京都鉄道博物館では、「鉄道開業150周年記念企画展」の実施を下記にて発表していますが、その中で、展望車「マイテ49形2号車」について、鉄道開業150年目の「鉄道の日」である2022年10月14日(金)に同博物館で収蔵することを発表しました。

鉄道開業150周年記念企画展「鉄道いろいろいろは展〜150年の歴史を彩った鉄道のあゆみ〜」(京都鉄道博物館):JR西日本

概要は以下のとおりです。

【収蔵車両】
マイテ49形2号車

【収蔵日】
2022年10月14日(金)(鉄道の日)

【その他】
収蔵お披露目式典の開催を計画。詳細は決定次第別途発表。

【参考】
2022090801
(上記発表資料内PDF(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220908_00_press_iroiroiroha_1.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



先日、オイラン車「オヤ31形31号車」を見るために京都鉄道博物館を訪問した際、「オヤ31形」と同じタイミングで京都鉄道博物館へ回送された「マイテ49形」。
当ブログでも下記記事でその様子をご紹介しました。
阪和線の沿線から : 京都鉄道博物館で展示中の展望車「マイテ49」をみる(2022.8.2)

このマイテ49形ですが、訪問した時点では今後の展示方針は何も発表されていませんでしたが、当ブログでは下記のように記し、今後京都鉄道博物館に保存される可能性が高いのではないか、と予想していました。
京都鉄道博物館から、このマイテ49形の今後の展示方針などは何も発表されていませんが、車両の寿命も相当長いこと、またSLやまぐち号要としての35系客車が新造され、当該車両に展望車「オロテ35」も用意されていることなどから考えると、この「マイテ49形」も京都鉄道博物館に保存される可能性が高いのではないか、と個人的には思っています。

阪和線の沿線から : 京都鉄道博物館で展示中の展望車「マイテ49」をみる(2022.8.2)より引用


そんな中、上述の予想どおり、「マイテ49形」の京都鉄道博物館での収蔵が発表されました。
収蔵日となる10月14日(金)には、お披露目式典の開催も予定しており、どのようなイベントになるのか楽しみなところです。

また、先日訪問した際には掲出のなかったテールマークですが、お披露目式典当日には流石に何か掲出されるのではないか、と思ったりします。
このマイテ49形は「富士」「はと」の展望車に使用されたという、輝かしい経歴も有していることから、そういったかつての花形運用を彷彿とさせる姿でのお披露目を期待したいところでもあります。


廃車後、国鉄時代末期まで交通科学博物館に静態保存していたところ、JR西日本発足直後の目玉車両として車籍復帰したという経歴を有するこのマイテ49形ですが、収蔵ということは、二度目の「廃車」ということになり、これ自体は惜しいと感じるファンも多いかと思います。

一方で、戦前から戦後、そして鉄道省→国鉄→JR西日本と渡って本線上で活躍してきたマイテ49ですので、そろそろ次世代に歴史を伝えていく役目を果たしてもらう時期にきているかも知れません。

そういう意味では、鉄道開業150周年記念での収蔵、というのは、またとないタイミングであるだけに、鉄道の歴史を証する車両の一つとして、末永く保存されることを願いたいな、と感じたニュースでありました。



2022年8月2日に京都鉄道博物館を訪問した際に撮影した、「マイテ49形」の写真をご紹介します。

DSC07569_R
▲このように、扇形車庫内に格納されていました。

DSC07587_R
▲展望デッキまわりをアップして撮影しました。
収蔵の際はどの箇所で保存されるのか、またどのように公開されるのか、も気になるところですので、収蔵後の様子も改めて見にいきたいな、と思います。




【関連ブログ】
「マイテ49-2」、京都鉄道博物館にて収蔵へ! - 鉄道プレス

マイテ49、京都鉄道博物館に: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム