JR北海道では、今年3月のダイヤ改正発表時に、室蘭線への新型車両737系投入を5月20日に実施することを、併せて発表していました。


今回、この737系投入によるダイヤ改正の内容が発表されました。

5月20日(土)新型737系電車を室蘭線に投入します|JR北海道

概要は以下のとおりです。

【概要】
苫小牧〜室蘭間の気動車列車66本のうち、約8割が電車(737系)での運転に変更。

【新型737系電車】
・座席は全てロングシートで、通勤通学時間帯の混雑が緩和。
・座席数はキハ143形とほぼ同じ
・電車化による走行性能向上により、苫小牧〜東室蘭間で平均9分(最大17分)の所要時間短縮。

【イメージ】
jrhokkaido_mc737
(上記発表資料(https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/230413_KO_0520_737.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



既に冒頭の過去記事でご紹介しているように、JR北海道では今年3月のダイヤ改正に加え、新型車両737系の投入に伴うダイヤ改正を5月20日に実施することが発表されていました。

今回、737系投入による詳細ダイヤが発表となりました。
内容をみますと、現在H100形で運行されている列車のうち約8割が737系に置き換えられるとのことです。
苫小牧〜室蘭間の電化施設も、キハ143系に置き換えられてからというもの、特急「すずらん」専用となっており、その施設を持て余している感があったのですが、今回の737系投入で、再び本来の活用が再び行われるようになる、といえるでしょう。

一方で、今回の改正ダイヤをみますと、多くの列車で時間変更が実施されているほか、一部の区間列車が削減されたりと、単純な置き換えだけではなさそうです。


意外にも「JR北海道初」となる「ワンマン電車」の737系。
5月20日の投入により、これまた「客車改造の気動車」のキハ143系も見納めとなりそうです。
客車時代より更に長い期間を気動車として活躍してきたこのキハ143系、その日常の姿に触れられるのも、あと1ヵ月ほどなのかな、と思うと若干名残惜しいと感じつつ、このご時世ではあるものの新型車両が投入されることについては、純粋に期待したいところかな、と感じたニュースでありました。




【関連ニュースサイト】
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室蘭線、普通列車のロングシート化が一気に。新型737系、5/20運行開始 | タビリス
JR北海道,5月20日から室蘭本線で737系の営業運転を開始|鉄道ニュース|2023年4月14日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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