JR東日本では、同社がお薦めする4つの行き先候補駅からランダムに選ばれたどこか1つの駅に、JRE POINTを使用して往復利用できる「どこかにビューーン!」の実施を発表しました。

「どこかにビューーン!」で新幹線の新しい旅行が始まります|JR東日本

概要は以下のとおりです。

【名称】
どこかにビューーン!

【開始時期】
2022年12月予定

【特長】
・JR東日本がおススメする4つの行き先候補駅の中からどこか1つの駅に、JRE POINT6,000ポイントを使って往復することが可能。
・行き先駅は、東京駅から概ね150km以上のJR東日本の新幹線停車駅。

【対象】
「えきねっと」会員でJRE POINTとの連携手続きを完了している会員

【利用方法】
・出発駅、往復の日付・出発時刻、復路の日付・帰着時間帯、人数をネットで入力。
・サービス対象の新幹線47駅(下記参照)の中から4つの行き先候補駅が表示。
・好みの4つの行先が表示されたら、ポイントを利用して申し込み。
・申し込みから3日以内に、今回の行先駅を一つ案内。

【対象駅】
・東北新幹線:那須塩原〜新青森の各駅
・山形新幹線:米沢〜新庄の各駅
・秋田新幹線:雫石〜秋田の各駅
・上越新幹線:上毛高原〜新潟の各駅及びガーラ湯沢
・北陸新幹線:安中榛名〜上越妙高の各駅
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(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220705_ho04.pdf)より引用)

【注意事項】
・申し込みは出発日の21日前〜6日前、行先確定は申し込みから3日以内。
・現地滞在時間は日帰りの場合最短5時間以上で、最長7日間。
・出発駅は東京、上野、大宮駅で、往復ともに指定する列車の普通車指定席を利用
・最大6名までのグループで同一行程で乗車可能

【ロゴマーク】
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(上記発表資料(https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220705_ho04.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



下記記事でご紹介したように、JR西日本では、アプリ上のサイコロを振って、その出た目で行先が決まる「サイコロきっぷ」の発売を発表しています。
阪和線の沿線から : 【JR西日本】出た目で行先が決まる「サイコロきっぷ」発売。大人1名5,000円で全7駅のいずれかが行先に

「サイコロきっぷ」では、予め用意された7つの行先のいずれかがランダムに選ばれますが、今回JR東日本から発表された「どこかにビューーン!」も、この「ランダム」な要素を取り入れた企画商品であるといえます。


JR西日本「サイコロきっぷ」と異なるのは、JR東日本の新幹線各駅(東京駅から概ね150km以上、合計47駅)から更に選ばれた4駅から1つの駅が当たること、そしてJRE POINTのポイントのみで利用できる点でしょうか。

選択候補駅の4駅がどのように選ばれるのかは、特に記載はありませんので、どれかが当たっても支障ない4候補が出てくるまで再チャレンジできるのかな、とも読み取れます。

ともあれ、候補となり得る駅がこれだけ多いので、色々活用方法はあると思いますし、JRE POINTの消化、という点でも見逃せない商品かも知れません。


先の「サイコロきっぷ」と偶然時期は重なりましたが、こういった「行き先がランダムに決まる企画商品」は、航空会社では既JALが「どこかにマイル」という商品で、通常より少ないマイルを利用してランダムに行き先が決まる商品を用意しています。
JAL | どこかにマイル

今回の「どこかにビューーン!」は、このJAL「どこかにマイル」と似たような商品設計のようです。
JALでは一定の支持があるこの手の商品、JR東日本の「どこかにビューーン!」は利用者からどのような反応が得られるのか、興味深いところではありますね。




【関連ニュースサイト】
JR東、行先をランダムに決定するポイントサービス「どこかにビューーン」を提供 - 鉄道コム

JR東日本、新幹線「どこかにビューーン!」先行体験イベントも開催 | マイナビニュース

JR東日本、えきねっとの新サービス「どこかにビューーン!」12月開始。新幹線に乗って1つの行き先へランダム旅行 先行体験イベント「新幹線 どこかに冒険days」も9月実施 - トラベル Watch

JR東の旅ガチャ企画、ランダムに行き先が決まる「どこかにビューーン!」:9月下旬から先行体験イベント - ITmedia ビジネスオンライン



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