JR西日本では、2023年春にうめきたエリアに「大阪駅」地下ホームを開業しますが、本日(12月9日)、この「大阪駅(うめきたエリア)地下ホーム」開業に伴う運行体系を発表しました。

つながる、はじまる!NEWネットワーク 大阪駅(うめきたエリア)開業に伴う運行体系等について:JR西日本

概要は以下のとおりです。

【特急「はるか」「くろしお」が「大阪駅(うめきたエリア)に停車】
特急「はるか」上下各30本
特急「くろしお」上下各18本
が「大阪駅」に停車。

・現在一部の「くろしお」が停車している「西九条」は通過に変更
(和歌山・白浜・新宮方面8本、新大阪・京都方面4本)

【おおさか東線の列車が「大阪駅(うめきたエリア)まで乗り入れ】
おおさか東線の列車(普通上下各67本、直通快速上下各4本)が「大阪駅(うめきたエリア)」に乗り入れ

【おおさか東線「直通快速」がJR淡路駅に停車、車種変更】
・新大阪〜奈良間で運転している「直通快速」が、「大阪駅(うめきたエリア)」まで直通するとともに、JR淡路駅に新たに停車
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(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/221209_00_press_unkoutaikei.pdf)より引用)

・現行の7両編成から8両編成のクロスシート車両に変更

【大阪駅(うめきたエリア)へのネットワーク】
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(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/221209_00_press_unkoutaikei.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



このブログでも発表のあるごとに取り上げてきた「大阪駅(うめきたエリア)地下ホーム」の話題ですが、本日遂にその運行体系が発表されました。

内容をみますと、これまで明らかにされていた関西空港方面、和歌山方面については特急「はるか」「くろしお」の全列車が、大阪駅地下ホームに停車することになります。

これにより、長年の懸案であった「大阪駅から関西空港・和歌山方面への直通特急列車」が遂に設定されることとなり、阪和線・きのくに線の利用者にとっては、特急列車でダイレクトに大阪の中心街に向かうことができるようになります。

思えば、かつては天王寺発着だった特急「くろしお」が、梅田貨物線を経由して新大阪まで乗り入れることができるようになったのが1989年7月。
当時から配線の都合等により大阪駅を通過してきましたが、それから34年の年月を経てようやく、「大阪駅」に停車することが、正式に発表されました。

遂に「くろしお」「はるか」の停車駅に「大阪」が加わることは、長年止まりたくても止まれないまま、車窓を眺めていたことを思うと、感慨深いものであります。

一方、今回の大阪駅停車にともない、一部の「くろしお」が停車していた「西九条」が全列車通過となりました。
西九条の停車は、朝の新大阪・京都方面と、夕方以降の和歌山方面に限られますが、USJ方面への利用も見込まれる時間帯だけに、一部の列車でも引き続き停車しても良さそうにも感じるのですが、大阪駅停車にともなう所要時間増加の影響を極力抑えるための方策、とも考えられます。

個人的には、毎年友人との忘年会帰りに、西九条から和泉砂川まで「くろしお」に乗って帰ることが恒例となっていましたが、これも今後は西九条から乗れなくなるだけに、少し寂しくも感じました。


「はるか」「くろしお」の停車に加え、今回の発表では「おおさか東線」の大阪駅地下ホームへの乗り入れも正式発表されました。
これまで正式発表はなかったものの、ファンの間から予想はされていたのですが、これにより、おおさか東線沿線は更に利便性が高くなることは必至といえるでしょう。
何でも、「新大阪」に加え「大阪」駅へも直通で向かえますので、通勤、出張、ショッピングいずれも便利な沿線となることは間違いないでしょう。

利便性の向上、という意味では、「直通快速」のJR淡路停車も挙げられます。
JR淡路駅は、阪急淡路駅との乗り換え駅であり、また阪急淡路駅は、阪急京都線と千里線がクロスする上に、通勤特急を除く全ての種別の列車が停車するという、まさに阪急京都線の拠点といえる駅であります。

1日4本だけではあるものの、これまで「直通快速」が停車していなかったのも、これまた不思議な感じもしないでもないですが、停車駅を追加するわけですから、相当の利用があることが考えられます。


その直通快速ですが、今回「7両」から「8両クロスシート」の車両に変更されることが発表されました。
現在の「7両」は、207系・321系で運転されていますが、これが「8両クロスシート」に変更されることとなります。
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▲おおさか東線・東吹田駅に入線する321系。
この車両は、直通快速で新大阪まで運行された後、回送列車として通過していくものでした。
ここで321系や207系といった車両がみられるのも、次の改正までになりそうです。


おおさか東線では、普通列車は既に「221系」への置き換えが完了していますが、一方この直通快速はどのような車両が充当されるのも、気になるところです。
順当に考えると、大和路線等で運用されている「221系」の8両編成が考えられますが、かつては223系も充当されていたこともあり、果たしてどんな車両が充当されるのか、これまた楽しみといえるでしょう。



以上、大阪駅(うめきたエリア)地下ホームへの運行概要について縷々述べてきました。

阪和線ユーザーとしては、長年「目の前にある大阪駅に止まらない『くろしお』『はるか』」に乗ってきただけに、これらの列車が大阪駅に止まる、というのは、時刻表で見る以上に大改正な内容、と感じています。

それだけに感慨深いものもありますので、改正日当日には、是非乗りに行くことができればいいな、と思っています。



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おおさか東線が新しい大阪駅に乗入れ!直通快速は淡路に停車へ - 鉄道プレス
Msykの業務(鉄道)日誌:うめきた新駅が開業へ
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大阪(うめきたエリア)開業に伴う運行体系: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」
はるか号・くろしお号 大阪駅へ : JR阪和線つれづれ記
列車番号T-TAKE(てぃーていく) : 来春のおおさか東線、直通快速8両化
[JR西日本]おおさか東線が2023年春開業のうめきた新駅に乗り入れ。直通快速はJR淡路にも停車: 鉄道ダイヤ改正ニュース
【JR西日本】ダイヤ改正でおおさか東線がうめきたエリアまで伸びる模様 | Stella Rail Side



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JR西日本,大阪駅(うめきたエリア)開業にともなう列車の運行体系などを発表|鉄道ニュース|2022年12月11日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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