「路面電車まつり」に来訪し、非常に賑わっていたのが印象に残りました。
このコロナ禍で、人がたくさん集まるイベントについて、なかなか実施に踏み切れない事例を多くみてきました。
それだけに、コロナ禍前とほぼ変わらない規模でこのようにイベントが実施されたことに、個人的にも嬉しく思いました。
上述の斉藤雪乃さんのお話でも、「久しぶりにこの時期に路面電車まつりが開催されて嬉しい」とありましたし、私も同様に感じました。
来年以降も引き続き、この「路面電車まつり」がこの6月に開催されるよう願って、本日のレポートとさせていただきます。
【関連ニュースサイト】
阪堺電軌で「第24回路面電車まつり」開催|鉄道ニュース|2022年6月11日掲載|鉄道ファン・railf.jp
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例年、この日の前後に路面電車を運行する事業者では、色々な人に路面電車をより身近に感じてもらうイベントを実施してきました。
しかし2年前からの新型コロナウイルス感染症の影響により、イベント自体が実施できない時期が続いてきました。
今回ご紹介する阪堺電気軌道(阪堺電車)でも、2020年の電車まつりは中止、2021年は新型コロナの感染状況を見極めた結果、半年遅れの12月に事前応募制で開催されました。
阪和線の沿線から : 【阪堺電車】「路面電車まつり」を2年ぶりに開催。事前応募制により実施(2021.12.4)
今回久々に、本来の6月に、これまでと同様、事前申込無しという形で開催された「阪堺電車まつり」の様子をみてきましたので、ご紹介したいと思います。
▲入場ゲート
▲会場案内内図
今回も様々な車両が展示されていました。
その中でも、最も注目を集めた車両はこちらではないでしょうか。
▲モ162号車。
筑豊電気鉄道とのコラボ企画により、筑鉄電車カラーで塗装された車両です。
この車両については、コラボ塗装実施直後に運行された団体臨時列車「ことは号」でご紹介したことがありました。
阪和線の沿線から : 阪堺電気軌道の貸切列車「ことは号」を撮影する(2020.10.4) #ことは号
今回ご注目いただきたいのは、方向幕であります。
▲ご覧のとおり、「折尾」となっています。
「折尾」といえば、北九州市にある、JR九州の鹿児島本線及び筑豊本線が通る駅であります。
その「折尾」の行き先が、ここ大阪・堺を走る阪堺電車・モ162に掲げられているのに、注目しない人はいなかったのではないのでしょうか。
種明かしをすれば、この方向幕、コラボ企画の一環として、このモ162に収納されているとのことでした。
勿論、通常の営業運転に使用すると一般の利用者に迷惑がかかることから、イベント時のみの掲出となっています。
加えて正確に言えば、折尾は、筑鉄の駅ではなく、直通運転を実施していた西日本鉄道の北九州線の駅でありました。
とはいえ、運用の都合上、筑鉄の車両が折尾まで乗り入れることもあったのかも知れないでしょうから、これはこれで面白いコラボの仕掛けだと感じました。
このモ162、このように「戸畑」の方向幕も掲出されていました。
このモ162を見られただけでも、十分お腹一杯、もう帰宅しても惜しくない、と思えるくらいでありますが、それに加えて、他にも車両が勢ぞろいしていました。
▲チャギントン電車。
イベント内での阪堺電車の社員の方によると、今年中あたりまでの運転とのことですので、記録される方は早めの方がよいかと思います。
▲モ166号車。
▲モ161号車。
クラウドファンディングで改修費用を募った結果、当初目標を大きく上回る額が集まったこの車両。
しっかりお色直しされた様子を楽しむファンも多くいました。
(参考)
阪和線の沿線から : 【阪堺電車】モ161号の大規模改修をクラウドファンディングで実施(2021.3.30〜6.25)
クラウドファンディングで美しく更新された車内の様子も記録してきました。
▲モ1101号車、「転生したらスライムだった件」とのコラボ電車です。
各地の軌道事業者とでコラボラッピングを実施していますが、ここ大阪でのラッピング・阪堺電車では、たこ焼きのイラストも描かれていました。
▲会場の様子。
多くの人々が来ていたことがこれだけでもお分かりいただけたかと思います。
また、関西地区の民鉄等のグッズ販売も盛んに実施されていました。
▲12時10分から、タレントの斉藤雪乃さんと阪堺電車社員によるPR企画が実施されていました。
南海電鉄の制服を着用された斉藤さんに、多くのファンが注目していたのは言うまでもありません。
また、電動貨車を使用したステージも、いつもの「路面電車まつり」同様の様子でした。
時折小雨もちらつく中、それでも多くの人々が「路面電車まつり」に来訪し、非常に賑わっていたのが印象に残りました。
このコロナ禍で、人がたくさん集まるイベントについて、なかなか実施に踏み切れない事例を多くみてきました。
それだけに、コロナ禍前とほぼ変わらない規模でこのようにイベントが実施されたことに、個人的にも嬉しく思いました。
上述の斉藤雪乃さんのお話でも、「久しぶりにこの時期に路面電車まつりが開催されて嬉しい」とありましたし、私も同様に感じました。
来年以降も引き続き、この「路面電車まつり」がこの6月に開催されるよう願って、本日のレポートとさせていただきます。
【関連ニュースサイト】
阪堺電軌で「第24回路面電車まつり」開催|鉄道ニュース|2022年6月11日掲載|鉄道ファン・railf.jp
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