小田急電鉄では、同社が提供するMaaSアプリ「EMot」限定商品として、特急ロマンスカーの定額制サービス「EMot特急パスポート」の発売を発表しました。
11月24日、「EMot特急パスポート」を発売!|小田急電鉄
概要は以下のとおりです。
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
このところ関東・関西の各事業者で増えてきている「有料着席サービス」。
料金をプラスするだけで、着席が保証されることから、通勤客を中心に支持が広がっているのは、ここ近年各社での広がりをみると納得できるところがあります。
一方で、これらの有料着席サービスで、1ヵ月単位の定期利用できる事業者となると、意外と少なく、下記の南海電鉄の「定期特急券・定期座席指定券」と名古屋鉄道「ミュー定期券」、京浜急行の「モーニングウイングパス」、京成電鉄の「イブニングPASS」「モーニングPASS」と、さほど多くありません。
定期特急券・定期座席指定券| 南海電鉄
ミュー定期券|乗車券・運賃の案内|電車のご利用案内|名古屋鉄道
座席指定ウィングサービス | 京急の電車紹介 | 京浜急行電鉄(KEIKYU)
イブニングライナー全列車乗り放題「イブニングPASS」を新発売!「モーニングPASS」も全列車乗り放題に!|お知らせ・ニュースリリース|京成電鉄
南海、名鉄、京急はともに「同じ列車」の「同じ区間」、「同じ座席」が利用可能な定期券のタイプで、南海、京急は1列車のみ、名鉄は平日1往復を指定する仕組みとなっています。
一方京成では、「モーニングライナー」(朝の京成上野方面行き)「イブニングライナー」(夕方の京成上野発)それぞれで、「どの列車でも」利用できる点が特徴となっています。
またJRグループでも、例えばJR西日本ではかつて、特急列車指定席の定期券「マイシート」を発売していましたが、2021年3月をもって発売を終了し、ネット予約に移行しています。
このように、これだけ有料着席サービスが普及してきた割には、月単位の利用サービスが意外と存在しないのでありますが、今回小田急からは、同社の特急ロマンスカーを30日単位で定額で利用できるサービスが発表されました。
条件としては、「平日昼間」となっています。
これらの時間帯は通勤客や観光客が少なく、ロマンスカーの輸送力を持て余している時間帯であるかと考えられますので、その利用喚起策のひとつ、と考えることができるでしょう。
上記の料金設定をみれば分かるように、30日間に8回利用すれば元が取れる設定となっています。
朝・夕の時間帯に通勤する方には利用が難しいですが、時差勤務で遅め勤務の出勤時、逆に早め勤務の退勤時に、料金を少しプラスするだけで、快適に利用できる設定となっています。
この「EMot特急パスポート」、ひとまず今年度末(2023年3月31日)までの発売となっていますが、期間終了後、こういった定額制サービスが定着するか、また他社の有料着席サービスにも普及するのか、注目していきたいと思います。
【関連ニュースサイト】
●小田急 EMot特急パスポート 発売(2022年11月24日〜) - 鉄道コム
●小田急ロマンスカーに「月額制」初導入 何往復で元とれる? | 乗りものニュース
●小田急、ロマンスカーの定額サービス開始。新宿〜町田など35kmまでは30日3500円。全区間は6000円 50kmまで4500円、75kmまで5000円 - トラベル Watch
●小田急ロマンスカーの定額制サービス「EMot特急パスポート」 - Impress Watch
●快適な居住空間を提供する特急ロマンスカーのサブスクが登場! 「EMot特急パスポート」11月24日〜2023年3月31日販売
●小田急電鉄、ロマンスカーの定額制サービス「EMot特急パスポート」 | マイナビニュース
【参考記事】
●【南海】「ていとく」とは? | Stella Rail Side
(南海電鉄の「定期特急券」「定期座席指定券」について触れられています。)
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11月24日、「EMot特急パスポート」を発売!|小田急電鉄
概要は以下のとおりです。
【対象区間】
・小田急線内
(箱根登山線、東京メトロ千代田線、JR御殿場線内は対象外。なおJR御殿場線松田駅は小田急線内ともなす)
【対象列車】
・平日日中(9:00〜17:59)に小田急線の駅を発車する特急ロマンスカーに、1日2列車まで乗車可能。
・乗車日当日4時から列車・座席の選択が可能。
【販売・有効期間】
・販売期間は、2022年11月24日(木)〜2023年3月31日(金)の
・購入より1週間以内で、任意設定可能な利用開始日から30日間有効。
【価格】
・3,500円(35kmまで:450円区間)
・4,500円(50kmまで:600円区間)
・5,000円(75kmまで:700円区間)
・6,000円(全区間:950円区間)
(カッコ内の金額は、1回あたりのチケットレス特急料金)
【販売箇所】
MaaSアプリ「EMot」
詳細は、上記発表資料をご覧下さい。
このところ関東・関西の各事業者で増えてきている「有料着席サービス」。
料金をプラスするだけで、着席が保証されることから、通勤客を中心に支持が広がっているのは、ここ近年各社での広がりをみると納得できるところがあります。
一方で、これらの有料着席サービスで、1ヵ月単位の定期利用できる事業者となると、意外と少なく、下記の南海電鉄の「定期特急券・定期座席指定券」と名古屋鉄道「ミュー定期券」、京浜急行の「モーニングウイングパス」、京成電鉄の「イブニングPASS」「モーニングPASS」と、さほど多くありません。
定期特急券・定期座席指定券| 南海電鉄
ミュー定期券|乗車券・運賃の案内|電車のご利用案内|名古屋鉄道
座席指定ウィングサービス | 京急の電車紹介 | 京浜急行電鉄(KEIKYU)
イブニングライナー全列車乗り放題「イブニングPASS」を新発売!「モーニングPASS」も全列車乗り放題に!|お知らせ・ニュースリリース|京成電鉄
南海、名鉄、京急はともに「同じ列車」の「同じ区間」、「同じ座席」が利用可能な定期券のタイプで、南海、京急は1列車のみ、名鉄は平日1往復を指定する仕組みとなっています。
一方京成では、「モーニングライナー」(朝の京成上野方面行き)「イブニングライナー」(夕方の京成上野発)それぞれで、「どの列車でも」利用できる点が特徴となっています。
またJRグループでも、例えばJR西日本ではかつて、特急列車指定席の定期券「マイシート」を発売していましたが、2021年3月をもって発売を終了し、ネット予約に移行しています。
このように、これだけ有料着席サービスが普及してきた割には、月単位の利用サービスが意外と存在しないのでありますが、今回小田急からは、同社の特急ロマンスカーを30日単位で定額で利用できるサービスが発表されました。
条件としては、「平日昼間」となっています。
これらの時間帯は通勤客や観光客が少なく、ロマンスカーの輸送力を持て余している時間帯であるかと考えられますので、その利用喚起策のひとつ、と考えることができるでしょう。
▲本厚木駅に停車中の小田急ロマンスカー「EXEα」。
ここ本厚木から新宿までの特急料金は600円ですが、この定額制サービス「EMot特急パスポート」では、4,500円で30日間、平日昼間のロマンスカーが利用できます。
上記の料金設定をみれば分かるように、30日間に8回利用すれば元が取れる設定となっています。
朝・夕の時間帯に通勤する方には利用が難しいですが、時差勤務で遅め勤務の出勤時、逆に早め勤務の退勤時に、料金を少しプラスするだけで、快適に利用できる設定となっています。
この「EMot特急パスポート」、ひとまず今年度末(2023年3月31日)までの発売となっていますが、期間終了後、こういった定額制サービスが定着するか、また他社の有料着席サービスにも普及するのか、注目していきたいと思います。
【関連ニュースサイト】
●小田急 EMot特急パスポート 発売(2022年11月24日〜) - 鉄道コム
●小田急ロマンスカーに「月額制」初導入 何往復で元とれる? | 乗りものニュース
●小田急、ロマンスカーの定額サービス開始。新宿〜町田など35kmまでは30日3500円。全区間は6000円 50kmまで4500円、75kmまで5000円 - トラベル Watch
●小田急ロマンスカーの定額制サービス「EMot特急パスポート」 - Impress Watch
●快適な居住空間を提供する特急ロマンスカーのサブスクが登場! 「EMot特急パスポート」11月24日〜2023年3月31日販売
●小田急電鉄、ロマンスカーの定額制サービス「EMot特急パスポート」 | マイナビニュース
【参考記事】
●【南海】「ていとく」とは? | Stella Rail Side
(南海電鉄の「定期特急券」「定期座席指定券」について触れられています。)
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