この週末の4月15日(土)・16日(土)の二日間、南海高野線・橋本〜高野山間の各駅で、「高野山とふもと ジャパンコーヒーフェスティバル2023春」が開催されました。



この高野線沿線のコーヒーフェスティバル、私自身参加するのは今回で3回目となります。
過去2回(2022春・2022秋)の様子は、下記記事でご紹介していますので、併せてご覧下さい。



このコーヒーフェスティバルでは、チケット(3枚つづり、前売り1,500円・当日1,800円)を購入して参加します。
3枚のうち1枚は、ガチャガチャでくじを引く「運命のコーヒーチケット」で、くじで出てきたお店でのみ利用することができます。

また、参加者は南海高野線・橋本〜高野山間が1日乗り放題の1日フリー乗車券を購入することができますので、様々な駅を乗り降りしながら、各駅で出店しているコーヒー店の味を楽しむことができますし、それと併せて沿線の様子を楽しむことができます。

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▲九度山駅に設けられた受付会場

今回の「運命のコーヒーチケット」は、紀伊細川駅最寄りの八坂神社に出店している「Κυκλοφορία coffee roaster」。
はて、これは何と読むのか?というのがまず第一に思ったのですが、その謎解きも合わせて、紀伊細川駅に向かってみることにします。



九度山駅12:24発の各停で山を登りますが、車内はコーヒーフェスティバル参加者で混雑していました。
これだけ賑わっているだけでも、イベント開催の価値はあるのかな、とも感じています。

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▲下古沢駅で対向列車待ちの各停・極楽橋行き。

九度山駅からおよそ30分、紀伊細川駅に到着します。
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▲紀伊細川駅 駅舎の駅名標

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▲駅名標

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▲紀伊細川駅の駅舎を撮影。
八坂神社のある集落までは、駅から谷を降りることになりますが、かなり下の方に集落が見えてきます。

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▲紀伊細川駅から高野山方面を眺めます。
谷間の集落に、町営住宅が建っています。

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▲紀伊細川駅から八坂神社のまわりを眺めます。
あそこに見える谷まで降ります。

駅から徒歩7分ほどで八坂神社に到着します。
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普段は静かと思われる神社の境内ですが、この日は4店のコーヒーショップが出店していて、コーヒーを楽しむ参加者で賑わっていました。

丁度チケットが3枚あるので、ここで3店のコーヒーを楽しむことにします。

【Κυκλοφορία coffee roaster】
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「運命のチケット」で当たったこのショップ。
読み方は「キクロフォリア」、ギリシャ語で「循環」という意味だそうです。
・・・普通に読めませんが、店主によりますと、コーヒーやお客さんをと通じて循環することで、より良い生活を送っていけることを目指して命名したとのことでした。



【焙煎太郎】
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出品されたコーヒーは「ウォッシュド ペルー」という、ペルーのコーヒーとのことでした。



【西八丁珈琲店】
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3店目は、和歌山県田辺市からの出店の「西八丁珈琲店」。
このコーヒーフェスティバルでは、関西各地のコーヒーショップが出店していますが、和歌山県内のお店は、この3回で初めて味わったお店ではなかったか、と思います。

田辺市秋津町というところにお店を構えておられるとのことですので、機会があれば実店舗も訪問してみたいな、と思いました。



以上三つのお店で、それぞれの味のコーヒーをいただき、およそ1時間後の列車で九度山に戻ることとします。

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▲列車待ちの間に、下り特急「こうや」30000系が入線してきました。
この特急「こうや」、長らく減便が続いてきましたが、4月29日よりいよいよ本来のダイヤでの通常運転が再開されることになりました。


この特急「こうや」とほぼ同じタイミングで到着した各停橋本行きに乗車し、出発地の九度山駅まで向かい、今回の「ジャパンコーヒーフェスティバル」は終了です。



パンフレットによりますと、2019年11月から数えて、今回が6回目となる南海高野線沿線での「ジャパンコーヒーフェスティバル」。
春・秋のイベントとしてすっかり定着した感があり、今回も多数の参加者で列車や会場が賑わっていたのが印象的でした。

南海高野線・山線区間の関係人口(エリア活性化に資する地域住民と多様に関わる人々のこと)を創出するという意味でも大きな貢献を果たし続けていると思う、この「コーヒーフェスティバル」引き続きの開催を期待しながら、今回の参加記録とさせていただきます。



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