広島県広島市のJR山陽本線・瀬野駅に隣接する「みどり口」駅と「みどり中央」駅をむすぶ「スカイレールサービス」。
正式には「スカイレールサービス 広島短距離交通瀬野線」というそうです。
住宅団地「スカイレールタウンみどり坂」への交通機関として1998年に開業しました。
端から見るとスキー場のゴンドラのような感じですが、これもれっきとした「軌道」でありますので、乗りつぶしの対象路線であります。
昨年のゴールデンウイークの際、このスカイレールに乗車しようと瀬野駅からみどり口に向かうと、そこで「終日運休」の知らせを知って愕然としたことは、下記の記事でご紹介しました。
勿論再訪を誓ったわけでありますが、その後昨年末、このスカイレールが2023年12月末をもって廃止となることが決定しました。
住宅団地への公共交通機関でありますので、「廃止される訳がないだろう」と思っていた節は若干なりともあったのは事実でした。
廃止の理由は維持費を含めた採算性とのことで、開業から25年を経過し、設備更新にも多額の費用がかかることも踏まえての廃止の決定だと感じました。
そうなりますと、何としてでも2023年中にスカイレールに乗車しなくてはなりません。
いっぽう、公式Webサイトも無いことから、事前の運休告知も分かりづらい点もあります。
そんな困難な状況の中、再度の訪問で無事乗車することができたのか。
…結論を先取りしますと「無事完乗できました」。
以下、乗車した際の様子をご紹介していきたいと思います。
一年ぶりに訪問したスカイレールみどり口駅。
今回は、改札口にはコーンもポールも無く、きっぷを買えば乗車することができます。
券売機で乗車券を購入します。
スカイレールの乗車券は、QRコード方式で、改札口のリーダーにかざして入場します。
ホームに上がると、ゴンドラが1台停車していました。
定員は25名、着席定員は8名でした。
12時30分発の列車は、私も含めて合計4名で出発しました。
ゴンドラは、ひたすら急な坂道を登っていきます。
これだけの急勾配をクリアする手段として、この「スカイレール」という方式が選ばれました。
終点の「みどり中央」までの所要時間は約5分。
乗った感想は「スキー場のゴンドラ」とでも言いましょうか。
車内はこんな感じでした。
車両となるゴンドラがスキー場のそれを容易に連想できるのは言うまでもなく、加えて加速の際に後方に引っ張られる感覚も、まさにスキー場、といった感じを受けました。
既存の公共交通機関で言えば、懸垂式ということから湘南モノレールが近いのかな、とも感じました。
折り返し、12時45分発の列車でみどり口へ向かいます。
みどり中央からみどり口までの約5分間の乗車を動画に記録してみましたので、こちらも併せてご覧ください。
みどり口駅に到着後、みどり中央方面を眺めてみます。
勾配の大きさに驚く方も多いのではないのでしょうか。
以上が、スカイレールサービスの乗車記でありました。
冒頭に記したように、折角現地を訪問したにも関わらず設備点検のため終日運休という、泣くに泣けない理由で乗りつぶしを断念してから約1年。
その思いを果たすことができ、嬉しい気持ちであります。
このスカイレールですが、今年のGWにも点検のため終日運休となっています。
運休日は5月3日(水・祝)と5月4日(木・祝)の二日間です。
▲今年の5月3日〜5月4日に「ロープの切詰工事のため」終日運休となっています。
訪問予定の方がご注意ください。
運休情報は、公式Webサイトが無いため、入手する方法が本当に限られますが、下記記事(再掲)でご紹介した方法がまだ、事前に情報が得やすいのかな、とも思いました。
●阪和線の沿線から : 【スカイレールサービス】2022年4月29日〜5月3日は運休。公式Webサイトが無い路線で事前に運休日を確認する方法とは?
スカイレールサービスの廃止まであと8ヶ月ほどですが、最近は廃止のニュースを聞きつけて訪問する鉄道ファンも増えている模様です。
スカイレールサービスの駅にはこんな注意書きも掲示されていました。
「鉄道ファン」とは名指しはしていないものの、「撮影マナー」を守る、という趣旨と、このタイミングでの掲示ということを併せて考えると、廃止間際のファン向けへの注意喚起、と考えるのが妥当でしょう。
一両あたり25人しか乗れないという、一般的な鉄道車両とは少し勝手が異なる乗り物ですので、乗車・記録の際には他の路線以上に利用者に十分配慮して楽しみたいものであります。
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正式には「スカイレールサービス 広島短距離交通瀬野線」というそうです。
住宅団地「スカイレールタウンみどり坂」への交通機関として1998年に開業しました。
端から見るとスキー場のゴンドラのような感じですが、これもれっきとした「軌道」でありますので、乗りつぶしの対象路線であります。
昨年のゴールデンウイークの際、このスカイレールに乗車しようと瀬野駅からみどり口に向かうと、そこで「終日運休」の知らせを知って愕然としたことは、下記の記事でご紹介しました。
勿論再訪を誓ったわけでありますが、その後昨年末、このスカイレールが2023年12月末をもって廃止となることが決定しました。
住宅団地への公共交通機関でありますので、「廃止される訳がないだろう」と思っていた節は若干なりともあったのは事実でした。
廃止の理由は維持費を含めた採算性とのことで、開業から25年を経過し、設備更新にも多額の費用がかかることも踏まえての廃止の決定だと感じました。
そうなりますと、何としてでも2023年中にスカイレールに乗車しなくてはなりません。
いっぽう、公式Webサイトも無いことから、事前の運休告知も分かりづらい点もあります。
そんな困難な状況の中、再度の訪問で無事乗車することができたのか。
…結論を先取りしますと「無事完乗できました」。
以下、乗車した際の様子をご紹介していきたいと思います。
一年ぶりに訪問したスカイレールみどり口駅。
今回は、改札口にはコーンもポールも無く、きっぷを買えば乗車することができます。
券売機で乗車券を購入します。
スカイレールの乗車券は、QRコード方式で、改札口のリーダーにかざして入場します。
ホームに上がると、ゴンドラが1台停車していました。
定員は25名、着席定員は8名でした。
12時30分発の列車は、私も含めて合計4名で出発しました。
ゴンドラは、ひたすら急な坂道を登っていきます。
これだけの急勾配をクリアする手段として、この「スカイレール」という方式が選ばれました。
終点の「みどり中央」までの所要時間は約5分。
乗った感想は「スキー場のゴンドラ」とでも言いましょうか。
車内はこんな感じでした。
車両となるゴンドラがスキー場のそれを容易に連想できるのは言うまでもなく、加えて加速の際に後方に引っ張られる感覚も、まさにスキー場、といった感じを受けました。
既存の公共交通機関で言えば、懸垂式ということから湘南モノレールが近いのかな、とも感じました。
折り返し、12時45分発の列車でみどり口へ向かいます。
みどり中央からみどり口までの約5分間の乗車を動画に記録してみましたので、こちらも併せてご覧ください。
みどり口駅に到着後、みどり中央方面を眺めてみます。
勾配の大きさに驚く方も多いのではないのでしょうか。
以上が、スカイレールサービスの乗車記でありました。
冒頭に記したように、折角現地を訪問したにも関わらず設備点検のため終日運休という、泣くに泣けない理由で乗りつぶしを断念してから約1年。
その思いを果たすことができ、嬉しい気持ちであります。
このスカイレールですが、今年のGWにも点検のため終日運休となっています。
運休日は5月3日(水・祝)と5月4日(木・祝)の二日間です。
▲今年の5月3日〜5月4日に「ロープの切詰工事のため」終日運休となっています。
訪問予定の方がご注意ください。
運休情報は、公式Webサイトが無いため、入手する方法が本当に限られますが、下記記事(再掲)でご紹介した方法がまだ、事前に情報が得やすいのかな、とも思いました。
●阪和線の沿線から : 【スカイレールサービス】2022年4月29日〜5月3日は運休。公式Webサイトが無い路線で事前に運休日を確認する方法とは?
スカイレールサービスの廃止まであと8ヶ月ほどですが、最近は廃止のニュースを聞きつけて訪問する鉄道ファンも増えている模様です。
スカイレールサービスの駅にはこんな注意書きも掲示されていました。
「鉄道ファン」とは名指しはしていないものの、「撮影マナー」を守る、という趣旨と、このタイミングでの掲示ということを併せて考えると、廃止間際のファン向けへの注意喚起、と考えるのが妥当でしょう。
一両あたり25人しか乗れないという、一般的な鉄道車両とは少し勝手が異なる乗り物ですので、乗車・記録の際には他の路線以上に利用者に十分配慮して楽しみたいものであります。
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