JR九州では、新型コロナ感染の拡大により、列車運行に必要な乗務員の確保が困難な状況となったため、一部の特急列車を運休することを発表しました。

乗務員の新型コロナ感染症拡大による一部特急列車の運休について|JR九州

概要は以下のとおりです。

【運休期間】
2022年7月27日(水)〜8月5日(金)
延長する場合は別途発表。

【運休列車】
○博多→大分
ソニック71号(博多9:01発→大分11:06着)
ソニック73号(博多9:57発→大分12:00着)
ソニック75号(博多10:57発→大分12:58着)
ソニック77号(博多11:57発→大分13:59着)
ソニック79号(博多12:57発→大分15:00着)

○大分→博多
ソニック70号(大分11:45発→博多13:46着)
ソニック72号(大分12:45発→博多14:46着)
ソニック74号(大分13:45発→博多15:47着)
ソニック76号(大分14:45発→博多16:47着)
ソニック78号(大分15:45発→博多17:49着)

○博多→長崎
かもめ91号(博多10:15発→長崎12:20着)

○長崎→博多
かもめ92号(長崎15:46発→博多17:52着)

【きっぷの取扱い】
・運休を理由に旅行を見合わせる場合は、無手数料にて払戻しを実施。


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



新型コロナウイルス感染症の拡大が今月になり急激に広がっています。
オミクロン株の亜種であり感染力の強い「BA.5」株により、各都道府県の感染者数は過去最多を更新し続けていることは、既に報道等でご存じの方も多いでしょうし、実際この「第7波」で感染あるいは濃厚接触となった方も、このブログをお読みになっておられる方の中には、いらっしゃるかも知れません。


そんな新型コロナウイルス感染症の広がりは、鉄道の運行、それも多くの人々が相当な距離を利用する特急列車にも影響を及ぼしています。

今回JR九州より発表があったのは、新型コロナウイルス感染症の拡大により乗務員の確保が困難となったことから、特急「ソニック」「かもめ」の一部列車を運休するものとなっています。

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▲佐賀駅に到着する885系「かもめ」。
今回運休する「かもめ」も、この885系での運行が予定されていました。

運休期間は10日間で、運休となる列車は、上述発表資料のとおり、予定臨時列車として設定されている列車であります。
(列車の号数が70台、あるいは90台で区別できます。)

とはいえ、夏の行楽シーズンでもありますので、いくらコロナで利用者が減少しているとはいえ、既に相当の予約が入っているものと考えられるだけに、運休の決定は苦渋の判断であったかと思います。


これまでのコロナ対策とは異なり、経済に与える悪影響が大きいことなどから、国では現在のところ緊急事態宣言等の行動制限を行う考えは無い模様です。
この「BA.5」株についても、今後収束することも予想されますが、それまではこの「ソニック」「かもめ」のように、乗務員確保が困難なことよる運休も出てくるのかな、とも考えられます。

いずれにしても、マスク着用・アルコール消毒の基本的な感染対策は勿論ですが、こういった「感染による運休」についても、十分注意してこの夏の旅行を考えたいところであります。




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